201212月 中村祐司の教育日誌

 

 


 

 

12/12/03. Mon.

 

 

地方自治論

別教室を借りてのグループワーク第2回目。元気な地域社会へとキーワードに2グループで知恵を絞ってもらう。模造紙やポストイットを使用。グループワークは今回で終了するが、今日の授業の雰囲気を見て、次回以降、バーチャル特集号を組んで、編集会議形式でやってみてはと思うようになった。

 

 

現代政治の理論と実際

受講者数の関係で、ホワイトボードを用いて地域を元気にする行政、住民、NPO・団体、企業の協働事業のあり方について考えた。小規模なスペースを重視した公園の設置や、過疎地での若者起業を支援するNPOの設立などが提案された。教員・受講生双方が行けるところまで考え抜いた内容の授業となった。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

まちづくりとジョイントが終わり一区切りといきたいところだが、論文、レジメ、パワポ、写真、ポスター、感想といった研究室HP掲載がやるべき作業として残っている。年内はまずこの点に集中することにした。早速、掲載作業に入る。まず関連のデータを収集して集約(4年生にはまちづくり提案の感想を頼むこととする)した上で、試行的に各々のトップページの掲載にまで至った。この調子でやっていけば大丈夫だろう。若い世代はとにかく吸収が早い。

 

 

卒論指導

切羽詰まった状況での卒論作成という孤高の闘いも、実質的にはあと2週間だ。とにかく書かなければ始まらないのが論文。たとえ、思わぬ諸事情が入り込んだとしても、勇気をもって踏み込めば必ずゴールが見えるはずだ、と半分は締切に苦しむ自分に言い聞かせる。卒論・修論をめぐりて研究室の学生・院生・教員のポイントとなる日は何といっても今月の17日と26日だ。

 

 


 

 

12/12/10. Mon.

 

 

地方自治論

2グループでレポートの執筆に踏み出すスタートの授業となった。参加型授業の方針は変えないものの、グループ討議を重視しながらレポートの完成を目指す。地方自治をめぐる具体的な課題を提示した上で、解決策を探っていく。草稿作成は次々回となるので、まずは大いに意見交換をしてほしい。

 

 

現代政治の理論と実際

総選挙における三大争点である税と社会保障の一体改革、エネルギー政策、TPP加盟問題に注目して、新聞特集にもとづいて各々の内容と課題を把握した上で、受講生の考えを聞いた。個人的見解とことわった上で教員の考えも述べた。ホワイトボードの活用など、この教室にある教育財を有効に使っていきたい。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

就活の本格化や進路に関する対応などで、ゼミ生がこの時間以外に集まるのは難しいそうだと判断し、地方自治に関するイベント事業等の情報を迅速に提供した上で、ジョイントとまちづくりの研究室HP掲載作業に入る。一口に掲載写真といっても多くの枚数の中から、できるだけ皆が納得した上で選択しなければならず、作業は結構大変だったが、成し遂げた後の振り返りが楽しい時間だった。年内あと2回で完成を目指したい。

 

 

卒論指導

研究室内締切が来週に迫ってきた。院生も含めて全員から口頭での進捗報告と提出形式・手続関連の確認を行った。報告を聞いていると皆の頭の中がシステマティックになっていることがわかる。目次の手直しなど行きつ戻りつだろうが、この1週間、ラストスパートをかけてほしい。

 

 

比較政策研究(大学院)

10分弱早く終わらなければならない関係で、集中力を高めかつ急ぎ気味で4名からの報告と意見交換を進めていったが、それでも終了は時間ぎりぎりとなった。進行役である教員から見て、ほとんどが留学生である10数名が一つのテーブルを囲んで、報告者のテーマに思いをめぐらす意義はあると感じた。

 

 


 

 

12/12/17. Mon.

 

 

地方自治論

グループ討議の継続。特集号の大枠設定は確かに大切だが、いきなり抽象論では厳しいので、まずは具体的な事例を出し合うことを求めた。二グループとも地域産業に軸足を置いた内容となりそうだ。次回はまずは各自がレジメ1枚を持ち寄ることになる。書式についても次回提示したい。参考となる新聞報道、そして雇用関連の新聞切り抜きも何とか継続している。

 

 

現代政治の理論と実際

風力発電や環境向上、予防医療に積極的に取り組む自治体の事例から入る。ネット情報を映写して総選挙結果をフォローする。あまりにも明白な有権者の意思表示にいまだに目がくらむ思いがする。雇用関連では配布新聞記事の「ジブンゴト化」をキーワードと見定め強調した。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

2コマ目にも取り組んでくれたゼミ生の頑張りでジョイントとまちづくりについての研究室HP掲載作業がこの時間内で終了。SkyDriveへの写真の提供も終え、この時点で一区切りを迎えた。次回は研究室HPにおける微修正を行う予定。来年1月の研究室活動スケジュールについても作成しておこう。

 

 

卒論指導

研究室内卒論提出締切日。嬉しいことに全員から提出。フル論文を社会人院生と教員が受け取る。あとがきなど、どうしてもやり切れなかったところを確認した上で、26日の3コマと4コマを使って行う個別チェックの時間帯を相談して決める。ひとまず卒論生はほっとしたに違いない。逆にこちらは読み込みというハードな対応が待っている。

 

 


 

 

12/12/26. Mon.

 

地方自治論

水曜だが月曜振替授業となったのがこの日。行政・住民編と企業・NPO編とに分けたグループ討議。表紙や大項目・小項目のイメージを提示し、註の付け方に言及した後で、各グループの打ち合わせに入る。「編集長」制度を取り入れたのも審議する上でこれまでのところ成功している。タイトルについても各グループごとに設定する予定だ。年内最後の授業だが、年明けは7日と間隔は短い。いよいよ文章作成が本格化する。

 

 

現代政治の理論と実際

少人数に合わせた形で授業を進める。震災現地における宿泊施設設置の新手法と、インフラの維持管理・更新をめぐる課題を取り扱った新聞報道を素材にする。つくづく政策状況は生きものだと感じる。授業の進め方が良い形で定着しつつあるので、レポートを課すことについては迷いがあり、この点年明けにはっきりとさせたい。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

今後の更新意欲につなげられればと、研究室HPについて感想を出し合うことにする。来年1月の研究室スケジュールもカラー紙で提示。この時間帯、教員は一対一の卒論指導に追われたので、始めと終わりに顔を出す形を取らざるを得なかった。卒論の読み込みもまちづくりやジョイントと並ぶ研究室の主要事業なので、この点を強調した。

 

卒論指導

一対一での卒論チェック。出来具合については確かに個々に温度差があったものの、皆にゴーサインを出せたことを素直に喜びたい。本人による提出にまかせるつもりだったが、ぜひもう一度見てほしいとの声が多かったため、30日までに提出させ、年明けの4日か5日までには赤を入れて資料室に置いておくことにした。卒論生が求めるのだから、渋々だが認めざるを得ない。大幅な修正は無理なので今度はややさらっと読むつもりだ。3年生と同じく来年1月の研究室スケジュールを提示。

 

 

比較政策研究(大学院)

本日朝からのハイテンションの勢いのまま今年最後の授業に入る。10数名が同じテーブルを囲んで意見を出し合う。報告者は4名。珍しいといっては受講生に失礼だが、毎回、全員がきっちり揃うので教員のやる気を後押ししてくれる雰囲気が継続している。この授業も次回は年明け7日と間隔があまりない。次回で報告が二巡した後の次々回は、その時点でベストと考えられる修論目次を全員に提出してもらう予定だ。

 

 


 

研究室トップへ