<写真とコメント>
2001年2月17日(宮城)
1)宮城スタジアムに至る建設中
の新しい道路。まさに、国体とワ
ールドカップのための道路建設。
2)仙台方面に向けて既に建設さ
れた道路。道に迷いこの時点で利
府駅からかなり歩いており、気持ち
はスタジアムを早く見たい一心だっ
たものの、思わず足を止めた。
3)ようやくたどり着いた「宮城県
総合運動公園」。かなりの高台にある。
真中やや右にスタジアムがある。
4)さらに雪に足をとられながら、
展望台へ行くと、スタジアムの全
貌を望むことができた。左側がち
ょうどメインスタンドの裏にあた
る。
5)展望台から見た、運動公園
に隣接するニュータウン。向こ
う側に伸びているのは写真1,
2と同じ建設中の新道。左前
方に位置するスタジアムにもう
少しで届くというところまでき
ていた。
6)メインスタンド裏側にあたる、
独特なスタジアムの形状。空に伸
びて びていくかのようだった。
7)総合体育館などの新設の施設
群を左回りに歩いた途中で見つけ
た横断幕。国体の後、W杯がくる。
8)間近で見上げると、やはりそ
の圧倒的な重量感が迫ってきた。
9)フィールドを囲むトラックに足
を踏み入れることができた。中から
見上げると観客席は米粒のようだっ
た。屋根の曲線が印象的だった。
10)バックスタンド側の観客席と屋根。
フィールドは雪で覆われていた。
11)案内してくれたスタジアムのスタッ
フに頼んで、メインスタンドをバックに
写真を撮ってもらう。今回の調査活動を
締めくくる格好の「記念写真」となった。
12)利府駅に向かうバスを待っている時
に撮影。空に向かって伸びている形状
がよく分かる。
13)―<役立った道具について>―
今回の調査活動で三種の神器?となったうちの2つ(写真は最終日夜ホテルの部屋で撮影)。小型ノートパソコンはNECのmobioNXという昨年あたりに生産中止となった「年代物」(写真上)。映像中心のSONYのVAIOに反発してあえて購入したものの、ハードディスクの容量の少なさや起動の遅さに直面して直後から後悔した。ところが、使っているうちにその小ささに慣れさえすれば、キータッチの感触がとてもいいし、外枠全体が堅固にできているのに感心した。もちろん、落としてしまったりすればハードディスクなどたちまち壊れてしまうだろうが、持ち運ぶとどうしてもちょっとぶつけたりして意外と軽い衝撃を与えてしまうものであり、その点心強い面がある。少し重くはなるが大容量バッテリーを用いれば、電源なしでもかなりもつ。ただし、USBが使えないし、標準バッテリーでないとフロッピーディスクなど周辺器を接続できない。
2つめはキャノンのモバイルプリンタBJM40(写真下)。研究費で買うのが間に合わず、迷った末、今回の調査直前に自腹で購入した。一回り大きいM70というのを昨年購入したものの、これがモバイル用としてはとんでもない代物で、重いバッテリーをパックとともにプリンタの外側に付ける構造になっている。どうにか電源なしでもプリントは可能ではあるものの、どういうわけかすぐにバッテリー残量がなくなってしまう。この点はそのようなバッテリーに遭遇してしまったというだけかもしれない(バッテリーを一度カラにして充電し直す作業は何度かやった)。それにも増して問題だったのは、バッテリーを入れっぱなしにできないということ。プリントするたびにバッテリーを入れたり外したりしなければならない。
要するにM70というのはM40に至る過渡期のプリンタだったのではないかと疑ってしまう。インクカートリッジの出し入れも、いちいちパソコン画面を立ち上げなければならず、大変面倒(この点はそのような設定をせずに済む方法を見過ごしたかもしれないが)である。当時は、確か1万5000円の価格差と、たかが数センチの大きさの違いと思って、結局安い方のM70を購入したのだが、この差がバックに入れて持ち運ぶとなると、むしろ重量よりもバッグのスペースとの関係で意外と重い負担となって返ってきた。M40の場合、バッテリーは内蔵式になっていて大変便利(というよりかこれがノートパソコンの感覚でいえば当たり前のように思う)。バッテリーをプリントするたびにはずす必要もないし、電源コードをつなぐと自動的に充電してくれる。実際のバッテリー可動時間も長い気がする。どうしてもインタビュに備えた質問項目の見直しや、新たな質問の設定は不可欠となり、前夜にペーパーを作成し、翌日のインタビュ先で相手に提示しながら、調査の意図や論点を説明する必要が出てきて、そうした時にM40を持参して本当によかったと思った。
ただし、後で分かったのだが、M40のオートシートフィーダーは本体の2倍はあろうかという大きさで、持ち運ぶとなるとあきらめざるを得ないだろう。調査先でかなりの枚数をプリントしなければならない時(今回、そのようなことはなかった)は、単票・手差しのM40では無理がある。そうなると複数枚連続印刷が可能なM70の方に分があるということか。例えば、車中など移動中にプリントする必要性は今回の調査では生じなかった。ホテルには最低でもコンセント一つは付いていると思えば、バッテリーは一切使わないと決めてM70を持ち運ぶ手はあるだろう。
写真には掲載できなかった(今思えば、鏡に写すという手はあったかもしれない)ものの、3つめのデジタルカメラについても述べておきたい。これも先のmobioと同じで日々年代物と化しつつあるSONYのMVC-FD7。何とフロッピーディスクにそのまま画像を保存するという、考え方としては非常にシンプルで安心感を与えるもの。フロッピーをそのまま入れるので、フロッピー分+αとなり、とても小型とはいえないものの、持ち運びに苦痛は感じなかった。最高で160万画素ということだが、撮影では1枚のフロッピーで30枚撮影可能としたので5分の1程度に画素を落としたことになると思う。それでも自分のようなしろうとが、ホームページに掲載するには御の字ではないか。また確かに、シャッターを押してから実際に記録に入るまでワンテンポ遅れるので、動いている対象を瞬間的に撮影するのには不向きだ。しかし、倍率も十分だし、何といってもフロッピーからそのままハードディスクに画像を移せるメリットは、画像処理技術に無知な者にとっては大変ありがたかった。メモリースティックなるものも、あればそれなりに便利なのだろうが、現在のところこのままで十分である。
最後に画像処理関係のソフトを全く使えない、使いたくない者にとって、Windows2000(Professional)は大変ありがたい。Macについては何も言えないが、Windows2000ではエクスプローラーから写真を開こうとする際(写真だけではなく文書ファイルでもそうなのだが)、「表示」の部分にWindows98にはない「縮小版」というのが出てくる。ここにカーソルを持って行きクリックすると、何と個々の写真のまさに「縮小版」が、スピーディー(CPUにもよるのだろうが)に提示されるのである。そのために、今回、HTML画面へ取捨選択した撮影画像を選んで貼り付ける作業を、何らかの画像処理ソフトを一切用いずに行うことができた。
2001年2月25日(今回の調査活動日誌執筆終了にあたって)
中村祐司