20255月 中村祐司の教育日誌

 

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25/05/01.Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

連休の合い間のせいか、少なめの受講生。その分、教員-受講生のやり取りができた。前回の授業の振り返り(授業課題)、教科書課題(テキストの該当箇所)、そして次回の授業課題作成に向けて授業の臨む受講生の向き合い方が定着しつつある。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

こちらは教科書がない分、授業課題と資料課題の二本柱でシンプルに進める。手書きの受講生がいて最初は意外だと思ったが、考えた末の向き合い方なのだろう。学びの度合いがデジタルオンリーよりは深まるのではないかと思った。

 

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25/05/07.Wed.

 

行政学

連休明けいきなりの水曜日振替授業。席配置は試行。連休の恩恵はなく、今回が2日遅れ、次回が2日早まりの授業となっただけともいえる。1週間空いてしまうよりは、その方がリズムを保てる気がした。レジメは分離型の政府間関係、原稿ファイルはこれまでの地方創生について。そして教科書課題はコラム(地方からのつぶやき)3本(対話形式)。最後の相互関税をめぐるインタビュ記事を取り上げた。

 

地方自治論

2コマはラベル付き図書の返却(何だか肩の荷が下りた)。ほっとしたのか教科書を間違えて持参。原稿ファイル課題(野党の参院候補について)では教員の話が止まらなくなってしまった。初夏を思わせる気候の中、新緑があまりにも気持ち良くて、最後の30分ほどブラインダーを上げて対話形式で進めた。席配置は試行だが、行政学と同じく、次回以降毎回グループメンバーを変える形で進めることとした。

 

コミュニティデザイン演習・博士後期課程指導

先週よりも少人数。地方公務員試験が早期にも行われたのが理由。3年生からテーマ設定をめぐる話題提供。外側から枠をはめることはしない。思いっきり伸び伸びとゼミ論作成に向き合ってほしい。今回は二つのテーマ案をめぐりやり取りが中心のゼミとなった。

 

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25/05/08.Tues.

新入生セミナー

Teamsオンラインでゲストスピーカーとはつながったのだが、肝心の先方からの声が聞こえない。何回ややり直して事なきを得たが非常に焦った。機材はある意味で恐いと思った。ただ資料の理解や質疑応答はしっかりできたと思う。受講生からは若い世代の新聞メディア感が伝わってきた。

 

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25/05/12.Mon

 

行政学

レジメは省庁の官房系統組織について。予め板書しておいたのがよかった。教科書(田中長野県政)や原稿ファイル(政党の統一地方選政策)についても理解してくれたはず。短時間だが対話型振り返りの機会を2回持った。コラム原稿(空き家問題)も紹介。

 

地方自治論

三つの柱ごとに対話型討議の時間を設けた。教科書は行政提供の震災復興政策をめぐる住民認識、原稿ファイル課題はデジタル行政をめぐる集権と分権、当日掲載は原稿ファイル(空き家問題)。毎回グループメンバーは変わるので、瞬間的な一期一会の貴重な機会でもある。

 

コミュニティデザイン演習・博士後期課程指導

 社会人博士院生が顔を出してくれる。実質ゲストスピーカーとして研究内容を紹介してもらい、残った時間で進路も含めた質疑応答。研究面でも通常の参加メンバーだけではなかなか難しい有益な視点を得ることができた。朝からめいっぱいで疲労は隠せなかったが、心地良い疲れでもあった。

 

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25/05/13.Tues.

 

新入生セミナー

 宇都宮市若手職員3名が訪問し学習支援と朝活の情報提供と募集。キャリアデザイン講習と研究室訪問で時間終了。毎回変わるグループメンバーの表を作成しておいてよかった。新入生にとっては貴重な顔合わせの機会ともなっていて、毎回何らかの形で対話の時間を確保したい。

 

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25/05/15.Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

連休を挟んだため2週間ぶりの授業。授業課題は前回の振り返りなのでゆっくり気味に進めた。教科書課題は部活動間連携など。予めのノート記載が大切だ。同時に授業課題の大切な要素であるファイル原稿も読み込んできてほしい(前回と同様の地域スポーツ協働)。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

