2005年6月 中村祐司の教育日誌

 

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05/06/01. Weds.

 

「国際社会を見る目を養おう」(初期セミナー)

中間報告の前半。一人当たり5分間とはいうものの、現時点での受講生の取り組みを皆に紹介する意味はそれなりにあると思う。たとえ直接ではないにしても、他の受講生の視点を自分のレポート作成にぜひ生かしてほしい。受講生同士が直接向き合うような授業スタイルは意外と珍しいものかもしれない。こうした互いの意見交換や質問・応答を柱に構成された授業は、受講生にとって貴重な機会となっているのかもしれないと思った。

 

余暇政策論

同じく中間報告の前半。司会者が遅刻したものの、少し開始をずらして結局まかせたことで成功した。各自の報告や質問、意見の中でところどころに「光る言葉(なるほどと思わせる鋭い指摘)」がありうれしかった。研究室運営でもそうだが、まずはいろいろと学生に任せてみて、多少の失敗や試行錯誤に目くじらを立てるのではなく、長い目で見守る姿勢が教員には必要なのであろう。

 

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05/06/02. Thurs.

 

体育社会学(白鴎大学)

 サッカーワールドカップアジア最終予選B組の対バーレーン戦が63日に、対北朝鮮戦が68日(いずれも現地時間)にあるので、この話題を取り上げる。予選のしくみをおさらいした後、現段階での順位と先発予想メンバーなどを板書して、試合を取り巻く背景やチームのコンディション、戦術の課題などについて指摘した。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

 同様の理由でアジア最終予選を取り上げる。とくに戦術面での3-6-1や欧州組と国内組との連携の課題などに注目した。アジアサッカー連盟(AFC)へのオーストラリアの加盟問題やスローイン、オフサイドに関するルール改正についても言及した。

 

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05/06/06. Mon.

 

行政学概論

テキスト第11章と第12章。ちょうど折り返しからのスタートとなる。1回1回丁寧に積み上げていって、20章が終わった次の週に試験を実施する。もう少し豊富な具体例を提示できればよかった。「ストリートレベルの行政職員」のエネルギーの振り分けをめぐるディレンマは、まさにそのまま大学教員にも当てはまりそうである。

 

行政学演習

二つのグループに分かれた勉強が軌道にのってきたようだ。同時に研究室HPへの掲載のためにはFFTPの使い方をマスターしておく必要がある。この時間を利用して院生に使い方を伝え、ゼミの最後の数分で操作について「講習」の時間をとった。急遽ISFJに関する連絡も入り、いよいよ忙しくなってくる。この資料室を大いに活用してほしい。

 

卒論指導

発表は一人。総合型地域スポーツクラブについて県内の設置や活動の状況を押さえておくことが必要だろう。運営継続には自ら知恵を出さなければならず、その点についても今後追求してほしい。時間が余ったものの、院生の修論指導が控えていたため早めに終了した。次回はもう少し情報交換を行いたい。

 

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05/06/07. Tues.

 

国際学英書講読

相変わらず英字新聞(The Japan Times Weekly)の社説に絞って読み続けている。この時間はまさに「継続は力なり」といった感じだ。あいにくファイルを忘れ、スタートに手間取ったもののレバノンの”The Daily Star on the Middle East”紙の社説、”Struggle for Unity”を読み終え、”The Proliferation Crisis”の途中まで終わる。もう少しスピードを上げ、量をこなしたいところだ。文意を正確に理解するために繰り返し読み返すことが肝要だ。

 

宇都宮大学公開講座(地方自治体入門)

生涯学習教育研究センター1階で資料をコピーして、そのまま教室に急いで入るがどうしても数分遅刻してしまう。小規模地方自治体の財政状況に関する資料をもとに、住民生活と行政サービスとの関わりや、サービスの影響について意見交換する。いずれの受講生も身近な行政サービスに日常的に関心を持っており、体験や実践にもとづく発言内容に刺激を受けた。正直、どちらが勉強させてもらっているのか分からない状況である。

 

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05/06/08. Weds.

