20231月 中村祐司の教育日誌

 

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23/01/16. Mon.

 

外国語文献講読

”Our future artificial intelligence overlords need a resistance movement”, “U.N. treaty must tackle production of problematic plastics, Japan says”, “Donation bill banning coercion clears Japan’s Lower House”を読む。とくに1本目の開発コードの透明性がAIの悪利用を誘発する危険があるとの指摘には、どきりとした。この授業は地道だが実のあるものとなっているのは確かだ。

 

スポーツ・余暇政策

1コマ目とは対照的にこの授業では受講生の感性や対話を引き出すのが目的。新年初回は冬休みの余暇体験をめぐる提出エッセイをもとにまずは内容を読ませた上で、1グループ4名での対話を行った。その間に教員も集中して精読。限られた時間の中でいくつか取り上げて、率直な感想を述べた。新聞雑感についても同様なスタイルで進める。テーマをめぐる課題提出は次回で最後だ。

 

ゼミ論・卒論・修論・博論指導

直前になっていろいろと考えた末、少し苦し紛れに、修論生と卒論生を除く残りの2回の柱を論文作成に当てることにした。過去にない形で一つの目標を明確にした形だ。研究室での発表会を行わなくても、卒論発表会やリフレクションには3年生も参加するし、修論発表会には院1年生も参加するので補える、との考えもあった。もちろん、メンバー個々の間での情報交換などはこの時間帯にどんどん盛り込んでいきたい。ゼミ終了後にわざわざ来てもらった博士後期社会人院生に感謝。

 

政策ガバナンス特論(大学院博士課程授業)

最終回は目次の提出。とっさに研究室所属の社会人院生にも加わってもらう。やり取りを聞いていて、結果的に中身がより濃密になった気がした。専門領域やテーマは異なっても、体系的な思考の構築は並大抵でない知的作業となる。教員も含めてそれに向き合う勇気をもらえる時間となった。

 

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23/01/23. Mon.

 

外国語文献講読

関東地方でも明後日午後から大寒波とのことで、その兆候か寒さが厳しい。そうだとしても残り2回の授業を欠かすわけにはいかない。“A war-ravaged economy adapts to survive””Families moving out of Tokyo to get up to 1 million per child”を読む。前者のNew York Timesの記事は、数字には現れない実の部分でのウクライナ経済について知ることができた。受講生の予習には確実なものがあり、ぜひ最後まで貫いてほしい。

 

スポーツ・余暇政策

3年間に及ぶマスクとの付き合いに注目し、課題ではマスクを前提としたコミュニケーションの在り方をテーマとし、受講生に問い掛けた。予想に反して、実用・技術的な対策ツールの提案と同じくらい、他者との直接的意思疎通をめぐる考察があった。この春からマスク装着が不要となりそうだが、その実際とのギャップが生じるかもしれない。テーマ別課題を取り扱うのは今回が最後。次回最終回に向けた課題は、これまで積み上げてきた記載の推敲がメインとなる。新聞雑感については迷ったが、最後まで行うこととした。

 

ゼミ論・卒論・修論・博論指導

社会人院生の仕事経験・実績・知見など学部3年生などに直接話してもらう機会を別教室で急遽設けた。留学生を対象に論文作成において必須事項(問題意識と得られた知見を自分の文章で書くこと)を説明。シンプルなこの不可欠ルールをぜひ堅持してほしい。残すはあと1回。同時に一堂に会するのも今年度はあと1回。卒論発表会やリフレクション、修論発表会などで研究室の複数メンバーとは来月も接する。

 

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23/01/30. Mon.

 

外国語文献講読

 最終回は、“Why America doesn’t know how to stop school shootings”, “Even with the EV boom, the U.S. need for oil is still climbing”, “Survey highlights struggles faced by Japan’s female politicians”, Tokyo inflation hits 4%, indicating stronger price trend than thought”を読む。行き詰る米の銃規制、石油消費に及ぶEVとプラスチックの正反対のベクトルなど、英語の勉強以上に社会・産業政策を学ぶ要素があると感じた。

 

スポーツ・余暇政策

最終回は豊穣感を持った振り返りの時間とした。週1回のペースでの課題提出の積み重ねが“ノート”に結実した形となった。充実感に加えて、次回の課題やグループでの結論を課さない解放感が、これまでにない各グループ(3人構成)における濃密な対話につながった。来年度もこのスタイルでいきたい。

 

卒論・修論・博論指導

研究室一同が集まる活動として今年度最後となった。研究室を離れるメンバーから一言ずつもらう。教員は全部だが、メンバーが部分的に関わる年度内の活動についても整理。その後、来年度の開始を見据えた必要情報を提供し確認した。写真撮影では遠近法的な妙味が加わり、傑作が誕生した。

 

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