20096月 中村祐司の教育日誌

 

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09/06/01. Thurs.

 

行政学

今日から後半に入る。第11章と第12章。期末試験を76日に設定。「費用指向の規準」の説明のところで、「直接便益+間接便益」をレジメ記載通り規制担当部局の観点と言えばよかったのに、何を血迷ったのか、査定部局に直すようにと間違って訂正してしまった。テキストポイントは次回61から。中間授業評価アンケート(自由記述)を行う。終了後早速目を通す。「秀」の適用開始学年を間違えていたことなど、受講生の指摘で知る。また、説明の仕方など相反する感想が多かったものの、今後の授業を良い方向にもっていくために、受講生の意見は不可欠なものだと思った。

 

行政学演習

3名から報告。インタビュ調査を実践した成果が出てきた。やはりとにかく現場に行ってみるのが大切だ。意見交換も割合スムーズになってきた。後期の定着率どうこうではなく、今は一回一回の演習充実だけを考えていきたい。

 

卒論指導

3名から報告。いずれもいい形で文章化されている。意見交換がはずみ、雇用政策絡みの資料は提示するのみで、来週取り扱うこととした。卒論生・院生が毎週月曜のこの時間に集まって、ああだこうだと言い合う価値を重視したい。この時間は論文作成に前向きに取り組んでいくという相互確認の機会でもある。

 

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09/06/03. Weds.

 

国際学英書講読

プリントNo.6. タイトルは”President Barry”, “Financial crisis”, “American ‘smart power’”,  “Bush’s `what ifs’”. 時間内に1枚読み切る原則に変更はないが、途中、1,2分程度でも「中休み」を入れることと、質問の時間を設けるようにしたい。後者については、そのおかげで構文把握の訂正ができた。今はプリント2ケタを目指して地道にやっていくしかない。次回のプリント枚数が足りなくなり、しかも毎回出席の受講生に我慢(本人がコピー)してもらう結果となった。出席したり欠席したりは正直勘弁してほしい。

  

余暇政策論

先週日程変更を伝えておいたので、それに沿って今日は教員から話題提供。先月20日付での資料を配付。その後、今回、教員が作成に取り掛かったレポート内容と、先日提出した紀要論文(いずれも北京五輪関係)について説明する(後者についてはプロジェクター・スクリーンを利用)。たとえA42,3枚であろうと、学術レポートの完成は決して容易いではない旨と、それゆえにぜひ価値ある足跡を残してほしいというメッセージは伝わったはずだ。次回ポイントは51から。

 

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09/06/04. Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

スポーツ活動をめぐる傷害保険、裁判員制度とプロスポーツ選手、Jリーグ運営の新境地について説明。現代社会の動きにスポーツ社会は無関係ではない点を強調した。79日実施の授業内試験(課題提示)についても口頭で大まかに伝えた。ポイントは次回81から(奇数中心)。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

 国際水連の水着規制問題、スポーツ省(庁)設置やスポーツ基本法制定への動きとその背景(政局との絡みなども)、世界不況を受けたF1マネジメントの変容、改修後の宇都宮競輪場(口頭のみ)を取り上げた。テキスト次回は同じく81から(偶数中心)。新聞報道からのデータ収集は地道な仕事だが継続していきたい。

 

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09/06/08. Mon.

 

行政学

 レジメ13章と14章。先週の中間授業評価アンケートの内容を受けて、今日の授業ではポイントを各章1個とした。その他、文章化した回答例の板書などを心掛けた。中間試験の結果を知りたい受講生には教えるとしたが、気になるのか授業終了後、結構な人数が教壇に集まってきた(気のせいか試験の出来が今一つだった学生が多かったような)。テキストポイント次回は71から。

 

行政学演習

ケガや体調不良で3名が欠席。梅雨入り直前の今の時期、体調管理に気をつけたい。ゼミ生の現地調査にもとづく研究小論作成は確実に進んでいる。人数もこの程度がベストだと思う。次回は口頭での進捗状況の説明と教員からの話題提供。

 

卒論指導

卒論に向けてできることをコツコツやっていくしかない。まさに学問に王道なしだ。2名から報告。テーマを今の時期に完全に絞りきる必要はないものの、調べるターゲットが定まれば気持ちの整理がつくというか、卒業研究に腹を据えて対峙することができる利点は確かにある。残りの時間で就活をめぐる中央公論の論説を素材に意見交換。4年生は皆進路に悩んではいるものの、誰もが前向きな姿勢なのがいい。必ず突破口を見出せるはずだ。

 

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09/06/10. Weds.