 

「国際社会を見る目を養おう」(初期セミナー)

中間報告の後半。司会者のために受講生名簿をコピーをするのを忘れ、そのために数分遅れてしまう。自転車で急ぎ、階段を上がったり降りたりとちょっとした「ミニトライアスロン」のおかげで汗だくとなった。テーマ設定に各々が前向きに取り組んでいることが分かった。意見交換の時間が少なくなってしまったのが少し残念だったが、あとは2週間後に向けてレポート作成に専念してほしい。

 

余暇政策論

同じく中間報告の後半。この時間も初期セミナーと同じような感触を得た。既にレポートの構成内容(骨組み)がかなり明確になっている受講生も数名いた。やはり一方通行でない授業は予定調和では進まない意外性の面白さがある。行政学概論もせめて2,3の受講生とのやりとりを行うようにしよう。

 

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05/06/10. Thurs.

 

体育社会学(白鴎大学)

 日本が来年のドイツW杯出場を決めたこの1週間を振り返り、ジーコ監督のトルシエ前監督とのチーム把握の違いや、組織運営をめぐる自由と規律のあり方について自分なりに抱いた感想を述べた。その後、日本のプロスポーツ界を取り上げ、日本プロスポーツ協会に加盟のいくつかの連盟(相撲、ゴルフ、ボクシング)について、ホームページから得られた情報を提示した。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

 白鴎大学が出場し初戦を突破した全日本大学野球選手権を取り上げ、学生野球連盟の組織構造について説明した。頂点を極めることは並大抵ではないことを伝えようとした。どのような組織であっても一過性で終わらずに、安定的な維持・存続を達成しようとするには様々な努力が必要であることが、連盟の規程からも窺うことができた。

 

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05/06/13. Mon.

 

法学概論(産業技術大学校)

 携帯電話やノートパソコンなどの携帯端末について、サーバーへの集中管理を進める企業の取り組みや、半導体のチップ数およびその上に載せるコア数の改革に取り組む半導体業界について、雑誌アエラの情報から紹介した。後半時間がなくなったが、話題を変えて住宅リフォームに関わる法規制や関係団体に言及した。来週は授業時間中の後半、試験(記述式)を行う。

 

行政学概論

テキスト第13章第14章のポイント説明。試験日程についても知らせる(711日。中間試験と同じ教室)。具体例を盛り込んだ丁寧な説明を心掛けたが、丁寧過ぎたかもしれない。時間内で4つのポイントを押さえるので精一杯であった。とにかく何が何でもポイントは受講生に理解してもらわなければならない。

 

行政学演習

 二つのグループに分かれて宇都宮市のまちづくりについての勉強。ゼミ生から自主的に74日の発表会では他大学も含めた他の研究室に声を掛けようということになった。さっそく当日4コマ目のイメージラボを確保した。プリンタのインストールとネットワークプリンタの設定も行い、これで使い勝手がだいぶ良くなった。資料室の在室を示すマグネット表の作成も頼んだ。次回は本番を睨んだ模擬発表である。

卒論指導

人事評価と.IBLJ(野球の四国リーグ)に関する2つの報告。まずはどんどん資料を収集し、発掘してほしい。そうした動きの中から新しい視点が必ず見えてくるはずである。体調を崩しやすい季節の変わり目。普段より少ない参加ではあったが、本日は珍しくゼミの流れでそのまま資料室で卒論指導を行った。今週はいろいろな仕事が重なっていて、そのせいかのどが痛い。果たして乗り切れるであろうか。不安である。

 

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05/06/14. Tues.

 

国際学英書講読

英字新聞(The Japan Times Weekly)の社説の”The Proliferation Crisis”の途中から。関係代名詞のwhatの入った文章について丁寧に説明。その後、”Just Your Average Mayhem ”, “A Better Way to Fight Poverty”を読み終え、“Uzbekistan”の途中まで行く。事前の予習をしっかりやって、一回一回積み重ねていけば、社説に限らず、長文の英文に恐れをなすことがなくなるはずだ。

 

宇都宮大学公開講座(地方自治体入門)

下野新聞論壇に執筆した「市町村合併 自律的論議を」(43日付)、「地域社会構築 住民の手で」(55日付)、「迷惑施設 「協働」実践の場」(612日付)を紹介。その後政務調査費のあり方も含めて意見交換した。まさにまちづくりをめぐるガバナンスの実践を地で行く話しを受講生から聞きながら、まずは与えられた環境の中で、行動してみることの大切さを再確認できた。

 

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05/06/15. Weds.

