20111月 中村祐司の教育日誌

 

 


 

 

11/01/11. Tue.

 

学術英語講読(政治・経済領域)

新年の授業スタートはプリントNo.11から。“Campbells testimony,  Japans apology, Chinas booming exports, Victory for gay marriage”を読む。4本目の、社会的な理解の共有をどう図っていくべきかについて鋭く指摘した一文が印象に残った

 

 

比較政策研究(大学院)

2名から報告。広域行政の基本的枠組みを取り扱ったものと、中国におけるレジ袋規制について。今回で報告は一区切りで、次回は修論を想定した目次の提示。やれる時に進んでおけば、後になって必ず役立つので、目次作成に取り組むのには早過ぎることはない。

 

 


 

 

11/01/17. Thurs.

 

現代政治の理論と実際

レポート提出の日。ほとんどの受講生が締切遵守だったのが嬉しかった。だが、予想外にファイル名や名前の挿入などの点で半分以上は何らかの修正作業が必要となり、パソコンへの取り込み作業に相当なロスが生じた。次回と次々回の司会者、発表者の割当ても時間内で終わったものの、就活関連の新聞切抜コピーについての内容説明はほとんどできす。

 

 

地方自治論

同じくレポート提出の日。受講者数にやや余裕があり、慌てずにファイルを取り込んだ。就活関連の切抜コピーの説明も短くして、現政のレポートとともに研究室HP掲載に取り掛かるために、足早に研究室に向かった。作業の時間を確保するのがなかなか大変(結果は、何とかゼミ開始前に掲載完了)。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

昨夜慌てて用意した「20111月の行政学研究室の活動について」(A4で1枚)をもとに、今日を含めてあと3回のゼミ活動を整理。来週のメインは卒論・修論発表会。再来週のメインは4月以降の卒論指導について。時は学生の成長とともに確実に経過している。

 

 

卒論指導

同じく20111月の行政学研究室の活動について」を配布して、卒論指導のところを説明。3年生2名が参加してくれたので、来週の発表会をめぐる段取りがスムーズに進んだようだ。研究室HP掲載作業は留学生院生・研究生の多大な貢献のおかげ。社会人院生も他の社会人院生への連絡を自ら引き受けてくれて助かる。ある意味、この研究室は世代を超越して展開される協働空間なのかもしれない。

 

 


 

 

11/01/18. Tue.

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英文講読U(学部共通教育)

Aid shortfall to Pakistan, U.S.-Saudi arms deal, Chinas growing economy, U.S. trade deficit”を読む。複数の受講生は確実に力を上げてきている。内容そのものに興味・関心を持ち、英文を味わう雰囲気すらこのクラスには出てきた。最後まで気を抜かずにやっていきたい。

 

 


 

 

11/01/24. Mon.

 

現代政治の理論と実際

レポートをめぐる自由討議の前半。学生ならではの視点でいろいろと意見を出し合うのが目的である。ピンチヒッターの司会がよくさばいてくれて、激しい感じではなかったものの、だいぶ盛り上がった。時間が押して、教員からのコメント提示と就活関連新聞記事の一言解説の時間はなくなってしまったが、次回に向けてはずみとなる内容となった。

 

 

地方自治論

人数の関係でやや余裕をもった形での自由討議。レポート個々の内容はそれなりに公共サービスの一断面に触れていると感じた。もう少し厳しい議論の応酬があってもよかったが、共通の解決策を模索する一体感が生じたのが収穫。

 

 

卒論・修論発表会

演習室Tの冷え込み具合は半端ではなかった(暖房が効かないような空気の冷たさ)が、2コマ近くを使った質疑・応答の中身は充実していた。卒論は副査からのコメント、修論は口頭試問と最終発表会といったようにまだ先はある。しかし、研究室活動としては今日で大きな区切りとなった。学部生、研究生、院生がほぼ一同に会した中、まさに研究室運営としては適正規模だと直感したし、メンバー全員を誇りに思えることができ教員冥利に尽きるとはこのことだと心に刻んだ。

 

 


 

 

11/01/26. Tue.

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英文講読U(学部共通教育)

15回授業目前の14回目。プリントNo.13。“Hostage diplomacy, New government agenda, Aid to Pakistan, Hold the hijab in Anaheim”を読み切る。生きた英文社説を読む面白さを受講生も感じ始めているのが分かる。授業としては次回最後まで気を抜かずにやっていく。

 

 

比較政策研究(大学院)

全員から目次案報告とそれに対する意見提示。修論提出まで1年を切ったこの時点で論文の骨組を考えておくことは重要だ。論文を作り上げるという孤独で苦しい営為への向き合い方には、その時々での起伏は避けられないだろう。しかし、この授業でやってきたことは、この困難には立ち向かっている仲間がいるということだ。受講生の誰もがやればできる。ぜひ果敢に完成を目指してほしい。

 

 


 

 

11/01/31. Thurs.

 

現代政治の理論と実際

授業最終回で自由討論の後半。ポイントを突く発言が随所に見られた。時間は押していたが、活字として残しておく意義を強調した。就活関連の新聞切り抜きコピーを配布した後、授業評価で終了。だがまだ試験が残っている。問題を作成し採点する作業が待っている。もうこの時期に来たら雑務であろうと入試業務だろうが中央突破でやるしかない。

 

 

地方自治論

同じく授業最終回で自由討論の後半。授業参観で2名の先生が来てくれて緊張というよりは嬉しくなる。せっかくなので受講生と同様に発言してもらった。気のせいか受講生も張り切っていたのがよかった。ただし、時間がなくなり、総評はできず、就活関連新聞も配布するだけ、何とか授業評価までもっていくのが精一杯だった。やはり試験が来週にある。ここまできたら皆勤して区切りを付けたい。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

411日が卒論指導初日なので、半ページ分のメモを配布してそれまでにやっておくべきこと(A4で4枚)を確認。カリキュラム改革をめぐるアンケートにも答えてもらう。自分が昨日仕上げた未定稿の内容を紹介しているうちに一人で熱くなってしまい空回りしたしゃべりが止まらなくなってしまった。しかし、批判精神を持ってほしいというメッセージは伝わったと信じたい。卒業生に色紙を用意する優しさに感激。すでに次に向かってスタートを切った今年度ゼミ最終回であった。

 

 

卒論指導

 院生の最終報告と審査報告、卒論生の副査からのコメント受付などまだまだこれからだが、研究室活動としては正真正銘の今年度ラストの卒論・修論指導。学部生がA44枚なので、新年度修士1年生は6枚、そして2年生は8枚と設定した。やってくれるだろう。いやこれくらいはやってもらわねば。ほっとしたような寂しいような気持ちになった。終了後の食事は唐突に誘った教員のせいで、行けるのは全部で3名だったが、久しぶりにゆっくりと落ち着いた雰囲気を楽しんだ。

 

 


 

 

11/02/01. Tue.

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英文講読U(学部共通教育)

15回目の授業。至上命令なので逆に開き直って貫徹できたことに納得した。授業評価とカリキュラムアンケートのため10時に終えざるを得なかったが、プリントNo.14.“Middle East peace talks, Fare of the Burma vote, U.S. mission in Iraq, Sanctions on N. Korea”を読み切る。まだ来週の試験がある。問題を作成しなければ。カリキュラム改革(改悪?) のあおりを受けて、来年度後期開講せずと判断せざるを得ないのが正直悔しい。しかし、来年度は試行年度であるので、その分エネルギーを費やす方向を変えて様子を見ることとし、またその時点で考え直したい。

 

 


 

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