 

国際学英書講読

プリントの7枚目。タイトルは”Middle East”, “President Obama”, “Obama’s inauguration”, “An era of responsibility”. ある程度、訳には勢いも必要で、それを実践した受講生がいたことが嬉しかった。時間きっちり始めて90分間をフルに使う授業となっている。何人かの受講生は確実に力を付けている。

  

余暇政策論

今日からレポート提出前は最後となる報告で、受講者の半数から一人3,4分で各々の内容を説明。情報源の記載やテーマの絞り方など、まだまだ気をつけたい点はあるものの、ほとんどが文章化してきた点が非常に心強い。ポイントは次回61から。

 

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09/06/11. Thurs.

 

スポーツ・体育社会学(白鴎大学)

来年のサッカーW杯南アフリカ大会についてその概要を説明する。各スタジアムの個性にも注目。後半はスキーやフィギャスケートなど冬季競技をめぐる課題を、社会人チームと施設の例を挙げつつ提示した。授業内試験まで1カ月を切ったので、出題の枠組みについても口頭で説明。次回のポイントは91から(奇数中心)。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

 WBCをめぐるアメリカ・メジャーリーグ(MLB)のアジア市場進出を睨んだ戦略について、インタビュ記事をもとに説明。日本プロ野球チームの集客に向けた「KONKATSUシート」など、あれやこれやの工夫も紹介する。試験について、同様に説明。次回ポイントは91から(偶数中心)。

 

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09/06/15. Mon.

 

行政学

レジメ15章と16章。今回も要点は各章一つずつに絞る(行政需要と、法令案の意思決定過程)。とくに後者は板書を丁寧に行った。私語はなく受講生は確実に理解しているようだ。テキストポイントは次回81から。目の前を見て一つ一つやっていくしかない。

 

行政学演習

口頭で、実質来週締切の研究小論文の進捗具合を確認する。その後、市のまちづくり提案の件、都市ブランド戦略作りへの参加者募集の件、そして先週金曜からの出張や、昨日の総合型クラブ5周年記念事業における講演内容について話をする。研究室活動も正味1カ月を切った。指導方針のブレがない形で臨んでいこう。

 

卒論指導

2名から文章化したものの提示。1名は書き下ろしで、もう1名は興味深い事例を紹介。このようにやってくれると指導教員としては大満足だ。内容が充実しているので当然、意見交換もはずんだ。毎回の卒論指導に真剣勝負で向き合っていきたい。

 

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09/06/17. Weds.

 

国際学英書講読

プリント8枚目。タイトルは”Car industry’s struggles”, ”Iceland’s political crisis“, “Obama’s visit to Canada”, “`Buy American`”. 分からなくても真正面から向き合っている受講生であれば、必ず読み解く力は付きつつあるはずだ。プリント2桁まであと少し。

  

余暇政策論

受講生による中間報告の後半。とくに半ば以降の報告者には問題意識がはっきりと出ているように思われた。来週を各自の中での締切してほしい旨、しつこいほど強調した。市の都市ブランド作成に向けた集まりについての紹介も行う。ポイントは次回71から。

 

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09/06/18. Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

 女子サッカーの振興をめぐる日米の新たな動きについて説明。サッカーくじ収益金を用いた学校の芝生化をめぐる、天然芝と人工芝への補助条件の違いについても述べた。次回テキストは、以前やっていなかった41-502009年サッカーW杯南アフリカ大会の開催をめぐる諸課題にも言及した。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

2016年五輪の招致合戦について、4都市によるプレゼンの中身を新聞報道からピックアップした。個人的にはテレビ放映権において圧倒的な力を持つNBCとの関係で、シカゴ(そうでなければ、時差との絡みでリオデジャネイロ)が最有力だと思うのだが。同じくテキスト次回ポイントは41から50

 

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09/06/22. Mon.