 

「国際社会を見る目を養おう」(初期セミナー)

国際学英書講読で読んだ英字新聞社説の内容を簡単に説明後、来週提出のレポート形式について初めてスクリーンを使って確認した。自分の文書を積み重ねていく作業は決して楽ではないものの、その分、糧となって自らに跳ね返ってくることは確かなので、受講生にはぜひ奮起してほしい。教員側もコメントのみではなく、今回もレポート作成者の一人として参入するつもりである。

 

余暇政策論

この時間も来週提出のレポート形式を確認した後、早めに終わる。質問が出なかったので大丈夫だろう。自分も何とか時間を捻出して、夏の調査研究に役立つ内容の小論を書くつもりでいる。

 

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05/06/16. Thurs.

 

体育社会学(白鴎大学)

 日本プロスポーツ協会に加盟する(株)新日本プロレスを取り上げる。興行のみならずグッズ販売など多面的な活動を行っている点に注目した。一方で生命保険の確保が課題となっていることも分かった。時代の風をいち早く読み、ファンを獲得し、魅力的なイベントを継続し続けることの大変さと醍醐味、さらにはプロ根性を垣間見た思いがした。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

 同じく日本プロスポーツ協会に加盟する日本自転車振興会を取り上げる。こちらは官製の組織であり、収入源やファンの減少など深刻な課題を抱えている。余暇が多様化したことで、割を食っている印象である。組織をもう少し柔軟なものに変えていけないのであろうか。また、自転車や徒歩を主体としたルート作りを国家プロジェクトとして採用できないものであろうか。

 

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05/06/18. Sat.

 

地方分権入門(放送大学)1日目

 午後の時間を目一杯使って、20数名の社会人を相手に講義を行う。前日の県北政経懇での講演資料を用いて、分権の流れと合併、三位一体改革について説明した。きっちりと時間を守る受講生の姿勢に感心した。

 

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05/06/19. Sun.

地方分権入門(放送大学)2日目

 2日目の今日は午前、午後と丸一日の講義。午後はグループ討議、グループ報告にしたところ、受講生間で生き生きとした活発な意見交換がなされた。テレビにせよ、講義にせよ、教員からの一方通行の説明を補う意味で良かった。考えてみれば、放送大学の場合、受講生の間で顔を見合わせて話す機会はそんなに多くはないはずで、その意味でもグループ討議は間違っていなかったと確信した。

 

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05/06/20. Mon.

 

法学概論(産業技術大学校)

 最初に悪質リフォーム業者と対応策についての最近の報道や、調査会社のHPから得られた情報をもとに説明した。後半は40分間の試験の実施。今までの授業で取り上げた課題から一つを選び、受講生の考えを書かせた。早いもので、来週でこの授業は最後となる。

 

行政学概論

相変わらず、汗だくで教室に飛び込むものの、空調が効いていて助かった。テキスト15章と16章。ポイントに絞り、これだけは理解してもらいたい箇所を丁寧に説明したつもりである。気のせいか受講生が漸減傾向にあるようだが、このペースを崩さずにやっていきたい。

 

行政学演習

イメージラボを使った中間発表会が2週間後に迫ってきた。「景観グループ」のインタビュにもとづく簡潔な報告には感心した。「ジャズグループ」も資料・データ確保が難しい状況にある中、問題意識はしっかりしているので制度設計はできるはずである。ISFJもスタートを切った。慌てて院生とISFJの運営マニュアルをコピーしてゼミ生に配布した。ジョイント合宿も始動し、今月に打合せがあるとのこと。ゼミ生間で協力し合いながら、ぜひ個々の力を伸ばしてほしい。

 

卒論指導

卒論生・院生が全員出席。うれしいところだが、何名か体調を崩している卒論生がいてこの点が気掛かりである。就活等正念場だろうが、どうか無理をしないでほしい。体を休める勇気も必要な時がある。今日はにぎやかで研究室が非常に狭く感じた。教員としても全員揃うと何となく安心するし、前期残りの卒論指導に向けての励みともなる。

 

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05/06/21. Tues.

