yoka010509 ノート整理04（中村祐司作成）

文化省の最新のスポーツ政策であるThe Governments Plan for Sportの続き→

http://www.culture.gov.uk/sport/index.html

27）性差、人種、身障者、民族性、経済的地位、そして年齢により、スポーツにおける参加がもたらす喜び、達成感、友好性が疎外されることがあってはならない。政府はスポーツが果たすところの公正の促進という役割を認識している。

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政府はまた、地域のボランタリースポーツクラブが、公正と社会的包含の政策に寄与し得ることを認識している。全国には11万以上のアマチュアスポーツクラブが存在している。こうしたクラブはしばしば、地域コミュニティにおける中核であり、文化的社会的多様性を反映し、多くのボランティアによって僅かなお金で運営されている。政府は税金控除の裁量性が控除補助金？の相違と収入の不確定性をもたらしているというスポーツ組織の見解を認識している。クラブにかかる財政的負担に取り組むために、

- 政府は「地方政府財政�刻曹ﾌ最新化」の中で、小規模の非営利スポーツクラブは税金控除を受ける義務があるべきだということを提案した。

- しかし、これに加えて、地方自治体は常に、個々のスポーツクラブが地域コミュニティから恩恵を受け、裁量的税金控除の維持を提案しているかどうかについての決定をする上で常に最良の位置にあることが確認される必要がある、と政府は考えている。

スポーツプロジェクトに対する資金提供主体や全国統轄団体は上記のような原則を統合化しなければならない。特に、

- 2001年4月から、スポーツイングランドは公正と社会的包含の活動計画の展開と促進を、権限委任および全国統轄団体に対する資金提供の前提条件とする。

- 2001年4月から、社会的包含や公正に及ぼす影響を監視・評価するという必要条件が、あらゆる資金提供をうけるプロジェクトにおいて立てられなければならない。

政府はまた、資金提供制度が公正と社会的包含という課題をサポートし得るところの別の方策を明確にした。

- 文化省はくじ配分機関Lottery Distributors、全国統轄団体や他の資金提供者に対して、コミュニティを対象にしたイニシアチブについて地方における協議の場を確保するよう要請するであろう。

学校スポーツの発展に関して、戦略的リーダーシップはコミュニティスポーツの発展にとって必要不可欠な要素であろう。文化省は「公共サービスをめぐる合意Public Service Agreement」において、スポーツ参加のための国家的目標を明らかにしている。地方コミュニティ戦略、健康向上計画、地方戦略パートナーシップの作成に関する指針において、28）スポーツ計画をめぐる政府交錯的な支持や、文化とスポーツの包含が不可欠なものとして受け入れられている。財源プログラム、指針や勧告を通じたスポーツ発展のための施策の実施や支援において、スポーツイングランド地方局は計画をリードしていく上で非常に良い位置にある。可能な限り草の根に近い形での資金提供の原則や決定作成をサポートするために、

- 政府は、スポーツを通じたコミュニティの発展に焦点化される資金提供をめぐる権限を2001年末までにスポーツイングランド地方局に委任し、将来的には地域スポーツ委員会Regional Sports Boardsの役割として委任するように、スポーツイングランドに対して要請している。

文化省は、「環境、保護、文化サービスブロックthe Environment, Protection and Cultural Services block」内における文化・スポーツサービスに対するより良い資金提供についての協議を継続するであろう。これに対するサポートを行うために、政府は以下のような理解を望んでいる。すなわち、

