200710月 中村祐司の教育日誌

 

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07/09/29.

 

大学院サテライト公開授業(国際学総合研究B。地域社会と現代)

 

 宇都宮市教育センターを会場に13時から16時まで「地域社会に生きる私たちと地球社会に生きる人々」と題して、この夏の北京市・天津市での調査で撮影した北京五輪競技施設の写真などを紹介しながら話を進めた。事例紹介のボリュームが多過ぎたかもしれないが、「グローバリゼーションと地域社会の変容」を考える上での興味深い素材と、若干の考察上のヒントを提示することはできたように思われる。

 

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07/10/01.Mon.

 

現代政治の理論と実際

9月が思いの他多忙で、準備不足のまま後期の授業がスタート。7月以来のイメージラボはパソコンのスクリーン投影がうまくいかず手間取ってしまった。結局、ケーブルが外されていたことが後に判明。この授業のねらいとして受講生間の相互コミュニケーションを強調。「とちぎ100年構想」の提言について次回、この時間を使って知恵を絞ってもらうこととする。使用テキストについては今回と次回ぐらいでうまく行き渡りそうだ。

 

地方自治論

同じくこの授業の位置づけや全体の大まかなスケジュールについて説明した後、現政と同じく次回やってもらうこと、さらに使用テキストについて述べた。しかし、後者については言い方が明確でなかったせいか、次回また出直しとなりそうだ。講義半分、レポート作成に向けた取組半分でやっていきたい。

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

7月以来の久しぶりの再会。ジョイント、まちづくり提案に向け、とくに前者について既に積極的に準備を進めていて、これなら大丈夫と少しほっとした。電子媒体を利用した連絡方法など、ゼミ外協力者ともうまく連携を取って全員体制でやっていきたい。久しぶりの授業開始と昼間も所要が入ったためか、伝えるべきこと(キャリア講習会の開催と県に対する提案)をうっかり忘れてしてしまった。

 

卒論指導

 就職内定関連の行事が本日多いせいか、少数ではあったものの、夏休み中にやってきたところまで示すことで後期の卒論指導がスタートした。今後の卒論途中作成の順番を割り当てた後、市共同研究についてこれまでの調査や今後のスケジュールについて確認した。新たな試みでもあり、とにかくその時その時にできることを着実にやっていくしかない。

 

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07/10/02. Tue.

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英文講読U(学部共通教育)

10数名と向き合う形の小さな教室なため、英字新聞を皆で読み進めていくには最適である。やはりJapan Times Weeklyを教材として使う。今日は922日付を配布して次回16日までに予習してくることとする。この授業の位置づけとねらいとするところを最初に述べた。「継続は力なり」が典型的に当てはまる授業なので、とにかく11回をきっちりやっていきたい。

比較政策研究(大学院)

今年の受講生は2名と少数であったため、教員も加わり1回に1名の報告で回していくこととした。じっくりとできそうだ。内訳はM1、M2、教員なので、横並びではない形でお互いに学びあっていきたい。今日は初めてなので報告のスケジュールを決めたり、ファイル提出の様式を確認したりした。大学院の授業は研究と直結する。繰り返しとなるがここでも11回を大切にしていきたい。

 

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07/10/09. Tue..

 

現代政治の理論と実際

月曜日授業のため、終日授業あり。この時間を使って、テキストのポイント82を題材に参院選について話題提供した。次回はポイント87とさらに読み解くポイント5をも含めて、受講生からの率直な意見を引き出したい。今回初めて受講する者もいたが、テキストはほぼ全員に行き渡ったのではないだろうか。

 

地方自治論

同じく栃木県の将来像についての構想案を作文させた後に出欠席を取る。驚いたことに8割近くの受講生が今回初めてだとのこと。2年生ともなってくるといろいろと授業の様子見をする傾向にあるのだろうか。先週出席し、今日休み、次回また顔を出す受講生もいるのだろう。そのせいかテキストの行き渡りは芳しくなかった。来週また10数冊を持って来なければいけなくなった。

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

ジョイントやまちづくり提案に向けた準備が実務的にも内容的にも本格化してきた。いろいろと詰めるところが多く出てくるだろうが、誠意と積極性を持ってすれば必ず解決策は見出されると思う。教員としてもできる限りのアドバイスをしていきたい。

 

卒論指導

3名出席で卒論指導。市共同研究の方もこれから本格化してくるので、うまく調整し合いながら進めていきたい。大学が地域のために何ができるのか、何をすべきかについて明確な回答はなく、教員としてもこうした渦の中で卒業研究に尽力する醍醐味を感じている。

 

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07/10/15. Tue..

