2017年5月 中村祐司の教育日誌
17/05/01. Mon.
行政学
連休前というわけではないものの、基礎行政学のレジメ内容は分権・分離、集権・融合、戦後の中央・地方関係の改革、分権改革の課題など結構盛りだくさんなので、しゃべり過ぎないように注意しつつポイントを押さえたつもりだ。テキストは第3章と二つのコラム(後者の自転車を扱ったコラムの内容をとくに力説)。次回は政策立案のグループワークで地域資源の活用を探る。レジメとテキストはお休み。月曜は連休の影響を受けないのでこれを逆手に取ってリズムをつかんでいきたい。
余暇政策論
ようやく大教室での実施に迷いがなくなってきた。それでも話題提供がどうしても一方的になってしまいがちだ。体系性には目をつぶって、学生バイト、共通カードの裏側、旅行会社の破綻、広汎性発達障害のピアニスト、環境省の萌えキャラPR、複数広域自治体の観光PR、県内基礎自治体の開き直りPR動画、若者による○○世代のネーミング、言葉と連結した読書の必然性、プロフェッショナルな職場と居心地など、矢継ぎ早に提示した。次回は社会人研究生から企業経営の神髄について話してもらい、受講生にはあらかじめ資料を読んで質問を考えおくように伝えた(ところがこの後Moodleにアクセスできないことがわかり大変な事態に陥る)。
行政学演習
Moodle上の余暇政策論の資料にできないとの受講生からの指摘を受け対応に追われ、昼食抜きの余裕のない状況でゼミに臨む。しかも何としたことか、研究室OBの訪問約束日を取り違えてしまい、せっかく来ていただいたのに、発言の時間があまり確保できないという失態を招いてしまった。詰めに詰めたスケジュールをこなすこと自体がぎりぎりなのに、こうした二つの予想外の事態に直面すると対応できずパニック的になってしまい、器の小ささを思い知った。それでもゼミ生に罪はないと思い直し、一通りの報告とその後の研究室OBの貴重な話の時間を何とか確保した。連休明けからゼミ論の作成がいよいよ本格化するが、同時にゼミ生には地域活動への関わりも積極的に呼びかけていきたい。
国際学英書講読
カラ元気なのか、開き直りの末の元気なのか自分でも分からなくなったが、前向きな気持ちだけは切らさない雰囲気を作りつつ、訳に取り組む。受講生2名から積極的な反応(自ら手を挙げて訳す)があったのも大きい。たとえ現段階では厳しくても1回につき4本の社説を読むペースは堅持していきたい。プリントNo.3の”Trump’s attack on journalism”, “Trump’s testing times”, “El-Sissi’s warm welcome”, “Alleged killers of Kim Jong Nam released”を読む。4本目は時間切れとなったが、するどく引きつけられる内容だけにぎりぎりまで粘って訳した。
卒論・修論指導
2名から報告。この時間は卒論生や院生、研究生の間での活発な意見交換があれば、教員はあまりしゃしゃり出ない方がいい。1日の最後の時間帯なのでここまでたどり着くとほっとする。これから日も長くなってくるし、前期のこの時間帯はとてもありがたい。論文作成への意欲につながる形で、かつ互いのやり取りを通じて高め合うことができればこの時間の目的は達成される。
17/05/08. Mon.
