201011月 中村祐司の教育日誌

 

 


 

 

10/11/01. Mon.

 

 

現代政治の理論と実際

所得税について新聞報道を情報源にして基本的なしくみについて説明。できるだけ事例を挙げて受講生の間での理解の共有を図った。椅子も向かい合って座って意見交換ができやすいようにした。意見については社会人受講生に頼る面もあったが、徐々にでも多くの受講生の考えを引き出していきたい。

 

 

地方自治論

プロスポーツが地域づくりに果たす役割について、県内の4つのプロスポーツチームを念頭に話題を提供する。企業スポーツと地域密着型クラブスポーツとの違い、具体的事例などをもう少し丁寧に提示できればよかったが、受講生はそれなりに地方自治との関連性に納得した様子だったのでよかった。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

いよいよジョイント提出レジメ(14日)、まちづくり提案原稿(19)と迫ってきた。原稿作成に力を入れていくことを皆で確認し合った。学生生活実態調査の依頼など細かい連絡事項もあり。このゼミが3年生にとってはクラスルームの機能をも果たす。

 

 

卒論指導

卒論生1名、院生1名、研究生2名から報告。このように発表の場(=実践の場)を設けることが大切。11月は学部3年生、卒論生、修論生の論文作成にとって重要な時期だ。締切りを追い風に、気持ちで負けないで取り組んでほしい。

 

 


 

 

10/11/02. Tue.

 

 

学術英語講読(政治・経済領域)

“Lebanon’s secret weapon”, “Oil spill without borders”, “Easing the siege of Gaza”, “Colombia’s new leader”を読む。各国の英文社説を週1回朝一番で読むことの意義は、国際社会へのアンテナを頭の中で毎回整理し直す良い機会であるように思われる。着実に力まずに1回1回を積み上げていきたい。

 

 

比較政策研究(大学院)

2名から大都市広域行政と総合型クラブについての報告。やはり文章化しかつ発表となると、それなりの準備が必要で、さらに発表が他の院生を刺激する好循環が生まれるようだ。やはりこのやり方は間違っていないと思う。

 

 


 

 

10/11/08. Thurs.

 

現代政治の理論と実際

開幕中のAPECについて、関連の略語の意味や日本政府が直面している政策課題等、新聞報道をもとに説明。農政部門のみならず、製造部門・サービス部門における大変な難題であると同時に、まさに域内のヒト・モノ・カネのグローバル空間の新たな構築につながる機会ともなり得ると思った。受講生にとって、現在進行形の題材を対象にしたならではの興味深さがあったのでは。就活関連の新聞報道も紹介。

 

 

地方自治論

先週末に何とか仕上げたスポーツ・ガバナンス原稿をもとに、地方自治との関連を意識しながらスポーツ世界を大きな視野から見据えてみた。世の中が変わりつつあるのと同様、スポーツ世界も変革のうねりは避けられない。現政授業と同じく就活関連の新聞報道を配布。

 

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

まちくづくり提案の原稿が19日、ジョイント原稿が14日と締切が迫ってきた。ジョイントの共通テーマ発表など2つのグループでの調整も必要になってくる。原稿作成に残され得た時間で、できることをのびのびと精一杯やってほしい。

 

 

卒論指導

2年生、1年生、卒論生の各々1名から報告。諸事情はいろいろあるだろうが、今月はとにかくやるしかない月だ。このあたりから日数の経過がどんどん早くなってあっという間に年末に至る。教員としても心配はきりがないので、目の前の課題を一つ一つ丁寧に片付けていくしかない。

 

 


 

 

10/11/09. Tue.

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英文講読U(学部共通教育)

“Lebanon’s secret weapon”, “Oil spill without borders”, “Easing the siege of Gaza”, “Colombia’s new leader”を読む。明るい雰囲気のもとで着実に進んでいけば、この授業もどんどん進化していけるような気がする。

 

 


 

 

10/11/15. Mon.

