20251月 中村祐司の教育日誌

 

---

 

25/01/06. Mon.

 

外国語文献講読

今や大学は小中学校よりも早く新年の授業が開始される。”Japan readies itself to vote, but it’s not exactly clear why“を読む。昨年1019-20日の衆院選前の社説だが、当時のJapan Timesのシビアの評価がその後の展開と相俟って非常に興味深かった。受講生「全員」で新年の授業スタートを切れたのが大きい。

 

スポーツ・余暇政策

ネット接続は快調。教科書は地域スポーツによる震災復興の後半。受講生による真摯な感想の記載に感銘を受ける。自著の教科書をこれだけ読み込んでくれ嬉しい。資料は近隣の高校生による本格的なLRTまちづくり。受講生には大いに刺激になった様子。当日資料は自分のコラム(LRT)など。

 

ゼミ・修論・博論指

昨日慌てて13月の活動予定を整理。記載間違いが目立ったが、年始めのゼミで提示できてよかった。複数メンバーの体調悪化が気掛かりだが、まちづくり提案の研究室HP掲載、修論審査をめぐる指導、投稿論文指導など学部生・院生も各々が喫緊の課題を乗り越えていってほしい。

 

---

 

25/01/20. Fri.

 

外国語文献講読

“BRICS once again meet to complain and vent frustrations”を読む。BRICS脅威論一辺倒かと思ったら、さすが社説の思考というか、内部の不協和音到来の予測など、なるほどと思った。この授業の柱は安易に「まあいいか」と読み飛ばさない粘りの姿勢にある。

 

スポーツ・余暇政策

教科書はまるまる一つの章を対象とした。足を動かして現場に入り、関係者に接触することの大切さを改めて再確認した。気のせいか受講生の応答もより真剣だったような。後半はLRT活用をめぐる五つのグループ毎の提案。急な思い付きだったが協働版機能を使ってみた。このやり方も悪くないのでは。残り時間が少なくなったが、出し惜しみせずに自筆コラムと、生き方を子どもから教わる短い特集二つを紹介。

 

ゼミ・修論・博論指導

まちづく提案のHP掲載作業と修論審査スケジュールの確認。今回を含めあと3回と最終コーナーを回った。しかし、発表会など行事はこれからだ。目の前の活動課題を一つ一つ丁寧にやっていくしかない。

 

---

 

25/01/27. Mon.

 

外国語文献講読

比較的暖かい日が続いたと思ったら、寒さがぶり返した。“The balance of power shifts in Japan’s politics”を読む。前半は順調に進んだが、後半読みにくい2箇所に直面(credit A to Bの掛かり方と、文末の副詞と前置詞regionally and in globalの掛かり方)。しかし粘って読み解き、奥深い記載だと納得できた。

 

スポーツ・余暇政策

教科書は最終章。2014年段階での復興課題の捉え方について各グループ内で個々に提示させる。後半は日光バリアフリーマップを用いて、これも同じように紹介させる。そこからの議論の広がりはなかったものの、向き合い方の視野が広がればよしとしたい。

 

ゼミ・修論・博論指導

事前に連絡のあった1名を除き、欠席がないことを祈りながら教室に入る。全員揃い、来年に向けての卒論関係、修論審査対応、学会投稿論文など今後の活動のポイントについて全員で共有した。

 

ゼミ・修論・博論指導

学科の卒論がほぼ出揃ったので、ゼミ生に社会システム領域などの卒論を紹介。発表会についても日程確認。修論審査でのコメントを受けた指導。博士院生には投稿論文先も含めて今後の論文作成についてのスケジュールを確認した。研究室活動も残すところ、今年はあと1回だ。

 

---

 

25/02/03. Tue.

 

外国語文献講読

最後は全員(といっても少数だが)が揃う。”Prepare for a bumpy ride in a second Trump term”を読む。某テレビ局の「楽しくなければテレビでない」ではないが、「楽しくなければ授業でない」風潮の中、それとは真逆で地味なこの授業こそ、本来のあり方かもしれないと思った。

 

スポーツ・余暇政策

最終回は教科書が不要で、何だか少しぽっかり穴の空いた気がした。最終課題をグループ毎に共有。当日提示資料では教育作成の2本のコラムを朗読。受講生の反応からも活字のもつ豊富なコンテンツが伝わったのではないか。最後はノートパソコンもスマホもカバンにしまって、「これからの私」というテーマで対話。受講生もそして不思議なことに教員も胸がすっきりした気持ちになった。

ゼミ・修論・博論指導

新年度(2025年度)の4月までの研究室課題を提示。正式な活動はだいぶ先となるが、全員に向き合う課題がある。教員にも年度内の指導課題がまだあるものの、どうにかこうにかここまで来られたことを素直に喜びたい。

 

---

 

研究室トップへ