2009年12月 中村祐司の教育日誌
09/12/01. Tue.
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英文講読U(学部共通教育)
12月に入って最初の授業。”Thailand’s democracy”, “Sanctions on Cuba”, “Political coup in Fiji”,
“The price of piracy”を読了。本日取り扱った社説は内容的にかなりの重量感があった。確かに頭の中だけの世界だといえばそれまでだが、英文活字の読み込みによって国際社会へのアンテナが鋭敏になるはずだ。
比較政策研究(大学院)
2名から報告。いずれも勢いと今後の研究の進展を期待させる内容であった。次回が報告としては最後の3回目に入っていく。資料や関連論文の読み込みと同時に自らも今の時点で書き込んでいく行為は、来年の修論作成に必ず役立つはずだ。
09/12/07. Mon.
現代政治の理論と実際
導入部分ではテキストポイントをいくつか指摘。その後、レポート作成に至るスケジュールを提示。急ぎ気味にレジメ内容も取り扱う(需要サイド、企業統治、分権と地域主権、普天間飛行場問題の経緯)。留学生2名の報告をうっかり飛ばしてしまった。来週忘れないようにしたい。来週の報告者の割当てを決めてから終了。
地方自治論
同じく導入部分はテキストから入る。5名から報告。地元(出身地)の課題を取り上げる受講生が多い。欠席者が数名いて連絡が回らないのが痛い。次回の割当てを決めて終了。早いもので年内は残すところとあと2回だ。
卒業研究準備演習(行政学ゼミ)
まちづくり提案に向けてスケジュールとこれから作成するポスターの中身について確認。また、ジョイントHPの作成に向けた段取りも。12日までは3年生は少数で頑張らざるを得ないが、4年生も院生も応援しているのでそれを力に代えてほしい。その時できることにベストを尽くすのがこの研究室のスタイルなので、とにかく前向きに取り組んでいこう。来週は模擬発表とポスター提示。
卒論指導
4名から報告。研究室内締切りがいよいよ来週に迫ってきた。今、できることに全力を尽くしてほしい。その思いがあったから、敢えてジョイント感想や写真のパソコンへの取り込みを本日中に行うよう指示した。教員側でも念のため卒論の表紙など要領について確認しておかなければ。
09/12/08. Tue.
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英文講読U(学部共通教育)
“Reviving relations”, “Voters’ expectations”, “Audacity of DPJ”, “Japan’s
new rulers”を読む。韓国、インドネシア、アメリカ(2紙)の新聞社説の見方に固有なものがあって興味深かった。年内はあと2回か。予習した上で朝一番に出席してくる受講生がほとんどであるのが、心強いし励みになっている。
09/12/14. Mon.
現代政治の理論と実際
今回と次回が中間報告。受講生が情報・考察の発信者として参加する点が大切だ。テキストポイントにも触れる。教員も日航再建問題、労働者派遣法改正についての新聞記事打ち込みのレジメを配付した。次回の割当てなどを確認して終了。年内この授業も残すところあと1回。
地方自治論
同じく今回と次回が中間報告。現政と同じく欠席者フォローなどで対応が混乱しそうになるものの、次回の報告者割当ても決める。レジメも配付(とちぎ寸言の後半の3本)。テキストポイントも急ぎ気味に指摘。テーマ(タイトル)の変更はまだ間に合う。受講生の多寡に関係なく授業に臨む教員の姿勢は一貫させていきたい。
卒業研究準備演習(行政学ゼミ)
まちづくり提案に向けた模擬発表。ポスター作りにもこれほど力を入れた取り組みは研究室始まって以来ではないか。発表内容についても後はもう少しの取捨選択とプレゼン力を磨いてほしい。時間を少しおいてもう一度模擬発表。当日の移動の確認もした。
卒論指導
研究室内卒論締切り日。7本が出揃う。修論2本と合わせて9本をこれから1週間かけてじっくり読む。来週月曜の内容チェック伝達の日程を固める。研究生2名についても院試験に向けた研究計画や必要書類について指導の時間を設けた。本日、修論・卒論が出揃って大きな山を超えてひとまずほっとした。
09/12/15. Fri.
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英文講読U(学部共通教育)
”Turkey’s bid to join EU”, “Chaos in Afghanistan”, “Sexual integration”, “Time
to talk with Iran” を読む。受講生全員がまさに訳している箇所に集中しているか見極めるため、4本目の社説について、途中で意図的にフェイントをかけるように当てたが、訳す箇所がずれることがなかった。確実に読解力は上昇していると同時に、授業に臨む真摯な姿勢が感じられてとても嬉しかった。
比較政策研究(大学院)
受講生3名から報告。いずれもステップアップが感じられる内容であった。1年後の修論作成に向けて着実に歩を進めている。今回で年内は最後。報告内容とその後の意見交換を通じて、相互に研究意欲を向上させるような刺激を与え合うことができたと思う。
09/12/21. Mon.
現代政治の理論と実際
レポート作成に向けた事前報告の最後。報告者の確認をした後、6名から報告。郵政民営化や道路建設、在日外国人地方選挙権等をめぐり、課題の所在を確認し合った。テキストにも言及。次回、いよいよレポート提出となる。冬休みの間、自分も筋立てを考えておかなければ。
地方自治論
教員による授業参観日として公開(1名が聴講)。7名から報告。関心のある身近な素材からぜひ地域社会の課題を把握してほしい。テキストにも言及。教員作成の「自治体・住民・地域・企業・大学の『多文化共生論』」も配付して、社会に鋭敏なアンテナを張ってほしい旨を伝えた。同じく、次回はレポート提出日。
卒業研究準備演習(行政学ゼミ)
この日の午後は修論・卒論チェックに取り組んだので、ゼミは最初の30分間を使って、今後のスケジュールについて確認。その後は早速作業に入ってもらった。ジョイントとまちづくり提案を経て、ゼミ生は一回りも二回りも成長したように見えた。とにかくお疲れさまと言いたい。
卒論指導
何とか対面式の卒論チェックを終えて、一息つくことができた。その後、今後のスケジュール(卒論発表会や進路情報交換会など)について確認。終了後はここ数年記憶にない、学外での忘年会で大いに盛り上がった(その後、ボーリングかカラオケに行くとかいう声が聞こえたが、気持ちはともかく体力的にとてもついていけなかった)。
09/12/15. Fri.
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英文講読U(学部共通教育)
今回は社説ではなく、”Web sites profit from users, not ads”を読む。受講生の方が良く分かっていると思いつつも、興味深い内容に引き込まれながら読んだ。書籍にしても政治にしても今後、ネットがより一層浸透しこそすれ、後退することはないだろう。終了時には思い切って次々回の社説集まで配付(「返し縫い効果」(自分の造語)を期待したい)。今年の授業はこれで一段落。褒美があるわけではないが、この時点で、自分で自分にご苦労様と言いたい気持ちもある。少しの間だが、授業モードから離れてもいいだろう。