2002年4月 中村祐司の教育日誌

 

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02/04/22/Mon.

 

行政学概論

できるだけ難しい言葉は使わず、また、テキストの文章を追うこともしないで自分の頭の中に入っているポイントについて、筋道を立てて説明するように努めた。昨年まではテキストに書いてある内容をやや細かく伝えようとして時間切れとなったり、説明の筋が見えにくくなったりしてしまったこともあったので、その反省が生きた形となった。受講生の人数は早くも若干減った感じもしたが、高等教育機関では去る者は追わず、でいきたい。出席し何とか理解しようと努力している受講生には、この時間が決して無駄にならないようこちらも集中してやっていきたい。

 

行政学演習A

1名減って、2名増えた。喜んでいたら、そのうちの1名がまだこのゼミを選択するか分からないという。講義・ゼミの開始から科目登録まで2週間ほどあり、それまでに科目の選択で迷うことにこちらからどうこうは言えない。しかし、連休明けからは本格的なゼミ活動といきたいものだ。ゼミ長、副ゼミ長、パソコン担当を決める。コンピュータへのアクセスとインターネットへの接続、メールを使えるように皆で協力して取り組むが時間切れ。2回分つぶれてしまうため、あせってしまい、ホームページのファイルへのアクセスとその変更の仕方についてパソコン担当のゼミ生に早口で説明したが、理解できなかったかもしれない。

 

卒論指導

ゼミ生の資料室パソコンへのメール設定がうまくいかず、卒論性を研究室で待たせてしまい、遅れてスタート。出席は4名だったものの、発表者はいずれも参加。ノートのホームページ掲載もスムーズにやってくれ大変助かる。前の時間にコンピュータ操作に慣れない3年生を目の当たりにしたせいか、何となくほっとすると同時にうれしかった。今の段階ではどのような形式・内容であれレジメを作成し、それをホームページに掲載しておくことが大切だ。レジメの分量をA4版1枚の多くても表と裏としたのは正解だったように思われる。どうしても書き足りないデータ等はホームページに掲載しておけばいい。後で必ず生きてくる。

 

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02/04/17/Weds.

 

インターネットと政府情報(初期セミナー)

今日は初めてということもあり、受講生にリラックスしてもらうことを心掛けたものの、年々世代間ギャップが大きくなってくることもあり、受け答えの中で共通の話題を見つけるのに正直苦労した。とにかくこの時間は講義とは異なり、受講生の活発な発言を期待したい。「インターネット」をキーワードにこの語から想起されるイメージについて語ってもらった。高校時代のインターネット経験はそれぞれ異なり、国際間の取組みの違いも出てきたりして面白かった。来週は受講生が取り掛かりやすり情報を提示したいと思う。

 

余暇政策論

ワールドカップをテーマにここから派生するいろいろな課題について、各自の関心に沿ってレポートを書いてもらうという旨の説明をした。自分でも話が思わぬ方向に展開し、3年生の段階で進路を定めなければいけない理不尽さに対し、採用側の企業社会への不満が思わず口に出てしまった。人数は昨年の半分程度か。テキストを指定するのを忘れてしまった。いずれにしても受講生の反応に一喜一憂するのではなく、淡々と進めていこう。講義内容の良し悪しについて、結果をすぐに求めるのは無理があるし、気長にコツコツとやっていく姿勢が大切だ。

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02/04/15.Mon.

 

行政学概論

昨年、テキストの新版ノートを作成したので、講義は比較的楽にできるかと思ったが、やはり50人余りの学生を前に話をするのは久しぶりだったせいか、少し疲労感が残った。出席カードやノートの用意などしばらく遠ざかっていたせいか、多少手間取った。いずれにせよ、今日から担当の科目がスタート。マンネリは禁物と肝に銘じて1回1回やっていくしかない。

 

行政学演習A

研究室HPからの発信が少しずつではあるが積み上がっているし、昨年の活動にしても何となくゼミの「型」ができつつあり、そのことがゼミ生の増大につながっていくのではないかという淡い期待を持っていた。ところが、やって来たのは僅か4名!最初に思ったのはこの人数でジョイント合宿大丈夫か?ということだった。それでもゼミの説明をしているうちに少人数でゆったりと構えた形でのゼミ活動も悪くないのではないかと考え直した。何よりもゼミ生にとっては思う存分、資料室を利用できるはずだ。その学年の個性もあるし、人数の多寡にかかわらずマイペースでやっていきたい。

以下の1)〜7)は、ゼミで用いた7項目のメモ。

1)ゼミ生自己紹介と参加理由、行政に関して最も関心のあること。院生の自己紹介も。  

2)ゼミの進め方について: 基本的には各自が関心のあるテーマを設定し、インターネット情報や文献情報に加えて、インタビュー活動等により現場に足を運ぶことによりレポートを作成する。そしてレポート集として研究室のホームページに掲載する。したがって、連休明けから発表と討論に入っていきたい。司会者やHPへの掲載など、自分たちで決めて自分たちで運営していくということ。来週その順番と司会者を決める。

3)行政学資料室コンピュータの活用について: 研究室HPからの発信を積極的に。中身は文字・文章で勝負。掲示板的な気軽なチャット風の記述は不必要。やる気さえあれば英語表現も含めて世界中に発信できる。このあたりやや消極的なのが残念。コンピュータ操作をマスターするよりは「慣れろ」という感じ。昨年はゼミ生全員アドミニストレータ−としたが課題が残ったのは事実。今年は希望者かつやる気のある者に対してのみアドミニストレータ−の資格を与えたい。紙は残念ながら供与できず。自分たちで話し合って用意してほしい。来週、ぜひパソコン操作積極的にやってみたいという人は名乗り出てほしい(現段階でのコンピュータ操作の知識は一切問わない。)

4)行政学資料室の使い方について: まず、隣がアコーディオンカーテンになっているということ。雑談の場ではなく勉強の場。公務員試験の複数での勉強。就職関係の情報交換。掃除をなぜ

やらないのか。エアコンの掃除、プリンタの掃除など。(鍵の管理については触れず。)

5)ゼミ長1人、副ゼミ長1人(出来れば男女となるように)来週決めてほしい。このゼミでリーダーシップを発揮して積極的にやってみたいという人はぜひ手を上げてほしい。

6)4年生の卒論指導がこの時間の後に入っている。就職、公務員試験などに関していろいろと相談してみたらどうか。縦の交流も図ってほしい。いずれにしてもこのゼミが成功するかどうかはゼミ生次第。

7)12月初旬の「ジョイントゼミ」については演習Bの所管だが、集まり等が1、2回あるので、できれば参加してほしい。その連絡窓口も決めなければならない。ただし、昨年主催校を引き受けたのでそれと比べれば運営面では今年は楽。

 

卒論指導

卒論指導がスタート。レジメ一覧の表や1月の卒論発表会で配布したスケジュールをHPに掲載するのをうっかりしてしまったこともあり、果たして4年生はHPにレジメを掲載する約束を守ってくれているだろうかとやや不安であった。ところが、卒論指導が始まる前の段階で3名のうち2名のレジメがちゃんと掲載してあったのには驚いたと同時に大変うれしかった。やはり講義・演習以来の付き合いがあるせいか、久しぶりに顔を合わせるとほっとする。卒業後の進路に向けて各々が行動しながら悩む時期となったが、だからこそ週1回のこの時間を大切にしていきたい。

 

 

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