 

現代政治の理論と実際

先週の火曜から1週間ぶりから1日早まった形での授業で何となく間隔が少し変ではあった。小さなテーブル付きの簡易椅子を壁沿いに動かして受講生間で向き合えるような配置とした上で、前々回の参院選から2005年の衆院総選挙、そして先の参院選までの日本政治の流れを題材に討議を行った。受講生からは二世議員や政治家の年齢層、若い世代の政治参加のあり方などをめぐって意見が出た。テキストのポイントについても「さらにD」、8287と終え、次回までに「さらにE」、81394051を読んできて、そしてできれば資料レジメも配布して、ここ数回は自由討論という形でやっていきたい。

 

地方自治論

前回テキストの「さらにC」、77、78を読んでくるように言ったので、キーワードを指摘しながら補足的に説明する。ごみ処理をめぐる住民と行政との調整課題や地元の取り組みについて受講生からの発言を促した。人数はやや多めだが現政と同じく向き合う配置を取ることができた。次回はテキスト7980のごみ処理関連のところにも少し触れてから、90年代以降の地方分権の流れについて書いた論文を配布したので、この途中まで。さらにテキストについてもポイントの9,10,11を読んでくるように伝えた。今の段階では量的にも先を急ぐ必要はないだろう。

 

卒業研究準備演習(行政学ゼミ)

まちづくり提案打ち合わせのファックス送信や、ジョイントに関する連絡先伝達など教員も結構忙しかった。窓際のパソコン・モニターの映りが以前から悪くなっていたので交換した。両方とも連絡調整の実務を実地に勉強できる良い機会だと捉え、学生と一緒に一つ一つ丁寧にこなしていきたい。

 

卒論指導

資料室が空いたため久しぶりに揃った6名の卒論生と卒論指導に入ろうとしたまではよかったが、パソコンのup dateが全くされておらず、ウイルソフトの更新についても2台については野放し状態で、実質的に1台以外は全く使われておらず慌てた。研究室使用のものと性能はそんなにひけをとらないはずなのにやたらと動きが遅く、up dateも難しい状態。ランの影響かパソコン本体がやられてしまったのか。気心の知れた連中の間でさえも、共同使用というのはつくづく難しいと痛感した。不安ではあるものの、いつまでも引きずってもどうしようもないので、むきにならずに1週間ほど冷まして来週また立ち上げてみよう。

 

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07/10/16. Tues.

 

英文講読U(学部共通教育)

実質的に今日からスタートとなる。922日付のThe Japan Times Weekly1枚目となる。タイトルはRussia’s role in Asia, Development projects, Middle East politics, Unease in Little Tokyoを時間目一杯かけて読む。1時間強ぐらいで集中して終わることができればそれば授業の進め方としてはベストだろう。まだ、受講生の反応を探っている段階ではあるものの、毎回毎回、訳に集中するという意味で試験のようなつもりで臨んでもらいたい。

 

比較政策研究(大学院)

 院生3名から報告。回数が限られている分、1回1回を大切にしていきたい。スペースがなく資料室で行う。報告内容は中国における外資銀行の設立・運営、地元栃木県における地域ブランド、そして太陽光発電といったようにいずれも興味深いテーマが揃った。受講生にはあと1年数カ月となった修士論文に役立つ視点の吸収に努めてほしい。

 

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07/10/20 Sat.21 Sun.

 

放送大学面接授業(地方自治論。栃木学習センター)

 

 初日の土曜日は午後から2時間15分(途中1時間で15分休憩)の授業が2コマ、2日目の日曜日は午前から昼食時間をはさんで3コマ連続。配布・参考資料にもとづいた講義、受講生による口頭報告(「私と地域社会」)、受講生から意見・発言といったように内容が間延びしないよう、そして机配置も向き合う形で行った。多世代にまたがる受講生からとくに各々の生活圏域における貴重な発言を聞くことができ、思わぬ視点の提示も多く、さらには休憩時間における大学同僚教員との情報交換もあったりして、貴重な1日半の経験をさせてもらった。

 

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07/10/22. Mon.

