200910月 中村祐司の教育日誌

 

 


 

 

09/10/05. Wends.

 

現代政治の理論と実際

政権交代後の予算編成や政策立案の変化など、現在進行形の諸課題を取り扱うため、シラバスの記述はあくまで大きな枠組み提示である旨を説明。講義メモは今夏の衆院選をめぐる新聞報道等から抜き出したもの。出典を記さなかったため、HP掲載は無理か。次回はマニフェストにも触れつつ、政策の各論にも踏み込んでいきたい。

 

 

地方自治論

 自分が直接に関わっている地方自治体関係の仕事を中心に、まずは数回の講義を進めていきたいと説明。教育評価委員会の点検・評価について言及した。教科書的な説明はできるだけ補足的に取り上げていくつもりである。少なめの受講者数なのでやりやすいかも。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

 ジョイントとまちづくり提案に向けて本格的にスタートした日。役割分担や相互の連絡先もこの時間内で設定した。来週の課題を提示して、後は実行あるのみといった感じとなった。11回を大切にしていこう。

 

 

卒論指導

 ほとんどの卒論生とは久しぶりに顔を合わせた。全員揃うということだけで何だか一安心する。メーリングリストの設定を院生なども含めて行う。これで4年生への連絡は大丈夫だろう。次回以降の割り振りはきついのを承知で1回当たり3人か4人に決める。1回あたりの作成ページ数は2枚から4枚。そのくらいでやっていかないと、11月の後半になってにっちもさっちも行かなくなる。活字を積み上げていく大変さは分かっているつもり。互いに励まし合って完成を目指したい。

 

 


 

 

09/10/06. Tue.

.

英文講読U(学部共通教育)

初回なので、この授業のねらいとするところ(新聞社説の内容を正確に把握する)を話す。受講生は18名とやや多め。プリントNo.1を渡し、最初の”Talking to the Taliban”を教員主導で丁寧に読む。この時間は何よりも予習を伴った継続が一番大切なので、淡々と着実にやっていきたい。次回は残りの3本を読む。その後は、1週間に1枚の割合で進めていく。

 

 

比較政策研究(大学院)

社会人院生の受講可能時間帯に合わせて1750分から開始。現時点で確定した受講生が6名で非常にやりやすくなった。自分の問題意識を簡単に話したあと、各受講生から自己紹介と研究テーマを数分程度で述べてもらう。そのテーマについてやり取りした後、発表の割当てを決めた(振替授業があるのに後で気づき助かった)。院生相手、院生同士ならではの視点の提供や意見交換に努めていきたい。

 

 


 

 

09/10/13. Tue.

.

英文講読U(学部共通教育)

NO.1のプリントの残り3本である”Guinea-Bissau situation”, “North Korea’s threat”, “Stem-cell questions”を読む。全員に当てながら、受講生の予習の状況を把握しつつ進めていった。次回から1回でプリント1枚を読み切るので時間配分に注意しつつ、当面は受講生の理解具合を探りつつやっていこう。

 

 


 

 

09/10/15. Thurs.

 

現代政治の理論と実際

月曜振替授業日。なかなかペースがつかみにくくなるが、慣れるまで仕方ない。二元的政策決定システムから政策立案機能の内閣への一元化の転換がなされつつあることと、子育て支援・年金医療・農家所得補償・高速道無料化・温暖化対策の政策枠組みについて説明。テキストでは関連で前々回の衆院選のところに触れた。しばらくは講義形式を通じて受講生の間で共通理解を作っていきたい。

 

 

地方自治論

 ちょっとしたゼミのような雰囲気。しかし受講生の構成は院生あり聴講生ありで多様だ。教育委員会評価とまちづくり市民会議の経験を文章化したものを講義メモとして使用した。説明するうちにいろいろと思い出すことがあって、口調がつい熱くなってしまった。次回は前半で話題提供した後、後半で地方自治体の公共サービスを受けた経験を受講生に書いてもらうつもりだ。

 

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

 まちづくり提案への取り組みにあたって、テーマに関して市政研究センターの方が2名わざわざ来室してくれ、アドバイスをもらった。やり取りのなかから今後のヒントとなる切り口がいろいろ出てきたように想われた。ジョイントの件での調整にも時間を当てる。共通テーマの地方議会については来週月曜に持ち越し。

 

 

卒論指導

 3名から報告。文章化の労は認めたいものの、次回はぜひ論文の本丸部分を提示してもらいたい。就職支援センターに出す進路等についての書類をあやうく忘れるところだった。卒論指導経由でどうこう聞かれる前にぜひ自ら登録し、センターに積極的に足を運んでほしい旨を伝えた。就活に奮戦中の卒論生には口で言うほど簡単ではないだろうが、まだまだこれからなのだから、ぜひマイペースでそしてめげずに向き合っていってほしい。

 


 

 

09/10/19. Mon.