 

国際学英書講読

The Times”Uzbekistan”の最終パラグラフから、”Plans blocked”, “Bush and Mideast”, “Biz in Russia”, “Newsweek doubts”まで何とか読み進めた。次回はSinglishから。一定の量を読みこなさなければいけないので、それ以降の担当について初めて割り当てをした。少しずつ英文の社説に対する身構えがなくなってきたような気がする。

 

宇都宮大学公開講座(地方自治体入門)

早くも最終回。地方自治体の行政サービスが法定受託事務か自治事務になった点と、そのことが住民と行政との関係を変容させる契機となると説明した上で、合併について書いた国際学叢書の論文のコピーと栃木県の地図を配布して、合併がまちづくりにどのような影響を及ばすか意見交換した。名残惜しいものの、何らかの形での情報交換の機会が再び訪れることを楽しみにしつつ、終了となった。

 

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05/06/22. Weds.

 

「国際社会を見る目を養おう」(初期セミナー)

レポート提出日。予想外だったのは、しつこいほどファイル提出形式を何度も説明したにもかかわらず、大半の受講生がファイル名などに何らかの間違いがあった。その修正作業に時間をとられたりして、次回以降の割り当てをする時間があまり取れなくなってしまった。それでも、受講生が自発的に手を上げ、司会者も決まった。このセミナーもどうにかこうにか最終コーナーを回り始めたというところか。

 

余暇政策論

同じくレポート提出日。こちらはさすが「年の功?」か、すんなりといった。1年生と23年生とのパソコン操作をめぐる習熟度のギャップを感じた。意外とここ数年の高校生のIT利用、IT教育には個々人によって温度差があるのかもしれない。時間に余裕ができ、割り当てもうまくいった。できるだけ早く、研究室HPに掲載したいところだが、明日の15時以降でないと時間がとれないのが辛い。

 

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05/06/23. Thurs.

 

体育社会学(白鴎大学)

スポーツ振興基本計画の概要説明。とくに生涯スポーツについてキーワードを板書しながら、理解させるよう努めた。思わぬ収穫として、自分の関わっている総合型知識スポーツクラブが学生ボランティアを切実に募集しているという旨の話をした時、それに関心を示してくれた受講生がいたことである。このように「形や型」にこだわらず、できるところからとにかく動いてみることの大切さを痛感した。そうすれば、「道は開ける」に違いない。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

テーマは総合型地域スポーツクラブ。実際に関わっている内容について体験を踏まえて具体的な話をした。ここ数日睡眠不足でかつ気合が入り過ぎたせいか、途中で思わず言葉が詰まってしまう場面もあった。この時間でも授業終了後、関心を示した受講生が質問をしてきてうれしかった。実際の学生とクラブとの関わりに動きが出てくるかどうかは分からないが、とにかくまずはあまり構えずに、誠実に問題提起をしてみるものだと思った。

 

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05/06/27. Mon.

 

法学概論(産業技術大学校)

先週の試験の回答からいくつかピックアップして読み上げる。途中の休憩で今日提出された回答に目を通し、漏れなく採点を終える。後半は「ものづくり共和国」のHPを紹介。受講生には後でぜひアクセスしてほしい旨を述べる。最後に友遊いずみクラブの活動を紹介し、少しでも関心のある人はぜひ連絡してほしいと述べて授業を終えた。毎回、授業準備にはあたふたしたが、ものづくりに関する知識が少しは付いたようで、少なくとも自分にとっては大変有意義であった。

 

行政学概論

産業技術大学校から駆け込む。早くもテキストは17章と18章。予算編成過程について丁寧に説明。ここは押さえてほしいところだ。18章は有効性の考え方と政策評価をポイントにあげた。再来週試験となるので、もうひと頑張りだ。

 

行政学演習

 中間報告が来週に迫ってきた。今日は模擬発表を行う。2グループともよく準備されていたものの、図を少し入れてほしいのと、発表の仕方、あくまでもグループ独自の主張を行ってほしい、などの注文を付けた。あと1週間、ぜひ詰めの検討作業を行ってほしい。片付けの際、プロジェクター、スクリーン、ノートパソコン、ケーブルなどを院生や卒論生が運んでくれたので大いに助かった。

