20127月 中村祐司の教育日誌

 

説明: ---

 

12/07/02. Mon.

 

国際学英書講読

”Euro zone”, “Putin’s 3rd term”, “FTA talks” , “Chance for Ukraine”を読む。1本目と4本目、とくに4本目がやや難しかった。国際情勢について普段、どれだけアンテナを張っているかが問われるようなところがある。再来週が休みなので、実質的にはこの授業も終盤に近づいている。

 

新入生セミナー

 レポート提出を今週の金曜にずらす。研究室HPへの掲載は残念ながら断念の方向。全員揃ったので、とにかくあきらめずに取り組もうと、注意事項(自分が書き下ろした文章、引用文章、まとめの文章の切り分けなど)を再度確認する。とくに新入生の場合は、頭の中だけで理解させるのではなく、実践させることがとても重要だと感じた。来週は全体講義。

 

行政学演習

来週のゼミ論提出に向けていよいよ大詰めの段階。熟読はできなかったものの、形式面のチェックを行う。来週の研究室HP掲載作業の段取りについても確認した。この1週間で各自が推敲を重ねてほしい。

 

行政学

ポイントを文章化したものを板書する。教室側面上段の窓を開け、最初のうちは涼しく感じたが、後半は外の気温も上昇したのが、熱気が増して汗が滲んだ。この授業もあと3回なので、そろそろ総括を見据えた展開を考えなければいけない。

 

卒論指導

全員参加での卒論指導が続いている。院生指導にもこれからとくに力を入れていかなければ。皆、進路をめぐる格闘が続いている感じだ。それでも可能な範囲で卒論に取り組むことで、夏休みや秋以降の進展のスピードが変わってくるはずだ。

 

説明: ---

 

12/07/03. Tue.

 

余暇政策論

Cグループからの最終報告。別グループの報告者2名が加わったので、急ぎ気味で進めた。11枚について添削というかチェックするやり方ははじめてだが、その分の成果は来週提出のレポートの質に現れるであろう。来週は全員が質を伴った形での提出となるよう期待したい。

 

説明: ---

 

12/07/05. Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

アフガニスタン、リビア、サウジアラビア、アルバニア、中国、イギリス、ジャマイカといった国々の個人レベルでの五輪代表選手に焦点を当て、各々が受けた歴史や政治、社会変容の影響を取り扱った新聞記事を素材にした。受講生にとっても五輪観戦への関心が倍加するような思いを抱いたのではないか。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

ロンドン五輪施設の特徴、交通渋滞への対応、テロ対策などを対象とした。まさにセキュリティ管理のすさまじさは華やかな競技の裏側にある代償だと思った。一方で、聖火リレーにおけるプロポーズや開会式のコンセプトなどに救われる思いがした。

 

説明: ---

 

12/07/09. Mon.

 

国際学英書講読

来週は休みなので、今回はとくに集中力を切らすまいと思い授業に臨んだ。”Facebook’s IPO”,“S. Korean detainees”, “Okinotori Atoll”, “NATO’s blind sport” を読む。受講生全員が同じ箇所の英文に集中するのが理想なのだが。それでも教員側も枝葉の話をしないよう心掛けたせいか、少し時間の余裕を持って終了し、授業アンケートを実施できた。723日用と30日用を配布する。読み返しで新たな発見があるので、受講生には繰り返し読み込んでほしい。

 

新入生セミナー

 全体講義で120名ほどが一同に会する。普段の少人数授業の有り難みを感じた。心や体の健康をめぐる話を聞き、大学生活を横道に外れず全うすることの大変さを感じた。そのことは教員にとっても同じかもしれない。目の前のことに追われて立ち止まることが許されないような思い込みがあり、受講者として今回の授業ではほっと一息つけた。

 

行政学演習

持ち寄ったゼミ論の研究室HP掲載作業。全員とはいかなかったが、締切が守られること自体に価値がある。後期からの研究室所属はさまざまだが、前期完結型のこのゼミも残り2回をしっかりやっていきたい。その意味で今日のゼミは論文という形で前期ゼミ生が頑張って取り組んだ痕跡を残す貴重な作業の機会である。

 

行政学

ポイントとしては法令案の実質的意思決定過程に絞って板書によって説明。行政需要や稟議制については試験範囲外として口頭説明。その後授業評価アンケート。空調を初めて使う。行政学の内容説明についても、わかりやすさの追求など受講生との距離を縮める努力が年々求められるようになるだろう。

 

卒論指導

3名から報告。授業に限らないが、目の前の仕事を綱渡り気味に必死にこなしてきたというのが実情。来週は休みで終盤に入り、少し一息つけそうだ。院生も含め、各自の夏休みの研究計画を教員もしっかり把握しておこう。新入生セミナーが聞き役だったのが効いて、普段とは異なり、この時間帯まで何とか息切れせずにきた。

 

説明: ---

 

12/07/10. Tues.