- この報告書において勧告された行動と、文化省、地方政府協会、厚生省を含む他の政府省庁との間の密接で継続的な協働作業を通じた地域的地方戦略の促進とを連結させる。

- 地方文化戦略における特徴づけを継続し、これによってコミュニティ発展のコアにおいて促進されるスポーツサービス提供

- 地方自治体の代表者とスポーツイングランドとの最近における共同の仕事、すなわち、ベストバリューの一部としてのスポーツ遂行業務評価者の展開を確立すること、

である。

文化省は、向こう6ヵ月の間にスポーツイングランドとのパートナーシップにおける段階に着手するであろう。

- 多様な機関による良い実践例が明確にされ、あらゆる地方自治体を対象に促進されるであろう。

- 文化省とスポーツイングランドは国民スポーツカードa National Sports Cardの提供の可能性を明らかにするであろう。

今後２、３年間における地方計画策定の鍵となる推進力は、学校スポーツコーディネータープログラムの拡大であり、学校をベースとしたイニチアチブとの連結であろう。

このことは、若者の質の高いスポーツ活動の継続を生み出すためのコミュニティにおけるスポーツサービスの提供を求める声の広がりをもたらすであろう。私たちはすべての人々の将来を考える必要がある。すなわち、才能ある若者に対しても、また、学校を退学し職の確保をめぐる手助けを必要としている若者に対しても。首相は1月に、スポーツ活動を手助けする者の働きと共に、若者にスポーツの新しい機会the New Deal opportunitiesを提供するパイロット計画について公表した。

- 教育省と文化省は共同で、2001年4月から二つの地域において、学校スポーツコーディネーターのスポーツアシスタントとして働き研修を受ける、「新しい機会」のためのプログラムの可能性について検討を開始する。仮にこの実験策が来年にかけて成功すれば、2004年までに全国に拡大したい。

29）コミュニティにおけるスポーツの発展

　スポーツ参加者がより高い技術を求めるようになり、それに応える課題がほとんどのスポーツにおいて存在する。多くの関係諸機関がこの問題に取り組んできたが、問題の構造と解決策をシンプル化させ、合理化させる必要がある。/////スポーツ参加者のニーズと、疎外されたがゆえのスポーツ不参加者のニーズがこの問題解決の推進力となる。//////

　スポーツの愛好者であれ、卓越した能力の持ち主であれ、多くの青年は、地域におけるスポーツ機会が制限されるがゆえに、学校を離れた際にはスポーツ活動への従事がそこで終わってしまう。私たちの主要な競合相手であるフランスやオーストラリアは卓越したクラブ構造を有している。イギリスではクラブ構造はしばしば割拠化しており、ボランティア活動に多大に依存している。才能の把握と指導の展開はクラブの発展と連結しながらなされるものであり、これが将来的な国民スポーツ活動の成功や、メダル獲得には向かわないスポーツ愛好者にとって鍵となる。政府はスポーツ統轄団体がクラブの発展プログラムを提供し、才能のある競技者に対してその潜在力を最大限に発揮させ、地方諸機関とのパートナーシップを構築するよう奨励する。

- 文化省とスポーツイングランドは、委任先のスポーツカウンシルとの協議を通じて、才能の開発に向けた枠組を作成し実施するために、手始めに6つの全国スポーツ統轄団体を確定する。文化省は2001年のイースターまでの枠組の作成を支援し助成する。

- 全国統轄団体、地方自治体、クラブの促進担当者は、固有のジュニアスポーツ対策や先述の枠組みを有するクラブに対する褒賞を含む認定計画を作成する。

- 12カ月以内にスポーツイングランドは、合意された枠組内におけるクラブの取り組みに対して資金を提供するために、統轄団体に対する財政的支援に関する命令を出す。

- スポーツイングランドは、「すべての人々に対する褒賞Awards for All」のような、直接にクラブを支援する他の資金提供機構と協働して、こうしたすべての助成金が2002年春までの「良質な実践good practice」における共通の諸原則をサポートするようにさせる。

- 最初の年の仕事として、コミュニティスポーツ連合the Community Sportは、全国統轄団体認定のクラブと施設利用の共有を図るために、施設提供者、開発者、所有者に対してベストバリューの進行とつながったインセンティブ計画を明らかにする。

- 良質な実践に向けた１年間にわたる研究プロジェクトに関連して、文化省はスポーツイングランドに対して、総合スポーツクラブを審査し、2つのヨーロッパモデルを基盤にした4つのパイロットプロジェクトを要請する。

- 2001年8月までに、文化省はクラブの戦略と執行、能力開発プログラムを考慮するためにクラブおよび才能開発担当者の代表グループを召集する。

- スポーツイングランドは、身障者スポーツと健常者スポーツへのアクセスを可能とするために、あらゆる諸機関が積極的に身障者スポーツ諸機関の仕事を支援する方策を継続する。

http://www3.ocn.ne.jp/~my-angel/

「マイ・エンジェル・Yuuki」

理不尽な息子の死に対する母親の魂の記録。