20181月 中村祐司の教育日誌

 

 


 

 

18/01/15. Mon.

 

 

地方自治論

2018年初の授業。今月29日提出の社会科学系コラムの執筆要領について丁寧に説明。その後、通常のものよりも一回り大きめの出席カードを配布し、タイトルと項目立てを考える時間を取った後、グループで内容を共有した。資料提示では、今年スタートの授業であることを意識して、働き方改革に対する再考や音楽で世界をつなぐプロデューサーの活動などを紹介した。テキストについては次回から再開(第9章の論文と二つのコラム)。

 

 

現代政治の理論と実際

所属学部の学生によるアンケートの時間を取った後、同じくコラム執筆の要領と趣旨についての事前説明から入る。珍しいことに各グループの人数と男女比が偶然揃った。資料説明は時間が押してしまい、急ぎ気味となる。次回はコラム作成の進捗状況の把握と別立ての資料を用意したい。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)・卒論指導

研究室活動も今回を入れて残すところあと3回となった。やるべき内容(卒論発表会の準備、卒論・修論の読み込み、進路情報交換会と卒論作成助言会)について皆で確認。最後まで相当にハードなスケジュールとなる。教員は、準備作業の時間を利用して、卒論・修論副査の教員へのお願いの手続きを国際学部事務で済ませる。後者については面接試験の日程調整に取り掛からなければ。

 

 

比較政策研究(大学院)

次回最終回が修論を想定した目次の提出なので、受講生による輪番での報告は今回がラスト。3人から報告。修論作成に役立てるという授業の趣旨からはずれた報告があったのが残念だったが、研究テーマの多様性からすると致し方ない面もあろう。最後まで気を抜かずにやっていきたい。

 

 


 

 

18/01/22. Mon.

 

 

地方自治論

今年度授業の残すところもあと2回。この冬一番の寒さで午後から相当な降雪との予報。おそらくフィルターの関係で空調が本調子ではなく、受講生にことわった上でジャンバーを着たまま授業を進める。最初にテキストに言及した後、来週提出の社会科学系コラムを作成する上での留意点(限られた分量での執筆の工夫)の補足後に、グループ単位で現在の進捗具合を共有する。後半は新聞切り抜きによる資料と動画(離島、防災ソング)の提示。慌て気味に授業評価。次回テキストは第10章とコラム。

 

 

現代政治の理論と実際

地方自治論と同様な進め方で、前半は来週提出のコラムについて、グループ毎に現段階での内容の共有。少し早めに資料提示に入ったものの、新聞切り抜きにおける「85歳のチアリーダー」のところで、内容の迫力に押されたのか、思わず時間をかけてしまった。動画を提示すると残り時間が数分となってしまい、慌てて授業評価。何度やっても授業の時間配分については反省ばかりだ。以前は2コマ連続ぐらいでは何ともなかったのだが、2コマにわたってしゃべり過ぎたのか終了後はどっと疲れが出た。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)・卒論指導

7本の卒論・修論合同発表会。ぎりぎりで駆け込むと3年生が机の並びを発表型に工夫していて感心した。今回ばかりは聞き役に徹することができた。卒論については副査をお願いした教員からのコメントを受け取れば一区切りだが、修論についてはこれから口頭試問と審査結果の作成、最終発表会がある。今年度の学生参加の機会として日光活学舎やかぬま多文化共生講座もある。まだもうひと頑張り以上だ。それでも次回で授業時間帯の研究活動は今年度ラスト。最後まで丁寧に向き合っていくのが教員の役目だ。

 

 


 

 

18/01/29. Mon.

 

地方自治論

授業最終回を迎えた。確実に受講生からの手渡しで社会科学系コラムを受け取る。もちろん中身次第だが、レイアウトや提出時(授業の始め)など形式面を重視したい。テキスト第10章とコラムを概観する。昨晩迷ったものの、コラム内容の共有はなしとして、急遽コインチェックの仮想通貨流出問題を取り上げる。そうはいっても受講生にとっては言及自体が難しいようだった。無理もないであろう。後半は新聞切り抜き(日本史・世界史の検定に合格した大博士など)と関連の動画紹介(コンビニ経営など)。美術など静止画関係でも動画を拾えることに気が付いた。紙媒体から動画に入るスタイルは今後も継続したい。

 

 

現代政治の理論と実際

工学部(とくに情報工学)の受講生の反応を期待して、コラムを受け取った後、仮想通貨問題を取り上げる。グループ単位での疑問提示や理解共有が深まったケースも見受けられ、受講生全員による情報工学科の学生からの説明もあり、この問題を投げ掛けた意義はあったと感じだ。急ぎ気味に新聞切り抜きと動画紹介。音声の録画に失敗して流せなかったものの、現代世界に貪欲にアンテナを張ることの大切さは受講生に伝わったのではないか。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)・卒論指導

研究室活動も今年度最終回を迎えた。進路情報交換会では、事前に4名が作成し掲載した就職日誌の内容がいずれも質量ともに充実しており、各々の発言も力強かった。最後に2018年前期の研究室活動スケジュールを配布し説明する。修論については口頭試問、最終報告会とまだまだ続くし、日光活学舎やかぬま多文化共生講座もまだある。しかし、何とかここまで来られたことを素直に喜びたい。

 

 

比較政策研究(大学院)

受講生全員から現段階での修論目次案の提出。とくに社会科学領域の受講生については、個人的見解とした上で、かなり踏み込んだ助言を提供したつもりだ。要するに問題意識が滲み出るような目次にしてほしいということだ。考えてみれば、来年度前期行政学と、前期に変更した現代政治の理論と実際を除けば、今回でもって峰キャンパスでの授業・ゼミ・研究指導は終わり、次回以降は陽東キャンパスに場所を移すこととなる。感慨深いというのか寂しいというのか複雑な気持ちになった。

 

 


 

 

研究室トップへ