 

行政学

レジメ17章(予算編成過程について2つの要点)と18章(行政活動の有効性について)。とくに前者を板書しながら丁寧に説明したので、大丈夫だろう。予算編成は税金の使途を固めていく大切なプロセスであり、今日の受講生全員に理解してほしい大切なところだ。早いもので再来週がもう授業内期末テストとなる。次回テキストポイントは91から100まで。

 

行政学演習

研究小論文1週間前の段階で、5名からいったん提出を受ける。院生2名と一緒にとくに形式面を中心にチェックする。こうした機会を持って良かった。良くも悪くもいきなり提出では無理な状況が生じるのだから。月曜授業は713日が最終回なので、来週は本提出。そして来月6日がその翌週のプレゼンに向けた準備となる。

 

卒論指導

6名の卒論生が出席。なかなか全員とはいかないものの、この時期の取り組みとしては良くやっている。3名から報告。各々が着実に前進しているのは間違いない。雇用政策に関連する4つの新聞記事は、次回取り扱うことにした。今後の研究室運営に4年生の協力を仰ぐ可能性が出てきたので、時間を超過したがそのことを説明する。月曜の授業が一番ハードなので、毎回、卒論指導が終わった時点での頭の中の疲労は相当なものである。

 

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09/06/24. Weds.

 

国際学英書講読

プリント9枚目まで来た。タイトルは”U.S.Russia relations”, “Iraq’s elections”, “Blagojevich affair”, “Zimbabwe’s tragedy”4本。訳を聞きながら、まじめに取り組んでいる受講生の力は確実に上がっていると思った。とにかくめげないで予習を継続してほしい。

 

余暇政策論

提出1週間前として、初めて自分が作成したレポートに手書きで注意事項を書き込んだプリントを配布して、提出の際の最終確認を行った。あとは受講生がこの1週間でどれだけ頑張ってくれるかだ。レポートは研究室HPに末永く掲載されることを考えれば、このくらいの念の入れ方でちょうどいい。

 

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09/06/25. Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

社会人野球チームの多様性、プロ野球育成制度、南アW杯をめぐる開催国の課題について取り扱う。再来週の試験についても念を入れて説明。本日でテキストを読み終える。梅雨のまっただ中で湿気と暑さが厳しいが、めげずに毎回の授業を丁寧にやっていこう。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

この1週間で2016年五輪招致関係の新聞記事が相当あり、今回も前回に続いて各都市の招致活動をめぐる課題について、新しい情報を取り入れつつ再整理した。決定まであと100日。都市間競争を超越して、国家間の威信をかけた競合の様相を呈しつつある。同じく今日でテキストを一応全部読み終える。

 

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09/06/29. Mon.

 

行政学

レジメ19章と20章。試験出題可能性のある要点2つを指摘。具体的事例の話としは、政府の月例報告における「底打ち」宣言と、県の財政改革プログラムにおける私立学校への助成金の見直しを取り上げた。テキストもどうにか最後まで終わる。試験問題を作成しなければ。

 

行政学演習

研究小論文提出の日。3年生7名全員から無事提出。このトップページのひな型は3年生が作成。院生がそれをワード文書でアップした。皆が今後2週間かけてじっくり読み込んでくる。来月13日に向け、ゼミが始まる前にイメージラボ(発表会場)とコモンルーム(懇親会場)を確保しておいた。来週はこの時間を使って、3年生には準備万端整わせるようにしたい。

 

卒論指導

1名から卒論報告。雇用政策についても論じる。早めに終わって記念写真撮影。資料室内と大学会館グリーンステージで撮影(すべりこみで遅れて卒論生1名が加わり全員揃った)。短い時間だったが、濃くなりつつある緑の中、明るく不思議な一体感を味わった。

 

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