年 来 稽 古 条 

年来稽古について

 世阿弥が記した能の理論書:風姿花伝(ふうしかでん、風姿華傳)の第一に記された年代ごとの芸境、心得をつづった稽古論、教育論、人生論ともいえる。芸道は7歳から始めるよしとし、その後、1213歳頃、1718歳頃、2425歳頃、3435歳頃、4445歳頃、50歳以上とそれぞれの修業段階における心得について、父観阿弥の教えを基に自らの芸道実践を理論化した稽古論、稽古哲学と言ってもいいかもしれない。そこには「時分の花」「誠の花」なる概念が登場し、「時分の花」を誠と勘違いしてはいけないと言う。「老木(おいき)になるまで、花は散らで残りしなり」の言説に剣道家として、実感を伴って納得した。自分も年来稽古の段階でいえば50歳頃になる。自分には「散らでのこりし花」があるだろうか。考える今日この頃である・・・・。

 

 プロフィール

那須野 親(なすの ちかし)

生年:1972

所属:宇都宮大学大学院博士後期課程地域創生科学研究科先端融合科学専攻

グローバル地域デザインプログラム(社会人院生)

趣味:剣道(教士七段)、読書、エッセイ

 

略歴:宇都宮大学教育学部卒業

筑波大学大学院修士課程修了

公立高校教諭

文部科学省スポーツ・青少年局

スポーツ庁参事官付

地方教育委員会(現在)

 

 日々是思索・・・独り言エッセイ

@アイデンティティーについて

Aキャリア官僚からの学び

B先端融合科学の真意

C真の哲学者 立花隆

D優しさとしての部活

E日常と非日常、新しい日常?

F地域の姿と課題U受講生の皆さんへ感謝

G好きこそものの上手なれ

 

 研 究 概 要

体育、スポーツを対象とした人文科学的研究に取り組んでいます。

 

【これまでの経過】

卒論テーマ:剣道実践における「迷い」の論理構造(宇都宮大学)

修論テーマ:剣道実践における美的構造に関する研究〜実践的経験における美的体験の意義を中心として〜(筑波大学)

 

教員時代の自己研修:1)運動実践における実戦的経験概念について(那須清峰高校)

2)運動部活動における教育と競技(那須清峰高校)

3)武道美学の可能性について(宇都宮北高校)

4)スポーツにおける身体動作を言語化する試み

       〜人工知能とスポーツをつなぐ視点から〜(宇都宮高校)

     5)稽古(運動実践)における「ココロ」の問題に関する一考察

        〜 井筒俊彦『意識と本質』を手掛かりに 〜(宇都宮高校)

 

現在の取組:1)スポーツ実践における美的体験に関する試論−実践者の美的対象に注目して−

宇都宮大学地域デザイン科学部研究紀要『地域デザイン科学』 第 10 

 

2)令和の部活動改革において議論されるべきは何か

〜部活動が持続すべきこと(B高剣道部資料から)〜

宇都宮大学地域デザイン科学部研究紀要『地域デザイン科学』 第 10 

 

【今後の方向性】

 部活動を取り巻く様々な問題について、行政学、政策哲学的なアプローチで現状を分析するとともに、持続可能な部活動の在り方を探求していきたいと考えています。そのときの論点は何か?根本的な論点整理をすることにとりかかったところです。20209月に示された「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」では、令和5年度以降段階的に休日の部活動を地域が担える仕組みを構築するとしています。これまでも、部活動指導員の制度化等に伴い地域人材の有効活用施策は展開されてきたところではあります。2022年以降東京2020オリンピック・パラリンピック後の重要懸案としてスポーツ庁を中心とした文部科学行政のかじ取りが重要となってくる。その政策決定過程が部活動の本質を深く理解した議論であってほしい。現状は中心アクターである子供たちの姿が前面に出てこないことが気になっています。子供たちの成長に資する部活動として持続できるためには・・・という観点から政策決定の一助となるような研究を進めていきたいと考えています。

 

 論文・レポート 等

〇運動部活動におけるリスクマネジメントについて

〇運動部活動におけるクライシスマネジメントについて(作成中)

 お気に入りリンク

〇栃木県スポーツ協会

〇栃木県剣道連盟

〇栃木県高体連剣道専門部

〇全日本剣道連盟

〇日本体育・スポーツ哲学会

〇日本教師教育学会

〇子供の体力向上プロジェクト:雷ジングひろば(作成中)

 アルバム

部旗

憧れの胴

宇大生の頃

同級の星、星野達也先輩の講話

母校にかかる虹

師弟同行 

息子との稽古@ 

息子との稽古A

 滝の原剣道大会

初めの礼  次鋒戦を待つ  勝負のあとで