行政学
連休明け。宇都宮市内の大規模複合的公園を考察の対象にグループ討議と報告を行った。大教室での実施に多少の不安があったが、A5用紙の使用(1グループ当たり下書き、グループ・プロジェクト名、プロジェクト内容)やOHC機能の利用など思いのほかスムーズに進んだ。アクティブラーニングが受講生に年々浸透してきているとも感じた。このようなスタイルでもう1-2回はやってみたい。次回のレジメはMoodleに掲載済みで、テキストは第4章の論文とコラム。現在行政学の素材は未定。受講生との、あるいは受講生同士でのやり取りの時間を少しでも作りたい。そろそろ中間試験のことも念頭に置かなければ。
余暇政策論
研究室所属の社会人研究生(大学院)に話題提供(講演のようなもの)をお願いする。長年にわたる企業活動に尽力された経験者の言葉の数々はいずれも心に響いた。受講生もマニュアルでは得られない、進路をめぐる大切な何かを得たのではないだろうか。質疑応答も成立し、授業終了後の質問も相次いだ。このような形で研究室所属の社会人メンバーに語ってもらう機会をまた持ちたいと思った。例年なら次回以降授業スタイルを変えるのだが、受講者数の関係で、やり方についてはもう少し考えたい。
行政学演習
全員から現段階での目次について報告。進行役を院生のT.A.(ティーチング・アシスタント)にお願いする。この時間の担い手はゼミ生なので運営の主体をゼミ生に移していければ。いよいよ次回からゼミ論の中身の報告と質疑応答に入る。進行役も含めて割当がスムーズに進む。残った時間で自治基本条例の策定などゼミ生が加われる地域活動の日程を紹介した。無理し過ぎることはないが、活動実践の経験は非常に貴重なので、教員から積極的に誘っていきたい。次回以降はメンバー間でのやり取りも重視していきたい。
国際学英書講読
この授業は、連休明けに関係なく、ひたすら丁寧に読み進めるしかない。その意味で授業内容の変動の幅は皆無だが、積み重ねと力の向上が最も実感できるはずだ。とにかく4本の社説を読み切るというスタンスで臨んでいる。受講生と教員による訳で、”United’s appalling actions”, “N. Korea tests the water”, “Avoiding conflict in East Asia”, “Atlantic alliance faces tough task in Syria”を読み切る。連休の影響であろうか、次々回の新聞の社説がなく、新聞社がそれ以降社説を掲載してくれるのかどうか少し心配だ。
卒論・修論指導
良い悪いということではないが、たった2名が欠席(そのうち1名は終了間際に参加)しただけでこれだけ雰囲気が寂しくなるものかとみんなで驚いた。欠席した個人のオーラの影響か。いずれにせよ3名から報告。途中かなり容量が重いファイルでも無料でファイル便が活用できるとの社会人院生からの指摘があり、社会人研究生の修論のファイルを皆で共有することができた。これは非常にありがたかった。紙で印刷・配布となるとその手間たるや大変なことになる。こうしたネット技術サービスの進展に付いていけなくなりつつあるが、自分でも可能が限りぜひ活用してみようと思った。
17/05/11. Thurs.
スポーツ社会学(白鴎大学)
授業のねらい(ポイント)は「自分の壁と社会の壁を乗り越えるアスリートたち」。ライフセーバー、縄跳び、ハンググライダー、カヌーカナディアンシングル、格闘技、障害者アルペンスキーなどで奮闘する選手を紹介した。今回の内容はスポーツ界だけの話ではなく、教育、職業、生計の立て方、社会への働きかけ、社会的普及など、他の課題領域にも応用が効く類のものだと思った。
スポーツ行政論(白鴎大学)
ポイントは「スポーツICT(情報通信技術)の可能性」。東京五輪やJリーグにおけるスマートスタジアム(スタジアムのICT化)機能、セーリングにおけるドローンの活用、人工衛星利用の身体付着の小型機による選手の動きの分析、その他スポーツのネット動画市場、メガホンヤクなどを取り上げた。既にスポーツにおいてICTが欠かせない存在になっている。今後の技術向上の累進的スピードアップに驚き感心するばかりだ。
17/05/15. Mon.