 

現代政治の理論と実際

予算編成過程、2010年度概算要求、ムダの洗い出しと新財源をテーマに新聞報道を資料源に授業を進めた。以前よりは受講生との間で理解や考えのキャッチボールができたように思われた。この調子で、新政権の動きを現在進行形で伝えていきたい。テキストも三位一体改革、金利のところのポイントを使った。

 

 

地方自治論

 地方自治体の行革プランについて話す。テキストも県レベルの地域政策と商店街活性化のところのポイントを指摘。後半は、「今まで地方自治体(都道府県でも市町村でも構わない)から受けたりあるいは参加したりした公共サービスのなかで、最も印象に残っている公共サービスを一つ挙げて、それについて自分が感じたこと(良いことでも悪いことでも構わない)を書いてください」という課題を出す。来週の授業でピックアップして紹介するつもりだ。

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

 ジョイントとまちづくり提案に向け本格化してきた。前者の実務面の対応も皆で協力してやっていきたい。まずは出向いて現場を見てくることが大切だと思う。人と会うことでつながりもできていくはずだ。原稿提出の締切が両者とも同じ時期なので、あと1カ月弱は原稿提出を目指して、小人数を逆手にとってその強みを生かしていこう。

 

卒論指導

 4名から報告。卒論生にとって、これからは11回を未来形(○○をやります)ではなく、過去系(○○をやりました)で臨むことが大切だ。教員もこの時間をこなすだけに終わらず、内容にどんどん踏み込んだ指導をしていかなければ。院生や報告者以外の卒論生からの活発な意見も期待したい。

 

 


 

 

09/10/20. Tue.

.

英文講読U(学部共通教育)

“AIDS and the Vatican”, “AIG bonuses”, “Pakistan’s judge crisis”, “The Net and the news”.を読む。1本目と4本目を教員が、間の2本と4本目の最初を受講生が訳す。最後の社説はインターネット時代の新聞報道のあり方を問うた内容で読み応えがあった。とくにこの時間はコツコツと継続していくしかない。

 

 

比較政策研究(大学院)

3名による報告が今日からスタート、地域コミュニティ政策、協働事業の自治体HP掲載、新交通システムについて、担当の院生が文章化したものを報告した。内容の共通理解を図った後で意見交換が活発に行われた。今日のような中身の濃い授業をこれからも継続していきたい。

 

 


 

 

09/10/26. Mon.

 

現代政治の理論と実際

昨日の参院補選の結果を受けて、現状の参院会派をメモ書きした後で、新聞報道から打ち込んだ講義メモを配布。国債発行額、国会改革、分権改革、事項要求、企業活動の海外移転、経済財政諮問会議、郵政民営化、緊急雇用対策の原案の順にキーワードを追いながら説明した。受講生からもこの1週間での国政について聞く。テキストでは小児科医療に言及した。次回も同じようなパターンで進めていきたい。

 

 

地方自治論

前半は、先週、受講生に書いてもらった身近な公共サービスで感じたことについて、ミニレポートをもとに進めていった。当該地域の公共サービスの浸透ぶりや課題が伝わってきた。後半は23年前に県内A町で取り組んだ行政機構改革の報告(4ページ)を配布し、説明した。内容理解はともかく、地方自治研究の意気込みは感じ取ってくれたのではないだろうか。テキストでは積雪対策、市町村合併における地域自治組織や県の勧告権、電子媒体と紙媒体について言及した。

 

 

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

 ジョイントとまちづくり提案に絞って準備を進めている。足でかせいだ情報を中心に内容を構成し、原稿を作成していく。論文形式でいくということと、当面は来月の締切目指して集中することで合意した。11回のゼミがますます大切になってくる。

 

卒論指導・その後ぽぽらで協働デザインリーグ主催事業

 雨が降り続き風も強く、自転車で「ぽぽら」に向かうのは無理と判断。いったん宿舎に戻って車をC棟に横づけして、資料室に戻る。事情を説明して報告者2名については止むを得ず次回に回す。早めに切り上げ車で2往復して、1830分からの協働デザインリーグ主催事業は無事始めることができた。あれほど確認したつもりだったが夕食(サンドイッチ)の数を間違えてしまった。SOについてまずは周知活動が先決だとあらためて痛感した。研究会は成功で、講師はじめ関係の方々に感謝したい。

 

 


 

 

09/10/27. Tue.

.

英文講読U(学部共通教育)

“Islamist radicalization”, “North’s missile launch”, “World Baseball Classic”, “Geithner’s bailout plan”を読む。最後のWashington Postの社説はなかなか読み応えがあり、板書も加えて説明した。受講生にも米政府の金融政策の柱を理解する良い機会となったのでは。次回は振替で来週金曜日(11/6)となる。そのことを言い忘れてしまったが、ペーパーに記しておいたので大丈夫だろう。本日は受講生全員が出席したせいか、教室がぎりぎりという感じだった。

 

 


 

 

研究室トップへ