 

余暇政策論

ついにレポート提出日がやってきた。T.A.に資料室から持ち込んでもらったノートパソコン1台と新調のデスクトップを使って受け入れ作業。ファイル名の間違いが予想外に多く、やや難渋した。ネットにはつながらず、スクリーンの映りも縦幅部分が小さくなってしまったが、何とか受取と次回以降の割り当てを決める。7月末日を補講日とは知らず、次回、次々回の2回に30本程度のレポートを2つに割って押し込んだ形となった。司会も何とか決めた。コメント作成に早めに取りかかっておいた方がいいだろう。

 

説明: ---

 

12/07/12. Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

確定した日本のロンドン五輪選手団員数を押さえた上で、オリンピック発祥の地「ウェンロック」とパラリンピック発祥の地「マンデビル」について、毎日新聞の特集記事の内容を紹介。歴史軸で掘り下げた今日のような内容は、五輪観戦をさらに興味深いものにする。再来週が試験なので、問題や注意事項についても最初に説明した。残念ながら教室にはプロジェクターがなく、教室内4箇所のテレビ画面だといかにも小さいので、これまでの新聞切り抜きの直接投影はあきらめか。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

ロンドンでの練習場確保に奔走する日本スポーツ振興センターのスタッフ、盛り上がりに欠ける五輪商戦とその要因、IOCのトップスポンサーをめぐる1業種1社の変容と競合領域、ソーシャルメディア活用とロンドン五輪、2016年リオ大会における大会スポンサー協賛金高騰の背景などを取り扱った。4月以降、新聞切り抜きアナログ紹介と各々に対する解説や視点の提供と愚直にやってきた方向性は間違っていなかったと思う。

 

説明: ---

 

12/07/17. Tues.

 

余暇政策論

意見交換会の前半。教員にとっても今週と来週でコメント文を仕上げていかなければならず、結構ハードである。受講生にはぜひ他者のレポートを読み込んできてほしい。遅刻が相次いだが、ほぼ一コマ目に全員が揃うこの授業環境をありがたく思うことにしよう。再来週の試験問題についてもそろそろ準備に入らなければ。

 

説明: ---

 

12/07/19. Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

来週が試験なので授業としてはラスト。これまでやってきたことを振り返り、新聞切り抜きをスキャナにかけてPDF化したのものをモニターに提示しつつ振り返った。板書では紹介できなかった写真を示せたのはよかった。やり切れなかった課題について、口頭で指摘して終了。何はともあれ授業に穴を空けずに、ここまでたどりつくことができた。本当に一息つけるのは来週の試験を実施し、採点を終了した時だろう。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

同じくモニターに提示する。写真は少なめだったが、グラフや図表を示すことができた。これまでの授業の中では最も肩の力を抜いてリラックスできた。最終回以外は、ガツガツと先に進もうとする意識があったかもしれない。このような振り返りの授業を盛り込む良さを認識できた。

 

説明: ---

 

12/07/23. Mon.

 

国際学英書講読

“Support for Afghanistan”, “Iranian nuclear talks”, “Aid plan for EU”, “Syria’s massacres”を読む。授業も今日と来週ということでいよいよ終盤。4本目など確かに難しいことは難しいが、ここに来て複数の受講生が、教員側が求めてきた読むスタイルを身につけてきたような感じを受けた。再来週は実力試験。その前に最後まで気を抜かずに読み進めていきたい。

 

新入生セミナー

 提出レポートをめぐる意見交換。配布物や授業評価アンケートなどがあり、意見交換の時間が圧縮されたが、他のアンケートへの迅速な回答など受講生が協力してくれて、すべてスムーズに進んだ。試験はないのでいよいよ次回で最終回。ようやく受講生との距離が近くなってきただけに寂しい気もするが、最後まで内容の充実を目指していきたい。