行政学
レジメは日本の省庁制の説明に入る。官房系統組織の機能を小箱(局レベル)、中箱(省レベル)、大箱(国家行政レベル)にたとえた。来月の試験対策とも絡めて進めた。実質地方行政学のテキストは知事の不祥事と地方議会や住民の監視機能について。現在行政学ではコラムの内容につなげて熊本地震について言及した。次回はテキスト第5章でコラムは除く。試験については今回相当話したものの、次回に確定版のMoodleへの掲載と授業で提示をしなければ。
余暇政策論
準備の労多くして、時間配分の点でやや無理(白鴎大授業内容のエッセンス紹介がやや間延び)があったかもしれない。次回は反転授業的なものを予定しているので、今回は教員から可能な限り敢えて情報提供する。内容は若い男性の美容意識、ネット上での「電話野郎」論争、情報取得にあたっての「寄り道」のすすめ、コミックの「栃木部」、韓国大統領選挙における「政策ショップ」、自治体PR動画2本(日光市のしごと編)、言葉の力を身に付けるテキストとしての新聞の価値、こころの健康学など多岐にわたった。
行政学演習
今回から1回のゼミで5人による報告と質疑応答。1巡目なのでまずは習うより慣れろの気持ちで臨んでほしい。だんだんと個々のゼミ生の個性が見えてきた。とにかく前に進んでいく感じを皆で共有できることが大切だ。仮に追求テーマがたとえ遠隔地だとしても、論文作成の熱い気持ちがあれば、たとえ現地に行けなくても行政担当者から資料を送付してもらうなど、道は開けるはずだ。攻めの姿勢で、やりたいテーマをとことん追求してほしい。書くと同時に人々を集める事業実践と絡める形もありだろう。
国際学英書講読
一部を除き受講生10数名の顔がなかなか見えてこない。積極性がもう少しあれば。それでも社説は待ってくれないので前に進むしかない。”Erdogan’s tainted poll victory”, “May’s election gamble”, “Japan’s shift to the right”, “Abe fanning tensions on the Korean Peninsula”を何とか読み終える。2本目がとくに難しかった。事前に繰り返し読んでわかっていたつもりになっていたが、後半の”they”, “this”, “it”が何を指すのかわからなくなる(この教育日誌を書いている時に疑問が解決した)。3本目、4本目はある意味で辛辣な内容。なかなか勉強になる。予想もしていなかったが、The Japan Times on Sundayの社説のスタイルが変わり、次回から1ページ2本を読むことになる。
卒論・修論指導
2人から報告。就活等の合間を縫ってであろうが、後者のように何とか文章という形で積み上げて行ければ。論文作成と就活について、たとえば就活候補先の活動と論文テーマとが交錯するなど、相乗効果として活かせればベストだ。教員も含め研究室のメンバーに共通しているのは、誰もが迷いながら論文作成に向けて悪戦苦闘していることだ。そうした経験からしかゴール(完成)は見えてこないのだろう。
17/05/18. Thurs.
スポーツ社会学(白鴎大学)
第5回目のポイントは「多様で深化するスポーツ空間」。若者の手による公園管理、米大リーグ選手等の長距離移動と航空会社市場、国内球場巡りの妙味、プロ野球スタジアムの集客戦略、暗闇エクササイズ、政治の五輪利用などを取り上げた。最後の話題を除けばどれもが一昔前では考えられないようのスポーツ事業の新領域である。
スポーツ行政論(白鴎大学)
ポイントは「スポーツハイテク技術、スポーツマネジメントの変容」。サイバスロン、マウスガード、マットレス・枕・寝具、機能性アンダーウェア、スポーツベンチャー企業、米アンダーアーマーの強み、スポーツサングラスのレンズ技術、ハイブリッド芝などについて説明した。また、再度取り上げる機会もあるかもしれないが、この4月導入の部活動指導員制度にも言及した。とくにスポーツにはまだまだ市場参入の分野が多いのではと感じた。
17/05/19. Fri.
地域デザイン学序論A
地域デザイン科学部のオムニバス授業。前期のこれまでの授業で使った素材のうち、選りすぐりのものを紹介した。公園を担う若者(新聞)、茨城町(PR動画)、この3月の日光市地方創生シンポジウムでの話題提供内容(パワポファイル)、日光市(PR動画しごと編2本)、宇都宮市(新聞とパラパラ動画)、作詞・作曲シンガー半崎美子さんの新聞コラムと動画を紹介した。言いたかったのは地域を分析する鳥の目と虫の目の大切さ。熱意だけは受講生に伝わったのではないか。
17/05/22. Mon.