 

卒論指導

2名による発表。一つはリフォームに関するもので、もう一つはインターンシップに関する内容。夏休み以降はいよいよ実際の資料収集や聞き取りなどが本格化してくる。卒論に本格的に踏み出す際には、ある種の「勇気」が必要で、そのスターとを切るのにこの時期からでも決して早過ぎることはない。

 

宇都宮大学公開講座「地方分権と市町村合併を考える」

 昨日は公開シンジウム「分権時代の自治体改革と市町村合併」のパネリストとして13時から16時まで参加。これに続き、今日、明日と単独で講座を持つことに以前から決まっていた。受講生が10数名を相手に机を囲んで意見交換を行う。疲労が蓄積していたが、興味深い意見を地方議員、行政職員、いろいろな地域の住民から聞くことができ、疲れがどこかへいってしまった。

 

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05/06/28. Tues.

 

国際学英書講読

Singlishから。この意味について取り違えて読んでしまい、受講生からの指摘で修正。これが共同で英文を読むメリットの一つであろう。IRAQ’S CRACKS WIDEN”は完了したものの、”SLAUGHTER IN UZBEKISTANがすなりとはいかず、途中で終わった。詰まったら最初からざっと読み返すことを繰り返せとアドバイスした。次回はこの途中から。ある程度の量もこなす方向にもっていきたい。

 

宇都宮大学公開講座「地方分権と市町村合併を考える」

今日は「市町村合併を考える視点」と題して、昨日と同じスタイルで進める。資料もできる範囲で用意した。受講生の問題意識は高く、決して安くない受講料(8回で8,200円)にもかかわらず、自ら積極的に参加してきただけあって、議論の質には高いものがあった。何らかの形で活動を実践している受講生も多く、文献や資料だけからは分からない「現場の生の声」を聞く思いがした。今年度前期に担当する公開講座はこれで終わりとなる。今日のような参加者の問題意識を何とか学生にも伝えていきたいものだ。

 

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05/06/29. Weds.

 

「国際社会を見る目を養おう」(初期セミナー)

3回にわたって提出レポートについて意見公開を行うその初回。せっかくまじめに他の受講生のレポートを読んで臨んでいるのだから、もう少し積極的に自ら意見を述べてもいいのではないかという感想を持った。不慣れな中、司会者もよくやったが、それに応答するような雰囲気が次回には生じることを期待したい。

 

余暇政策論

初期セミと同じく今日から意見交換会。2名による司会の息が合っていて、全体の雰囲気が明るいものになった。じっくり読んできたならば、何かしら言いたいことがあるはずなので、一度も発言しないということがないようにと注文した。意見を出し合うことで、想定もしていなかったような新しい知恵がこの時間に生み出されてもいい。

 

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05/06/30. Thurs.

 

体育社会学(白鴎大学)

サンケイスポーツの「コラム甘口辛口」から、プロ選手の義援金、相撲の懸賞、バレーボールのVリーグなどに関する話題を提供した。スポーツが社会に浸透している側面もあるということを分かってもらいたかった。早いもので来週が試験。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

同じく上記コラムを利用して、大学スポーツの不祥事の話題を取り上げる。一方で地域密着型の高校野球部やスポーツとギャンブル性、日本体育協会のアマチュア規定削除に見られるスタンス、などをテーマとした内容を紹介した。授業終了後、2名の受講生が友遊いずみクラブの活動に関心を示し、ぜひコンタクトをとりたいと言ってきた。一人は宇都宮市内に住み、一人は隣接する町に住むとのこと。白鴎大学の学生を小山在住と決め付けていた間違いに今頃になって気づく。やはり自分ができる範囲で動いてみることの大切さを痛感した。あくまでも、今後の展開次第だが、とにかく不十分でもやってみることに対して少し自信のようなものも芽生え始めた。学生同士のネットワークも広がるかもしれない。それにしても今月は授業などが詰まっていてきつかった。7月は前期最終コーナーの時期である。後期のことは考えずにラストスパートしたい。

 

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