比較政策研究
平成17年2月1日
MK040114 森澤絵美
修士論文(予定)
★修論目的
女性に対する暴力の一つである人身取引が国際的にどのように扱われているのか、取り組まれているのかを分析することで、国際法上での女性に対する暴力の現在の位置づけ、今後女性に対する暴力に国際法はどう対応していくべきなのかといったことを導き出す。
★論文内容について
・ 女性に対する暴力をめぐる国際的な流れ(国際法上で女性に対する暴力がいつどんな背景で問題化し、国際的にどのように対応されてきたのか(人身取引への注目を含んで))
・ 人身取引議定書について(制定までの流れ、内容、問題点などの分析)
←UNODCのホームページ、国連人権高等弁務官の指針、文献を参考にしながら
・ その他の人身取引に関する条約・議定書の分析(人身売買に関係する条約として、強制労働に関する条約(第29号)、人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約、全ての移住労働者及びその家族の権利の保護に関する国際条約、女性差別撤廃条約、児童買春禁止議定書、最悪の形態の児童労働の禁止及び撤廃のための即時の行動に関する条約などがあるが、その中からいくつか選んで)
・ 地域的な取り組みとして米州機構の人身取引への対応(「女性に対する暴力の防止、処罰及び根絶に関する米州条約」、CIMの報告書の分析)