202411月 中村祐司の教育日誌

 

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24/11/11. Mon.

 

外国語文献講読

今回から年内は週1回月曜のペースで進む。この段階で受講生増加。”Pager bombs just add more fuel to the Middle East fire”を読む。終盤での時期の捉え方が難しかったが、ヒズボラ-ハマス-イスラエルの構図を把握することができた。

 

スポーツ・余暇政策

教科書課題(震災復興地域スポーツ連携)と資料課題(野党間連携)を早過ぎず遅過ぎずといった感じで進める。やはり受講生間の対話は必須だ。当日資料の新聞切抜きも紹介。この授業もようやく本来の1週間ペースで行けそうだ。

 

ゼミ・修論・博論指

まちづくり提案、修士論文、投稿論文、いずれも締切が迫る中、大切な時期を迎えた。自主ゼミ的な時間の確保も含めて、着実にゴールに向いたい。文献・資料のまとめとそれに対する考察、そして足を運んでいる現場の情報とそれに対する分析。論文の柱はこの二つだ。

 

政策形成と協働(大学院修士授業)

地方創生とその担い手としての労働組合に焦点を絞って教員から話題提供。国籍に関係なく労働者は労働者なのであり、その意味では受講生の問題関心にも直結する内容となった。

 

政策ガバナンス特論(大学院博士授業)

受講生1名から報告。各々のやり取りの中で、これまでテーマを大きく捉え過ぎていた、と気づく。まずは理屈抜きで「これがやりたい」題目があって、ここから説き広げていく研究スタンスの大切さを再認識できた。

 

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24/11/18. Fri.

 

外国語文献講読

ようやく1週間毎の月曜授業のペースが掴めてきた。“Ukraine makes impressive gains, but the war won’t stop”読む。”the Ukranian military presence in Russia”がもたらす危険性の背景が理解できた。今回のようなリズムで毎週丁寧に読み進めていきたい。

 

スポーツ・余暇政策

教科書課題ではスポーツを通じた草の根の震災復興事業を把握するための類型化の必要を強調。資料課題では社会的ウェルビーイングをめぐるシンポジウムから、個々の受講生の実践に絡めて考えさせた。当日資料(書くことなど)に入る前に次回課題についての説明を挟んだ。この授業でもようやく進捗のリズムが出てきたようだ。

 

ゼミ・修論・博論指導

前回(初回)は年内のスケジュールを設定したので、今回から本格的にスタート。修論作成報告は明暗を分けたと感じた。結論に至るプロセスが大切だ。まちづくり提案についてもメンバーが揃い、いよいよこれからだ。政策状況を前向きに捉え、ぜひ独自のアイデアを出せれば。

 

政策形成と協働(大学院修士授業)

受講生から地域多文化共生のシンポジウム参加について報告。外国籍市民にとって日本語という言葉の壁が実感をもってた伝わってきた。近年、日本語以外のコミュニケーション世界が苦しくなってしまった。たとえ会話がどうにかなっても研究レベルとなると、もう届かないという感じだ。せめて1コマの時事英語を通じ、リーディングだけでも自分の中途半端な力量を保っていこう。

 

政策ガバナンス特論(大学院博士授業)

寒さが本格化しつつある時期となる中で、少し早めにスタートできて正直ありがたい。受講生が英語で報告(災害に備えた食料備蓄と生活の質との関連)。報告の大意を把握するので精一杯で、質問はそれなりに浮かんで来るのだが、それを英語で話すとなると早速「壁」に直面。途中から日本語に切り替わったが、今度は問題意識をめぐる理系と文系の「壁」に直面。それでも融合視点の醍醐味を感じることができた。

 

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24/11/25. Mon.

 

外国語文献講読

“The Middle East remains on the precipice of a wider war”を読む。着実に読み進めたが何と途中でネット接続が不調に。原本を研究室まで取りに行くも今度は老眼の「壁」が。次回以降は念のため、ファイルはノーパソコン本体に保存しておかねば。”pay dividends”の訳がどうもしっくりこなかったが、終了後に英和活用辞典の例文に「得になる」「役立つ」とあり納得。

 

スポーツ・余暇政策

教科書課題では要約ではなく発想や提案を問う形で進めている。資料課題は地域密着型プロスポーツによる社会貢献。当日資料は秘境地の図書館など。なぜだかわからないが、この時間はネット接続の中断はなく、ほっとする。

 

ゼミ論・卒論・修論・博論指導

3コマが所要で埋まってしまい、疲労を隠せないまま臨む。まちづくり提案、修論、投稿論文とすべてが大詰めだ。教員自身もなかなかゆったりできないものの、一方でゆったりした瞬間に何もできなくなるのではという心配もある。季節変わりの今の時期、体調の維持は重要。

 

政策形成と協働(大学院修士授業)

書籍原稿校正中の原稿からコラム扱い2本を紹介。つくづくサイバーセキュリティの問題は進展が一筋縄ではいかないと再認識する。説明足りずの箇所も見つかり、書籍原稿2校に向けて油断は禁物と思い直した。

 

政策ガバナンス特論(大学院博士授業)

同じくコラム扱い2本を紹介。室内にいても日が暮れると一段と寒さが増してくるようになった。コンクリート建物でも北側はとくに冷える。能動的サイバー防御とサイバー民主主義の意義を受講生と一緒に探る内容となった。

 

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