021209gensei 現代政治の理論と実際 中村祐司作成メモ
<今後の進捗予定>
12/16 レポートノート報告その2(前半)
12/19 レポートノート報告その2(後半)
1/8 レポート進捗具合の口頭報告
1/14 レポート提出日
1/20 レポートをめぐる全体討議その1
1/27 レポートをめぐる全体討議その2
2/3 講義のまとめ(最終回)
KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)についての基礎知識
* 本来ならば、英文資料の把握に努めるべきだが時間的制約もあり、多少重複があるものの復習も兼ねて、外務省のHPからKEDOに関する基礎知識を得る。→
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/kedo/
外務省HPの「朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)」より(2002年8月現在での情報)
2002/8/7 咸鏡南道(ハムギョンナムド)琴湖(クムホ)地区で軽水炉建屋基礎部分へコンクリート初注入(KEDO軽水炉建設工事が本格化)。当日、コンクリート初注入式典も実施。
KEDO=The Korean Peninsula Energy Development Organization. 1994年の米朝間の「合意された枠組み」を受けて1995年3月に設立。
KEDOの設立目的「北朝鮮が独自に建設した既存の黒鉛減速炉(核兵器の原料であるプルトニウムの生産が容易)の活動を凍結し最終的には解体する代わりに、軽水炉(核兵器の原料であるプルトニウムの生産が比較的困難で、また国際的監視に服させやすい)2基を建設し提供すること、また軽水炉第1基目の完成までの代替エネルギーとして年間重油50万トンを供給すること」
設立の経緯:1993年3月に北朝鮮が核不拡散条約(NPT)からの脱退を表明。IAEA保障措置協定の遵守を拒否。しかし、同年6月の米朝協議によるNPT脱退の発行の中断を決定。しかし、1994年6月の国連安保理で対北朝鮮制裁決議についての非公式協議に反発した北朝鮮がIAEAから脱退。同月カーター米国元大統領が訪朝し、故金日成主席との会談を経て、同年10月に米朝間で「合意された枠組み」に署名。これにより北朝鮮の核開発の検証、既存及び開発中の核施設の凍結・解体等を行うことが決まる。1995年3月に日米韓3カ国は朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)設立協定に署名。
「ニューヨークにある事務局本部では2002年8月現在、カートマン事務局長(米国人)以下約40名が勤務しており、北朝鮮のクムホ(琴湖)にある現地事務所にはKEDO事務局より職員8名が派遣」
軽水炉プロジェクトの推移「1995年12月、KEDOと北朝鮮との間で軽水炉プロジェクトに関する供給取極が締結され、KEDOが北朝鮮に対し出力1,000メガワットの軽水炉2基を提供すること、軽水炉完成後北朝鮮は3年の据え置き期間を含む20年間で無利子返済することが合意され、プロジェクトがスタート」
「1997年8月19日、北朝鮮咸鏡南道(ハムギョンナムド)琴湖(クムホ)地区の軽水炉建設用地において、土地の造成を中心とする準備工事の着工式が行われ、軽水炉建設に向けての工事が開始/////。2001年9月には、北朝鮮から建設許可が発給され、サイトの掘削工事が始まり、2002年8月7日には軽水炉建屋基礎部分へのコンクリート初注入式典が開催///」
「今後工事が進展し重要な原子力部品の引き渡しが行われる前に、北朝鮮はIAEAの保障措置協定を完全履行する義務を負っています。IAEA保障措置とは、核物質が核兵器の開発・製造に利用されず、平和目的に使用されることを確認するための検証制度」
日本はKEDOの理事会のメンバー。事務局に事務局次長、政策スタッフ、原子力の専門家計7名を派遣。また、琴湖のKEDO現地事務所に日本人職員1名が代表として常駐。
「現在のKEDOの建設工程においては第一基目が2008年、第二基目が2009年に完成する予定」
* 以下はコンクリート初注入式典における鈴木大使のスピーチ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/kedo/speech.html
をそのまま貼り付け(*ややこのノートの目的からは脱線するが公式スピーチとして参考になるのでは)
Statement by Ambassador Katsunari Suzuki
at the KEDO Site Ceremony in Kumho
August 7, 2002
1.Ladies and gentlemen, as the representative of the Government of Japan to the Executive Board
of the Korean Peninsula Energy Development Organization, I am honored to take part in this
ceremony.
