2025年4月 中村祐司の教育日誌
25/04/10.Thurs.
スポーツ社会学(白鴎大学)
何年やっても初回は相当緊張するものだ。導入は話すつもりのなかった相互関税(スポーツ産業への影響も)。教科書課題と授業課題(資料含む)について丁寧に説明したつもりだが、教科書の使用は少し出遅れそうだ。今年度はとくに自分がこれまで書いてきたものを中心に進めていきたい。
スポーツ行政論(白鴎大学)
初めての教室。教科書は使わず、資料課題と授業課題が柱。社会学の受講生にとってはややわかりづらいだろうが、回数を重ねていくうちに解消するはずだ。ガイダンスで終わってしまうと、本日の授業課題に受講生が対応できなくなってしまうので、後半はスポーツセクターの変容とコラボ事業について慌て気味に力説してしまった。
地域デザイン実務T
初回ガイダンス。新入生学科担任なので少し気になって、この日の1年生の授業スケジュールを見ると2コマから連続。しかし疲れた雰囲気を感じさせないのは若い世代特有のエネルギーのせいなのだろう。概要を丁寧にわかりやすく説明したつもり。ゲストスピーカーを招く次回以降6回が本番だ。
25/04/14.Mon.
行政学
今年度は資料提示について予めの全面公開に踏み切ったので、その趣旨(とくに慌てて先に進まないよう)を丁寧に説明した。初稿ファイルについても本を掲げながら理解を求めた。現在行政学(今日は相互関税)についても言及していきたい。レジメはポイント1(福祉国家)が対象(これで20分の1に相当)。
地方自治論
最初はマイケルサンデルがインタビュで述べた、分断克服の鍵は「公園での対話」にあるとの指摘紹介から。行政学と同じく原稿ファイルを全回分公開(第6回が抜けていて飛ばしたかと焦るも、結局問題なし)。次回は二つの課題をもとに受講生のやり取りから入りたい。座席についても行政学と同じく、連休明けから指定の予定。
初回顔合わせ。ゆっくり気味に自己紹介できたのがよかった。ここに来て人数的に最適規模になったのでは。ただ、参加が難しい社会人博士院生とはたとえ年1回となってもぜひ交流の機会を持ちたい。研究室活動のスケジュールも固まる。これに沿って、委縮せずに皆が伸び伸び研究に向き合っていけるゼミにしたい。
25/04/15.Tues.
新入生セミナー
初回。いろいろと伝えることがあったし、冊子の配布もあった。席替えを毎回行うこととする、早速座席表のミスが発覚。新入生は今後の進め方の大方の流れを把握できたのではないか。
スポーツ社会学(白鴎大学)
教科書持参の受講生が増えたきたが、中身については次回以降か。授業課題というべきところ「資料課題」で進めてしまい少し混乱。地域プロスポーツ、生涯スポーツ、スポーツ震災復興といったキーワードを常に意識した授業にしていきたい。
スポーツ行政論(白鴎大学)
人数が多めのゼミのような雰囲気。スポ社で間違えそうになった、授業課題と資料課題の二本柱はこの授業のことだ。その意味ではスポ社よりもややシンプルとなる。地域プロスポーツの財務と社会貢献を対象とした原稿を紹介。新聞切抜きなどは抑制気味にして行間まで踏み込んでいくような授業にしたい。
地域デザイン実務T
4コマに自治体関係の打ち合わせを入れたので、ハードスケジュールでのゲストスピーカー初回の授業。教え子である講師の熱意が受講生に浸透したような教師冥利の時間となった。年齢的にちょうど20年間隔の三層といった感じ。貴重な多世代間コミュニケーションの場ともなった。
25/04/18.Fri.
