2008/01/08

名前:ゲンティータンハン


日本におけるベトナム人として研修生の問題点


あるjitcoの方の話を聞いたことですが、日本にいる中国人の研修生は80%で、これに対してベトナム人の研修生はたった、5%位しかないです。しかし、昨年、ベトナム人の失踪者が4000人、10位でした。どうして、ベトナム人研修生の失踪者はこんなに高いなのかについて、考えてみました。

  1. 国の政策上の問題 :ベトナムの法律はまだ失踪者に対する罰を決めていないです。つまり、外国で失踪して帰っても何の罪にもならないです。

  2. 制度が悪用された問題 :

  。研修生制度を管理しているのはJITCO(国際研修機構?)という組織があります。そしてその下には協同組合があります。組合の下には受け入れ企業(研修生が働いている場所)です。もちろん、JITCOの上には入国管理局、政府などです。

入国管理局==>JITCO==>組合==>受け入れ企業
なのに、問題になったら、企業が悪いだけを言って、組合やJITCOの責任は忘れたようです。実は、企業を監視している組合とJITCOはきちんとすれば、受け入れ企業は研修生制度を悪用できないと思います。だから、責任は組合にはあると思います。
なぜ組合はきちんと企業を監視していないのか?それは自分の利益に影響があるからです。企業に厳しく監視すれば、次は研修生を受け入れてくれないです。管理費ももらえないです。当然、利益が減っていきます。だから、組合はちゃんと企業を監視していないのです。


。仲介業者である「送り出し機関」と「受け入れ機関」

制度上、研修生は日本に来るために、ベトナムにある「送り出し機関」と日本にある「受け入れ機関(組合)」を通さないといけないです。しかし、この「送り出し機関」と「受け入れ機関」は制度の船である「技術伝播」のためではくて、利益=お金のために研修生を日本へおくっているのが殆どです。そのために、「送り出し機関」は研修生が日本に来る前に、かれらからたくさん(60万円から120万円まで)の「担保金」を取っています。そして、日本にきたら、「受け入れ機関」は彼らの給料から「管理費」としてたくさん取っています。そのために、彼らの手にはあまり残っていないです。このような状況から脱出するために、彼らは外へ逃げてしまいます。
これに加えて、彼らが雇ってくれる企業もあるため、彼らは安心して逃げる事が出るわけです。この辺は日本の人口状態にも原因があると思います。労働者が不足しているため、日本の企業は不法滞在者を雇うしかないのです。
3.ベトナムの状況
ご存知のように、ベトナム生活水準が非常に低いです。月給が1万円から3万の間です。それに、仕事はそれほど簡単にみつからないのが問題です。それで、日本ある程度の金額をもらっている研修生たちは帰りたくないのです。だって、毎月10万くらいもらっていて、いきなり1万円になるのが嫌な気持ちになるのが当然です。




参考:

Wall Street Journal制度が悪用された問題 、Dr Bui Chi Chung –愛知大学

Yahoo!ニュース - 海外 - NNA :ベトナム人の失踪 (2003・11.5)

4章 アジアにおけるジェンダー化された人の移動─フィリピン、インドネシア、中国のケーススタディーから─(Reporter: NGUYEN Ngoc Ha

http://www.k5.dion.ne.jp/~yishii/lecture/chap4map.htm