行政学
中間試験を意識して授業を進めた。レジメの対象は橋本行革と小澤構想(この中に試験候補問題一つある)。テキストは第5章の平成の大合併で、答案作成について具体的に助言した。現在行政学では若者による公園管理と政策立案の新聞記事を紹介した。宇都宮大生による震災支援であるUPプロジェクトについてメンバー2名から説明。残念ながら風化現象は学生にも及んでいるのかもしれない。次回も試験対策の意味合いを込めた授業とする。テキストは第5章のコラムのみ。
余暇政策論
斬新なネット求人サイトを運営する若手CEO一人に絞って授業を構成する。受講生とのやり取りにも時間を割いた。動画を用意するのは大変だが、90分の中にメリハリを付ける上では有効だ。最後にコミュニケーション関わり能力、立ち位置把握能力、自己開拓能力の三つに絞って、自分なりのまとめを提示した。次回の新聞報道は既にMoodleに記載。反転授業(最も関心のある記事を一つ選び、それについてコメントさせる)とした。受講生がどれだけ読み込んでくるかに掛かっている。
行政学演習
ゼミ論作成に向けた1巡目の2回目。報告者5名各々の研究の輪郭がかなり見えてきた。教員からの形式面での指摘としては、註の付け方と出所の記載の仕方の2点。時間をやりくりするのは大変だろうが、まずは動いて見てはと指摘した。このペースで、2巡目の終了まで着実に前に進んでいければいい。関連の研究室活動についても徐々にゼミ生の関わりを深いものにしていければと思う。
国際学英書講読
前回のイギリス総選挙を取り扱った訳の補足説明をスクリーン上で行った上で本番の授業に入る。残念ながら各国の社説掲載がなくなってしまったので、発行元の社説と専門家による小論文tの合計2本を対象とする。タイトルは、”The labor drag on the economy”と”’Fintech’ can empower Africa’s poor”. 最初に通読した際には平面・表層的な印象を受けたが、読み返してみると論旨や主張には深いものがあり、この授業の教材としては間違っていないと思い直した。QRコードから音声が聞けるのも収穫だ。気持ちを切り換えて積極的に読み込んでいきたい。
卒論・修論指導
2人から報告。やはり全員が揃うと気持ちがいいし、一体感も増すような気がする。修論・卒論題目の提出の件でスタートが遅れたものの、積極的な意見交換が行われた。前も書いたが、ゼミとこの時間帯は教員があまり口出ししないほうがいい。メンバーの自律・自主的な関わりこそが大切だ。一人一人の進捗状況を把握する貴重な時間帯でもある。
17/05/25. Thurs.