地域デザイン学序論
資料用意に手抜かりはなかったが、今週は疲れをひきずったままオムニバス授業の担当回に臨んだ。ところが後半の対話形式での事業提案模索が活発で、大人数の新入生から逆に元気をもらえた。やる前から変に後ろ向きにならず、まずは誠意を持ってやってみる。諸雑務の向き合い方にも応用が効きそうな収穫を得た。
25/04/21.Mon
行政学
レジメ全部を予め提示したことで、今後、全体の中でのポイント(分離の規範)の位置づけが把握しやすくなるに違いない。その後教科書課題(地方分権)、原稿ファイル(自治基本条例)と進めた。座席表は連休明けからにしたい。
地方自治論
教科書品切れという思わぬ落とし穴に直面。授業を中断して生協での対応を確認し電話で直接出版社と話し合った。増刷断念と判断。授業では原稿ファイルを用いて対応する旨を受講生に説明。ところが授業終了後、果たして原稿ファイルがパソコンに残っているか急に不安になる。次のコマ、峰キャンパス受講生が意外と多いことも判明し、対応続きの時間となった。
コミュニティデザイン演習・修士課程・博士後期課程指導
昨年度と同様、研究室メンバーが何に関心を持って、どのような研究を行っているのかを共有することからスタートした。久々の小規模ゼミで、ゼミ生・院生との距離が近くとてもやりやすい。ゼミ3年生は連休が終わるまでは自らのテーマ探しとなる。
25/04/22.Tues.
新入生セミナー
履修科目の確認と、かなり苦労して作成したプロフィール(受講生と記載とを合わせるのが大変だった)を提示し、対話に重きをおいて進める。全学的にやることはしっかり押さえたいが、自分の色も少しは出したい(「朗読の時間」)。出だしは受講生の反応など上々であった。
25/04/25.Thurs.
スポーツ社会学(白鴎大学)
授業課題は前回の振り返り、教科書課題は該当箇所の予習が重要となる。いずれも受講生との対話形式で進められてよかった。前者では震災復興にスポーツが果たした役割、後者ではスポーツ推進委員の変遷を紹介する中で、世代交代、若者世代への引継ぎの大切さを強調した。
スポーツ行政論(白鴎大学)
同じく授業課題から入る。ほぼ全員がやってきていて、やり取りで盛り上がる。資料課題(東京五輪選手と子どもたちとのつながり)についても、五輪の成否をめぐり受講生から率直な反応を聞くことができた。授業展開の中で二分論に陥らなかったのもよかった。こうした進め方で連休前もうひと頑張りだ。
この前のコマに峰での研究会(スポーツ振興部会)が入ったため、必死で自転車を漕ぎ、ゲストスピーカーを迎える。教室に入り、余裕を持って始められるとひと息ついた瞬間、何とノートパソコンのネット接続トラブルに見舞われる。慌てて研究室に戻り出席の設定をして、ファイルを保存して何とか10数分の遅れでスタート。前半は地方財政をめぐる簡潔にして仔細漏らさずの講話、後半は仕事内容をめぐる率直なやり取り。受講生には貴重な痕跡が残ったはずだ。
25/04/28.Mon
行政学
地方自治論ばかり気にかけてきたが、行政学でも次のコマの授業が峰キャンパスである受講生が数名いた。原則10時終了として、その分、説明の中身を濃くしていこう。レジメは恒例のギューリック。今年度はポイント間のつなぎの説明を大切にする。教科書課題(公務員制度改革)を引っ張り過ぎたか。慌て気味に原稿ファイル課題、そしてコラム朗読へと進む。次回が連休明けの水曜となる点に注意。それまでに席の配置表を用意しておかなければ。
地方自治論
ようやく3回目で教材が揃ったことになる。教科書課題(2回分)を丁寧気味に進める。きちんとやってきている受講生が多かった。連休明けは受講生間の対話も含めたい。原稿ファイル課題についてはとくに初出や全体の中での位置づけなどを最初に押さえておいた。当日掲載のコラムファイルも授業にアクセントを付ける上で必須。
コミュニティデザイン演習・修士課程・博士後期課程指導
就活や学会関係で2名が欠席。おそらく宇大赴任以来の最小規模のゼミとなったが、これも互いの距離や親近感が生じ、なかなかいいものだった。ただ人数の多寡に関係なくやるべきことはやる。博士院生からの報告と教員からの話題提供(スポーツコラボの新たな視点、論文への臨み方や書き方など)。次回は来週水曜なので月曜の場合、最も連休を感じさせない授業スケジュールである。