010702gairon(中村祐司作成)

サブテキスト『公共を支える民』第2章第3節第4節

 

「市民主導の計画づくり -日野市環境基本計画の制定過程-」

 

3 市民と職員の協働としての環境基本計画の策定過程

環境基本計画検討委員会

市民集会の開催

「環境基本計画を考える市民の会」

「日野市環境基本計画のための市民ワーキングチーム」

  応募者全員を構成員に。無報酬。テーマごとにグループ分け

  水、緑、大気、くらし、リサイクルの5つの分科会

  ナビゲーター:司会進行、会議内容のとりまとめ、分科会間調整

  「最後まで市民と職員の協働による作業」

調整主体:市民、自治行政、市長、ナビゲーター

「市民WTには参加していない市民の意見をいかに反映させるか」

→「日野市環境基本計画原案」

日野市環境審議会:1)市民 2)学識経験者 3)事業者 4)市議会議員

         5)環境の保全等に関する行政機関の長及び団体の

          代表者が推薦した者

「事業者(企業、法人)市民、生活者(消費者)市民、そして公務員

(行政)市民という概念の重要性は、社会のなかでバラバラに活動し

ている主体が、市民活動や公共的な活動を通じてネットワークを形成

し、協働できることにある。」

 

4 環境基本条例・計画の制定過程から学ぶもの

 制定のプロセス

 議員立法の要素も含む

 議会の責任

「市民の直接請求によりできた条例で議決を要するよう規定された日野

市環境基本計画は、正統性という面で、単なる行政計画を越えた基本

計画」「どれだけ広範で濃密な参加を得た手続きを経るかによって、

条例や計画の重みは増してくる」

「決定から執行、さらには評価の段階まで市民がかかわることが、市民

参加を成功させる秘訣」「一般に市民参加がうまくいかない理由の多

くは、市民が正確な情報をもっていないから」

 

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サブテキストについては今回で終了。

次回はテキスト第17章第18章。

期末試験のポイントについては7月9日の講義メモに掲載予定。