 

現代政治の理論と実際

朝日と読売の新聞報道の切り抜きをもとに作成した北方領土問題のレジメを配布して、今日までの経緯を丁寧に説明。説明後に複数の受講生から意見が出たのはよかった。次回から少しずつ受講生自身による発言や報告の機会を増やしていくつもりだ。就活関係の記事はA3両面印刷で2枚配布(かなりの情報量)。

 

 

地方自治論

自分が直近で書いた原稿を授業の素材としているが、文章化したものとしては本日の分で持ち玉が尽きた感じだ。自治体の総合計画をめぐる動きについて、これまでの5年間と現在やっていることのポイントを紹介した。内容が込み入っていて難しいかと思ったが、耳を傾けて吸収してもらえたようで嬉しかった。就活関係の記事についても同様に配布。こちらも出し惜しみしないで、鮮度の高い情報をどんどん出していきたい。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

ジョイントレジメ(共通テーマ)と分科会原稿2本が出揃ったので、じっくりとはいかなかったが目を通す。16日提出締切でありOKを出す。今夜中か遅くて明日中には確実に送信してくれると思う。来週が学祭で休みなため、ジョインに関する事前の打ち合わせ事項について配布メモをもとに詰めていった。来週水曜午前の模擬発表についても決める。まずは一安心だが、プレゼンの練習は重要であり、ゼミ生にとっても気の抜けない日々が続く。

 

 

卒論指導

ジョイント参加の1名にゼミでの打ち合わせ内容を伝え、その後卒論生1名から短い報告。自分作成の原稿を配布して卒論作成の意義について力説。今からが頑張り時だ。途中入ったアルバム記念撮影も順調に短時間で終了。4年生はいずれも卒業後の進路を睨んで必死な様子が伝わってくるが、暗くならない雰囲気に救われる。教員も含めこの調子でとにかく少しでもあきらめずに前に進に進んでいけばいい。

 

 


 

 

10/11/16. Tue.

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英文講読U(学部共通教育)

“Israeli PM’s visit to U.S.”, “Rumors fuel violence”, “New economic clouds”, “Reflection of Russia”を読む。ところどころ難解な内容はあったものの、一文ではなく、段落、さらには段落間のつながりを把握できる受講生が出てきたことを素直に喜びたい。次回はプリントNo.7. とにかく目の前のことをやっていくしかない。

 

 

比較政策研究(大学院)

2名から広域連携と環境政策(レジ袋減量化)についての報告。冬の到来といった感じで確かに夜間開講の開始前は辛い面もあるが、活発な意見交換ができたので苦にならなかった。報告の研究室HP掲載作業は忘れないうちに早めにやっておいた方がいい。

 

 


 

 

10/11/29. Mon.

 

現代政治の理論と実際

授業も折り返し点に来た(8回目)。レポート提出について説明。来年1月中旬の締切に向けて今日からスタート。話題提供は海上保安庁の仕事についての補足説明。就活関係の記事についても取得情報提供を惜しまず、A3両面印刷で2枚配布。次回は全員から関心テーマについて口頭報告。

 

 

地方自治論

同じくレポート提出について説明。受講生は23年生のせいか、脚注などについては1年生が多い現政の授業よりもすんなりと受け止めたようだ。話題提供は町内会・自治会機能について。次回は自分なりの問題関心を口頭で報告。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

成功に終わったジョイントの疲れを引きずったまま昨日の今日でゼミに臨むが、まちづくり提案に向けて気持ちを切り換える節目ともなった。前半にジョイント成果の研究室HP掲載の今後のスケジュールについて確認。後半は早速、ポスター作成とプレゼンに向けて2つのグループが始動。目標を来月17日にスムーズに転換できたのがよかった。

 

 

卒論指導

卒論・修論もまさに大詰めの時期に差し掛かってきた。卒論生1名、社会人院生2名から報告。とくに院生2名の仕上がり具合は順調で、この調子で進んでくれればゴールに間違いなく至るだろう。ただ、注意すべきは本格的な冬に入るなかでの体調管理か。

 

 


 

 

10/11/30. Tue.

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英文講読U(学部共通教育)

“U.S.-ROK joint exercise”, “Tough-love stance on Fiji”, “Iran stoning”, “Tokyo’s muling class” を読む。受講生を2回当てるようにした。以前よりも訳に勢いが出てきたのが収穫。クラスの雰囲気に積極性が出てきたのが嬉しい。

 

 

比較政策研究(大学院)

研究室所属院生と教員から報告(各々石油開発政策関係、スポーツ・ガバナンス関係)。書き手本人の関心の深さは聞き手に伝わるものだ。活発な質問・意見が相次いだ。時間や回数が限られているがゆえに、受講生の集中力も途切れない好循環になっている。

 

 


 

 

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