本務校のオムニバス授業で得た受講生意見をヒントに、「スポーツ×〇〇」の絞り込んだ具体例を受講生全員で考えさせる。発案には苦労したようだが、名前と顔の一致に努めつつ、教員との何往復ものやり取りができたのがよかった。

 

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25/05/19.Mon

 

行政学

レジメは取締活動体制のところの説明時間を取り過ぎたかもしれない。教科書課題が終わった時点で残り10数分。ここで慌てたのがいけなかった。原稿ファイルの対象を地方自治論と間違えてしまった。次回は原稿ファイル課題にこれを含めたフォローを忘れずに。座席を毎回変える件については今回で定着したようだ。

 

地方自治論

教科書課題(震災復興機能)にしても原稿ファイル(個人の政策と政党の政策)にしても受講生の読み込みと感想に感心し、つい行間について熱く語ってしまった。自分が活字にしたものを取り扱う醍醐味とやりがいをあらためて認識できた。こうしたやり方を積み重ねていこう。

 

コミュニティデザイン演習・修士課程・博士後期課程指導

 卒論生にとっては進路活動の隙間を縫った形での卒論への取組となるの止むを得ないだろう。問題意識と関心が大切。空いた時間で急遽自分が書いたものを提示した。他者作成のものではどうしても気持ちの入り方が違ってくる。急遽教員提供の話題を変えてよかったと思う。

 

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25/05/22.Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

教科書課題をめぐる受講生の反応が少しずつ鋭敏になってきた印象だ。スポーツ震災復興をめぐる連携・牽引を俯瞰視する発言があったのは嬉しい。資料ファイル(東京五輪関連)の内容についても数々の難題に直面したことを理解しているので、受講生自身で問題意識を整理できたようだった。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

振り返りの授業課題の後で、東京五輪の汚職・談合問題をガバナンスの機能不全の視点から取り上げる。正面から問い掛けたのがよかったのか、授業終了後に複数の受講生から質問があり、大規模スポーツイベントの底流にある課題について、掘り下げたやり取りができたのもよかった。

 

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25/05/26.Wed.

 

行政学

前回原稿ファイルの対象を間違えたので、これを逆手に取って進め方を変える。硬めの内容であるレジメと前回分原稿ファイルを前半に、今回の地域コラムを書評ファイルを後半に持って行った。対話型振り返りも少しずつ軌道に乗ってきたようだ。次回の中間試験問題を作成しなければ。

 

地方自治論

教科書課題(震災情報機能の結節点)と原稿ファイル課題(デジタル田園都市構想)の両方で複数の受講生からノート記載の報告を受け、行間の説明を行う。思いの外時間の余裕ができて当日提示のコラム原稿に入る(研究室書籍をめぐる課題)。この授業でも次回は中間試験だが、暗記は課さない。

 

コミュニティデザイン演習・博士後期課程指導

つくづく今年度前期の2コマをリタイアしてよかったと思う。4コマ連続では体力がもたなかっただろう。ゼミ論も本格化。感性あふれる多くの視点が提供されとても興味深かった。まちづくり提案についても市のHPを見て確認。今日から始動となった。

 

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25/05/27.Tues.

 

新入生セミナー

 レポートについて2回目。体裁と同時に、まずは問題意識が重要だと強調した。テーマ探しをめぐる班ごとの対話。教員が直近で作成した原稿を提示(政治はフォロー型機会の平等を)。最後にコラムも紹介(2週間毎に提示予定)。ほぼ順調に進んでいるのがありがたい。

 

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25/05/29.Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

前回の授業課題から入る。実質振り返りとなる今回の授業にスムーズにつなげることができる。教科書課題はスポーツ事業貢献。事例にも入る。原稿ファイルをその続きといった内容で、説明しながらスポーツ震災復興の意義と継続することの難しさを再認識できた。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

水分の補給を意識しなければいけない、喉の渇く季節となった。久しぶりに板書を使って、受講生と一緒にスポーツを含む三つ以上のセクター間のコラボ提案に取り組む。次回も同じテーマでやるのは難しいかも。関連の資料を用意して、それを追加資料として掲載する必要がありそうだ。

 

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