 

行政学演習

 ゼミでも今回、次回と2回に分けてゼミ論をめぐる意見交換。教員もじっくり読んできたので、聞きたい点について言及する。ゼミ生間のやり取りを聞いていて、ここにきてチームワークが非常に良くなってきたと感じた。ゼミは12年次の蓄積の上に成り立っており、その内容も問われる。次回、進化し続ける形で終わりたいと思う。

 

行政学

実質的には予算編成過程に絞って説明。できるだけかみ砕いたつもりで、受講生に浸透したはずだ。その他の項目についてカッコで括って、参考とした。「現在行政学」についても先輩からのメッセージという形で行政職員の生の活動が分かる資料をインターネットから取れたので紹介した。次回はこれまでの授業内容とは切り離して、自分なりの総括の時間とするつもりだ。

 

卒論指導

前期の卒論指導も残すところ今日を入れてあと2回。4月からやってきたところを集約したものの提出を求めた。各々がやってきたことがそのまま提示されたことになる。テーマを変えるのはこの時期がぎりぎりとなり、次回は夏休中の研究計画を1枚にまとめ、全員に配布することとした。院生についても同様。

 

説明: ---

 

12/07/24. Tues.

 

余暇政策論

レポートをめぐる意見交換会の後半。内容の温度差を踏まえためりはりのある進行となった。人数はやや多かったものの、レポートの事前指導も含めて良い形で終わることができたのでは。後期の地方自治論にも言及したが、雇用関連をめぐる新聞記事の紹介を後期続けていくこと伝えられなかったのが心残り。コメントを仕上げて、数日内に研究室HPに掲載する予定。

 

説明: ---

 

12/07/26. Thurs.

 

スポーツ社会学・スポーツ行政論試験(白鴎大学)

試験日が到来。いずれも60分間で2科目。補助の先生の助けが大きく無事終了した。採点を早めにしなければ。それにしても一気に真夏がやってきたような暑さ。アスファルトの真上は40度近くあったのではないか。

 

説明: ---

 

12/07/30. Mon.

 

国際学英書講読

“Spain’s banking crisis”, “Disney taking on obesity”, “Hardball against Russia”, “Diplomatic dilemma”を読む。最後の社説はなかなか読み応えがあったが、誤読が授業終了後の受講生の指摘によって判明。米国の戦略上の基軸は 欧州からアジアに移っており、米海軍の比重において、これまで欧州(大西洋)・アジア(太平洋)が50%50%であったのを、2020年までに40%60%に変更する計画であるというのが正解。最初の記述で中国・ロシアによる米国抑制対象の中心が極東から中東(ともにアジア大陸)記述について、中東を欧州大陸と誤解したがゆえのミスであった。それでも何はともあれ、当たり前といわれればそれまでだが、休まず欠かさずやり抜くことができた。残るは来週の試験である。

 

新入生セミナー

 試験はないので最終回。提出レポートをめぐる後半の意見交換。ようやく顔なじみとなった頃に終わり別れるのは少し寂しいが、このセミナーでの経験をこれからの勉学に活かしてほしいと思う。最後の方に集中した配布物やアンケートにも対応できた。小さな教室を確保したことも受講生間での親近感が増した要因となった。

 

行政学演習

 ゼミも今回で最終回。ゼミ論をめぐる後半の意見交換。皆が前向きで、なかなか良い雰囲気だっただけに、ジョイントとまちづくりに向けて後期履修者が少なかったのは痛かったが、それぞれが研究に選んだ分野で全力を尽くしてほしい。

 

行政学

前期最終となる講義は行政学の基礎知識から離れて、これまでの自分なりの震災研究を「東日本大震災後の行政研究とは」と題して、パワポを使ってプレゼンした。現地で撮影した写真や直接入手した資料、これまでの研究の足取りを整理できたという意味でも、準備は大変だったが自分にとってもやって良かったと思った。残すは来週の試験とその後の成績提出。

 

卒論指導

初めての試みとして前期最後に夏休み中の研究計画を提出してもらった。また、色付きのペーパーに後期以降の研究室活動について、教員の考えを記したものを配布した。終了後の資料室での懇親会ではの3年生3名も加わり、4年生、院生と一諸に前期それなりにやり遂げた感触を共有しながら、楽しく過ごした。

 

説明: ---

 

研究室トップへ