yoka010530 ノート整理06(中村祐司作成)
*思いの外、時間が取られてしまったが、以下の文化省スポーツ政策のトップページからいくことのできる、
http://www.culture.gov.uk/sport/index.html
2001年3月の公表されたGovernment’s Plan for
Sportsの内容を今までのノート整理でやってきた。
ところが、一息ついていろいろと見てみると文化省のスポーツ政策関連のページが質量とも飛躍的に増大していることを実感。
そこでややスピードを上げて多様な資料に当たることにする。
リンク先から、
「スポーツイングランド」のホームページ
へ行き、ここからたどっていくと膨大な文書にいきつく、
その文書を集めたサイトが、
http://www.sportengland.org/resources/download/download_1.htm
であり、タイトルはそのものずばりのDownloads
取り敢えずここから、いろいろな文書を総覧的に眺めてみる→
まずは、
文書名:Sport
England, Good Practice Guide Providing for sport and recreation through new
housing development(London, 2001).
* 1993年以来のもの
i)
スポーツ・レクリエーションサービスが新しい住宅建設と結びついてどのように提供されるかといういうことを検討したものである。
重点は以下に置かれる。
・ 地方自治体レベルにおける戦略的なアプローチを追及している。
・ 新設や改修のスポーツ施設をめぐる協議プロセスに伴う、企業戦略the corporate strategyや地方自治体のベストバリューとの連結の必要性
・ 地方自治体におけるスポーツ・レジャー専門家と土地利用プランナーとの間の共同作業
・ 良質な地方の理由付けを開発者や他の計画承認申請者が求めるところのものに対して提供すること
この指針の重要性はまた、新しい開発の一つの統合としてスポーツ・レクリエーション施設の提供に関する助言を与えることである。政府は、コミュニティ施設へのアクセスと共に継続的なコミュニティの創設を優先項目として設定している。この指針はスポーツとレクリエーションという側面から継続可能なコミュニティ創出のための方策や手段を設定している。コミュニティレベルにおけるこうした諸施設の提供は、スポーツイングランドの「アクティブ・コミュニティ・プログラム」の仕事の適切な土台を形成するのである。
* 政策背景の項目で、
4) 要するに、計画の責務としてあらゆる諸施設と新しい開発との間の明確な関係が示されなければならない。このことは通常、スポーツ・レクリエーション施設の区域内に新しい住宅の建設がなされることを正当化することによってなされるであろう。第2に、この責務は当該地域の状況を反映したものでなければならない。/////
86)資金提供とパートナーシップ
新しい諸施設の提供や既存施設の改修は、ますます、資金提供源の混合とパートナーシップ作業に依存するようになっている。///////
ベストバリューは、コミュニティニーズの対応において、地方自治体がより一層の応答的で想像力に富み、革新的なものになるような文化環境を促進することによって、公共サービスにおける広範な改善を進めることを企図している。////ベストバリューの下で、政府は地方自治体が、従前に強制競争入札のおいてなされた以上により柔軟な方法で私的セクターとパートナーシップを形成するよう望んでいる。
「現代の地方政府」という白書の中で、政府は地方自治体に当該地域の経済的、社会的、環境的な安寧を促進するための新しい権限を付与する意図があると述べている。地方自治体は、公的機関、非営利機関、私的機関との多大なパートナーシップ協働を求めるよう促されるであろう。そして、経済的、社会的、環境的な安寧の促進において全体としてコミュニティに従事するよう促されるであろう。/////
コミュニティスポーツ施設に利用可能な最も重要な公的セクター資金は、「スポーツイングランドくじ資金the
Sport England Lottery Fund」である。年間約1億1,000万ポンドが資本計画capital projectに対する支援に利用可能である。別に年間4000万ポンドのコミュニティ収入プログラムへの投入が可能である。
/////向こう10年間のくじ資金の優先項目は、若者、レクリエーション疎外グループ、障害者、有効なパートナーシップを促進するグループに向けられる。コミュニティプロジェクトの資金提供の少なくとも50%は、最も社会的経済的に疎外された優先地域イニシアチブPriority Areas Initiativeとスポーツ・アクション・ゾーンの確立に向けられる。
88)*その他に新しい機会の提供のための資金提供New Opportunities Fundあり。
* リージョン開発諸機関の存在Regional development agenciesの存在。地域regionレベルへの権限委譲について記述
文書名:Sport
England, Active Schools News, Issue 3 Summer 2001(London, 2001).(*2枚の季刊新聞のようなもの)
1)学校スポーツコーディネーター・プログラムは、スポーツイングランド、青少年スポーツトラストYouth Sport Trust、英国体育助言・指導者協議会British Association of Advisers and Lecturers in Physical Education、英国体育協議会Physical Education Association of the United Kingdom、文化省、教育省の協働によって展開され、執行されている。
* 地域スポーツイングランドRegional Sports Englandは、全部で11あり。
@学校間での競合の側面もあり。
文書名:Sport England, The Player, Spring 2001(London, 2001).(季刊新聞のようなもの)
1)政府はかつてない7億5000万ポンドの学校スポーツへの投資(*資金提供)を決定した。この資金提供はイングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズに分配されることとなる。この資金は、「国営くじの新しい機会のための基金」(NOF=National Lottery’s New Opportunities Fund)から拠出されることとなり、対象は1,500校にのぼる。
///向こう3年間で10億ポンドに上る、学校スポーツへの資金提供の一環である。
////
2)昨年、スポーツマッチSportsmatchをめぐる資金提供の主体がスポーツイングランドに、移行されてから、スポーツマッチはスポーツイングランドの単一で最大の助成金収入となっている。努力の結果、2700を超える会社がスポンサーとなり、300の草の根スポーツ計画が展開されている。
次回は『公共を支える民』第9章「スポーツ事業における公民協働の可能性」第4節
<ホームページ紹介>
http://www.cafeglobe.com/index.html
カフェグローブ・ドットコム(女性向けサイトの草分け)
ちょうど1年前ほど、雑誌「AERA」で特集があり、昨年の講義で紹介した記憶がある。
5月6日付の朝日新聞(家庭欄)に特集記事が掲載。「20代から30代の知的好奇心の
強い女性向けに、ファッションから環境問題、政治、経済まで幅広いテーマを扱う」
とあり、代表取締役の矢野貴久子氏の言葉「反応が熱かった。雑誌はそういう意味で
は静かな世界だった。」にも引きつけられた。