20161月 中村祐司の教育日誌

 

 


 

 

16/01/0. Thurs.

 

 

地方自治論

新年初の担当授業がスタートした。編集会議グループ毎に各章のはじめにとおわりに、各々の中身、各節の順番などについて話し合った。グループによってはほぼ内容が固まったところもあった。最後の20分程度を利用して急遽、担当スタッフの方による18歳選挙権をめぐるイベント開催についての説明を入れた。18歳選挙権についても、学生の関心を呼ぶ方策として、ラジオなどメディアの力を活用した多様なアプローチがあることを知った。

 

 

現代政治の理論と実際

授業の冒頭に18歳選挙権を考えるイベントの説明を地方自治論と同様に入れた。その後、編集会議を開催。完成に向けて両グループとも良い形で進んでいる。Moodle掲載の後に慎重に研究室HP掲載へと作業の手順を踏むことで、教員作業スケジュール上もうまく行っているように思われる。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

ゼミ生が取り組む地域連携事業を学ぶ一環として、まちづくりに長年従事されている研究者の方を招いて貴重なお話しを聞いた。このような機会をゼミ活動に取り込むのは非常に有意義である。終了後の僅かな時間を使って、今後の研究室活動の打合せと確認を行う。間もなく留学するゼミ生がいるため、人数は減るが、一人ひとりの力を最大限に発揮して今年度残り2回のゼミを充実させたい。

                                                                                                                                                 

 

卒論指導

これまでいろいろと紆余屈折がありながらも、全員が卒論を提出したことで、まさに「終わりよければすべて良し」となった。嬉しさも大きかったが、ほっとしたのか一気に疲れが出た。何はともあれ皆で卒論提出を喜んだ後、残された2回の研究室活動の中身を確認した。次回は2コマ使っての卒論発表会。最終回も2コマ使って進路情報交換会と卒論作成助言会なので、卒論の研究室HP掲載、他者の卒論の読み込みや就職日誌の作成など、学生にとっても最後の踏ん張りが所となる。それでも卒論提出という大きな山は越えたことが大きい。今夜のゼミ生・卒論生の新年会兼打ち上げ会は最高の気分で臨めそうだ。

 

 

比較政策研究(大学院)

この日は卒論のことに気持ちが向き過ぎていて、大学院授業の存在をうっかり忘れるところだった。修論作成につながる報告のスタイルも今回がラスト。とくに留学生にとっては外国語で書くことと論文を書くという二重の難題が永遠の課題だ。この授業ではその壁をこじあける役割を果たそうとやってきたが、どうだっただろうか。次回は修論を想定した目次を全員から提出。

 

 


 

 

16/01/18. Mon.

 

 

地方自治論

雪の荒天の影響で出だしの受講生は少なかったが、最終的には8割方が出席した。今朝の一コマ目に間に合えというのはさすがに酷なので、出欠席の取扱いは柔軟に対応することとした。授業はいよいよ大詰めの段階に来た。教員作成の巻頭言を提示した後、各グループの「はじめに」「おわりに」原稿ファイルの受け取りを行う。次回最終回に向けて話し合う。ポイントは自分のグループのレポート内容について他者にしっかり伝えることと、そこで得たことを元のグループに戻って確実に伝達することである。教員はこの1週間で研究室HPへの掲載作業を行わなければいけない。

 

 

現代政治の理論と実際

交通の混乱はまだ続いているようで、出欠の取扱いについては地方自治論と同様とした。最初に各グループの「はじめに」「おわりに」原稿ファイルの受け取りを行う。巻頭言を提示した後、グループ討議。実名か匿名かについては今後とも試行錯誤しながら向き合っていきたい。次回最終回の授業は、いかに受講生が他者のレポートを読み込んでくるかに掛かっている。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)・卒論指導

ゼミと卒論指導の2コマを使って、卒論発表会の開催。研究室活動もいよいよ残り僅かとなった。肩の荷が下りたような気持ちの一方で寂しさもある。次回最終回は2コマ使って進路情報交換会と卒論作成助言会。最後まで緩まないでいきたい。この1週間で次期4年生・院2年生(修士と博士)向けに来年度初回の研究室活動までにやっておくべきことを書き出しておかなければいけない。最後の最後までやらなければいけないことが追いかけてくる。

 

 

比較政策研究(大学院)

大学院授業については今回が今年度ラスト。出席者全員から修論想定目次を提出させ、一人ひとり説明させる。確かに専門分野が個々に異なるため、節の名称一つを取っても、抽象的に書くのがいいのか、それとも具体的なキーワードを盛り込む方がいいのか判断が付かなかったものの、全員で修論のイメージを共有するよう努めた。今日が作成に向けた本格的スタートの位置づけだという思いも込めた。

 

 

 


 

 

16/01/25. Mon.

 

 

地方自治論

今年度最終回の授業は、最初に研究室HPに掲載したバーチャル出版企画の完成を紹介した後で、いったんはグループを変更して、レポート全体の共有と討議を行った。残りの時間でゼミ生による研究室活動の紹介、そして授業評価記入で終了となった。成績評価などまだ残務仕事はあるものの、ここまで何とかやり切れたことにほっとした。

 

 

現代政治の理論と実際

地方自治論と比べて少し時間的余裕があるはずだと臨んだものの、何とプロジェクターが機能しない(電源は入るのだが肝心のライトが点灯しない!)。その件と来年度の教室確保の件もあって1階の事務スタッフに相談するためいったん中座した。受講生は変更グループでの討議と元のグループに戻っての討議を行った。本来スクリーンに投影するはずだった研究室HPからバーチャル出版サイトへの行き方を板書する。最後に授業評価を行って終了。この授業も何とかやり切った。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)・卒論指導

最初に3年生と院生への連絡事項について今朝授業前に慌てて記載したピンクの紙を3年生と院生に配布。卒論副査コメントの伝達方法の変更と優秀卒論の申請について4年生に説明。その後、2コマ使って、3年生、4年生、院生合同で進路情報交換会と卒論作成助言会を実施。前者の時間が必然的に長くなった。内容も実践経験した受講生の話だけに興味深く聞いた。教員としては未知の世界であり、ひたすら耳を傾けた。何はともあれ今回の卒論指導で今年度の授業は一区切りだ。別れがたい思いは強いが、各々が各々の道を進んでいくのもまた宿命なのだ。

 

 


 

 

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