2.Let me first express my deepest sense of gratitude and respect to all the people involved from the
Executive Board member countries, the KEDO Secretariat, the Korea Electric Power Corporation,
and the DPRK for their efforts to maintain steady progress of the KEDO Project.
3.The KEDO Project moves forward as KEDO and the DPRK fulfill obligations set forth by various
agreements between the two parties. There is a Korean proverb, saying, “It takes the clap of two
hands to make a sound” (son-pyuk-do ma-ju cheo-ya soli-ga nan-da). Only through cooperation
can we enjoy good results.
I hope to see such a cooperative relationship maintained through the steady fulfillment of
agreements including the Supply Agreement between KEDO and the DPRK. I also hope strongly that
the cooperation between the DPRK and the IAEA improves quickly and that the DPRK comes into
full compliance with the IAEA's safeguards agreement.
4.Japan has consistently expressed its firm support for the KEDO Project and contributes to the
advancement of this project in terms of finance, technology and personnel, along with other EB
members. Japan will, as it always has, support KEDO as much as possible.
5.Let me conclude my remarks by expressing my hope for the success of the KEDO Project.
<1月14日(月)提出のレポートの内容・体裁等について>
テーマは国内外を問わず、現代政治に関わるものであれば、自由に設定してよい。html文書の形式。フロッピーで1月14日のこの時間の最初に提出。(この日の授業は最初に編集作業に当て、残りの時間を1月20日、1月27日の議論についての説明に当てたい。ファイル名は名前011203→(例)nakamuray011203
文字の大きさは10.5. 字体はMS明朝が望ましい。
最初にファイル名、「地方自治論」レポート(ここで改行)、「テーマ」、学籍番号(最後のアルファベットは記入せず)、名前を書く。ここまでの字の大きさは太字12ポイントで。
(例)nakamuray011203 「現代政治の理論と実際」レポート
「KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)の機能的課題と政治背景に関する考察」 k○○○○ 中村祐司
文章の書き出しはテーマ名等の記載行から1行空ける。章、節を設ける際には章は1、節は(1)(さらに細かい項目は文章の細切れとなるので設定しないことが望ましい)。章や節を設けなくても構わない。文章中において1行空けることについては章や節の設定に絡むので各自にまかせる。
分量は400字相当×10枚程度から20枚程度の間(上限についてはこれを超過しても構わない。印刷レイアウトの画面で40字×40行とすれば、最低で2.5ページ。最高で5ページ程度)。分量についてはWebレイアウト(html文書画面)では分からないので、印刷レイアウト(ワード文書画面)で作成した上で、ある程度の量にいったら、あるいは作成後、Webレイアウト表示にするといったやり方もある。
リンク先として、レポートを読んだ者に対して見てほしいと思うサイトを1つ以上5つ以内の範囲で紹介する。レポートの文章終了後に1行空けて、例えば、
<参照サイト>(字の大きさは10.5で太字に)
http://gyosei.mine.utsunomiya-u.ac.jp/
宇都宮大学国際学部行政学研究室のページ。講義メモなど////////であり、興味深い。
のように書いてもいいし、
宇都宮大学国際学部行政学研究室のページ。講義メモなど////////であり、興味深い。
のように書いてもいい。
<レポート作成の当たっての基本姿勢の再確認>→自分の文章をつなげる。貼り付けはなし(ノートの段階からなるべく貼り付けはしない方がいい。ノート作成中にどうしても必要な場合は、ファイルごと保存したらどうか。貼り付けは原則として図表等に限るが、これも最小限とする)。見栄えは気にせず(色をつけたり、画像の切り貼りは不要)あくまでも文字中心で。引用部分はどこから引用したのかカッコ内に明記。要約したものであってもとにかく、自分で書いた文章と引用・要約とは区別し、読む者が分かるようにすること。例えば、中村研究室のホームページには「このホームページは、Netscape Navigator/Netscape Communicatorでは、正確に表示されないことがあります」(http://gyosei.mine.utsunomiya-u.ac.jp/)とあり、////// というふうに。