 

現代政治の理論と実際

英文講読Uで得た社説内容はこの時間で紹介することとしたので、最初に口頭で説明した。その後テキストのさらに読み解くポイント6(前回の衆院選における争点に関連したもの)をもとに、受講生からの意見を募る。数人から手が挙がり、自分なりの受け止め方の提示があったのは授業としては収穫であった。次回はポイント61-65と本日の続き。

 

地方自治論

昨日、一昨日の放送大学での講師経験からテキストは授業導入の話(ポイント58)としても使えることが分かった。配布資料をもとに分権・合併・三位一体についての講義を今日から始めた。途中に質問の時間を取ったりしながら進め、テキストは急ぎぎみに79,80,9,10,11。一回あたりの授業のまとまりとして、ポイントはあっちこっちに飛ばずに順番を揃えた形での一塊とした方が良いかもしれない。それと取り扱ったポイントの科目にまたがる一覧表を作った方が良いであろう。次回は12,13,さらに読み解く1、14,15を読んでくるように求めた。

 

卒業論文準備演習(行政学ゼミ)

ジョイント合宿の諸準備打ち合わせで、昨年までの記憶を頼りに集中していると、時間がいつのまにか1615分となっていた。百数十人の人間を動かすことの大変さはあるものの、ゆるやかなプロジェクト組織(=ジョイントゼミ)をめぐる実地の行政実務を勉強していることも事実である。意気込みを持って取り組む価値があると思う。

 

                                                 卒論指導

世代が違おうと論文作成に魔法のような打ち出の小槌はないとつくづく思った。自分で自分に何とか折り合いをつけながら、文章を作成していくしかない。教員も歳を取りつつあるといっても楽に論文が書けるようになるわけでもない。その意味では自己研鑽に直結するのが研究活動なのかもしれない。市共同研究の報告書構成がぼんやりとではあるものの見えてきた。研究室OBも助っ人として加わることとなり心強い。毎週毎週少しでも前に進んでいくしかないだろう。

 

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07/10/23. Tue..

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英文講読U(学部共通教育)

929日付の“Russia and energy”、”Threatened cartoonist, Northern Rock crisis, Hsu versus Oprah”を読む。まずは何とか全員の予習を浸透させたい。時間ぎりぎりで終了。1時間の中で教員側の訳し直しがほとんどなく、受講生による訳を確認してすぐに進むというパターンを最終的には目指したい。

 

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07/10/29. Mon.

 

現代政治の理論と実際

先週の英文講読Uの概要を説明し、テキストのポイント61-65をもとに書ききれなかった副次的な経験や感想を紹介した後、受講生から意見を募った。次回は都市と地方について、一週間の新聞報道から気づいたこと、さらに読み解くポイントBをめぐる自由討論となる。

 

地方自治論

先週の続きで合併、三位一体改革に言及。三位一体改革のその後の経緯について調べられる範囲で次回までにフォローしておかなければ。概論的な講義となっているものの、これを土台としたレポート作成に向かうためには、内容を把握してもらう必要がある。

 

卒業論文準備演習(行政学ゼミ)

まちづくり提案に向けてテーマを絞りつつその方向性を探った。2グループとも試行錯誤しつつも、確実に前に進んでいるのが感じ取れた。緻密な資料検討や現場観察にもとづきつつも大胆かつ実現の誘因となる提案につながることを期待したい。

 

                                                 卒論指導

とにかく書いていかなければ始まらない。まとめの文章であっても形として積み上げていくことが大切だ。このようなスタンスが卒論生全員に浸透している限り、日程的にはだんだんと切羽詰まってきたものの、ゴールは大丈夫と心強くなった。

 

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07/10/30. Tue..

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英文講読U(学部共通教育)

1013日付のThe Japan Times Weeklyで、タイトルは、“On Myanmar”, Ukranian election, Monitoring scare, “On North Korea”の4つ。最後の社説は米国−北朝鮮、米国−イラン、中国−北朝鮮、北朝鮮−イランの関係を考察した示唆に富む内容のものだった。次回も訳の割り当てはせずに受講生には全体の予習を求めた。

 

比較政策研究(大学院)

2名からインドネシア開発と中国大気汚染対策について報告。2名欠席だったが、その分一人一人の報告をめぐって質問や意見の時間を長く取ることとなった。院生には報告を契機に論文作成に有用な視点を得てほしいと思う。

 

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