スポーツ社会学(白鴎大学)
第6回目のポイントは「スポーツマネー:サッカーW杯と五輪の影」。FIFAが獲得したW杯の放送権料の変遷を追い、また、違約金(実質移籍金)の高騰に歯止めかからない現実(ボスマン判決の骨抜き)と代理人の活動内容を指摘した。サッカーや大リーグの高額年俸についても提示した。リオ五輪施設が負のレガシーになっている点や2020年東京五輪主要施設の収支予測(有明アリーナ以外は赤字運営)も示した。さらに2024年大会の五輪招致レースにおけるパリとロサンゼルスのPRポイントなどにも言及した。ロシアのドーピング問題も深刻で、日本における通報制度の導入など対応策はどうあるべきかについてなど、いろいろと考えさせられた。
スポーツ行政論(白鴎大学)
ポイントは「スポーツ施設、スポーツ事業の新展開」。大学が乗り出す命名権の獲得効果、三島市の健康づくり・中心市街地活性化策、高崎アリーナの機能的先端性、いわきFCのクラブハウスの多機能性とスポーツを核としたまちづくり構想、J2水戸の黒字運営、2020年東京五輪と企業のCSR(社会的責任)、SDGs(持続可能な開発目標)達成への好機などついて話題提供した。スポーツに関わる施設や事業には新しく多様な切り口が出現しつつあると受け止めた。
地域デザイン学序論A(オムニバス授業)
間に合わないのではとだいぶ緊張したが何とか時間に遅れずに開始することができた。来月中旬から始まる「地域の姿と課題T」を意識して、まず、市貝町について首長の考えや財政状況の特徴、自治基本条例策定への学生の参加などについてスクリーンを使って説明した。次に塩谷町の指定廃棄物最終処分場(長期管理施設)問題について、町と環境省の対応の違いを指摘した。1昨年9月に訪問した町の尚仁沢湧水の写真も提示した。自分の論文に触れることはできなかったが、自著の主要章の一つとなったこと、6年前の震災の課題が凝縮されていることを強調した。最後に学生主体のUP(宇都宮大学)プロジェクトの活動紹介の後に受講生2名が参加に関心を示したことである。先日の行政学の際には国際学部の2名の1年生がメンバーとしてこのプロジェクトを紹介したが、地域デザインの1年生が2名関わってくれれば、両にらみで授業をしている教員にとって大変嬉しい。
17/05/29. Mon.
行政学
中間試験1週間前ということもあり、公務員制度について的を絞った説明を心掛けた(とくに開放型と閉鎖型の任用制について)。天下り規制については補足の説明が不可避であり、今朝慌てて内閣府の資料を参照して紹介した。○○省の天下り問題や○○学園獣医学部の認可問題が渦中であり、その意味で現在行政学の一環としての説明となった。また、今回のテキストの対象は第5章のコラムのみであり、消費税の増税延期が以下に深刻な問題であるか強調した。来週の試験問題を早めに作成しておかなければ。
余暇政策論
今回は教員から一方的に情報提供するのではなく、あらかじめ受講生に新聞報道を読ませ、授業の冒頭から問題提起してもらった。応答は主に社会人受講生に振る形となったが、結果的に活発気味のやり取りが展開された。グイーン(クイーンのコピーバンド)、外国人障害者支援センターの通訳者、インスタ映え、男子に人気の高級フェースケア商品、ミレニアル女子の新たな働き方模索、過労対応としての自分の客観視、食材から見える人権問題などを対象とした。このやり方を次回も踏襲したい。
行政学演習
5名から報告。追求したテーマを各自のスタイルで突き詰めてほしいというのが大前提であり、メンバー間でのやり取りを見守った。徐々にではあるが、ゼミ生の積極性も出てきているようだ。今回で第1巡目の報告が終わり一区切りだ。次回以降、いよいよゼミ論文の中身(文章)の精度を上げていきたい。もちろんこの時間の軸は論文作成にあるが、メンバーが関わるいろいろな活動の紹介や情報の共有、今後の研究室活動についての参加調整の時間なども少しは確保したいので、この点念押ししておこう。
国際学英書講読
受講生が自ら手を上げた形で全文を訳したことが大きい。やはり中身の充実は受講生次第なのである。各国の社説4本の掲載復帰はどうやらなさそうなので、Opinion欄を対象とすることを覚悟して臨む。”The need to protect coral reefs”と“Preventing disabilities in the elderly”を読み切る。前者については音声の読み上げがあるのが貴重だ。積極姿勢の受講生が複数出てきたことで、次回以降の進展が大いに期待できるようになった。
卒論・修論指導
2名から報告。メンバー全員が発言するわけではないが、互いに向き合いながら進む雰囲気はある。気がつけば修論の中間発表が迫りつつある。次回はこの準備報告の時間も確保することにする。自分の原稿締切も含め、つくづく論文作成には良い意味での「外圧」が不可欠であると実感する。論文作成は自分しか頼れない。しかし、気持ちの上で互いに支え合うことこそが大切だ。