科目名:比較政策研究                                                                                                                                      学籍番号:MK010110

指導教官:中村祐司                                                                                                          作成者:金 仁錫 (In-seog KIM)

 

世界知性たちが話す「9-11テロとアフガン戦争」

「文明の衝突ではない無知の衝突である」

「西方世界が傲慢から抜け出すべき」

 

ドイツの著名な社会学自認ウィルゲン・ハマバマスは9-11テロが持っている驚きと現在性のため、知職人たちが主題を選ぶ自由さえ剥奪されたと言った。去る1021日ドイツフランクフルト国際図書展で、2001平和賞を受賞して講演したハマバマスは「われわれ知職人たちの間でもジョンウェインを真似しながら、誰が一番先に帯から銃を引き出すか賭をしようと言う誘惑がとても大きい」と言った

AP連合、AFP連合

「知職人であるジョンウェイン」はアメリカ人でも男性でもなかった。いちばん先に銃を引き出した知職人はインドの女性作家であるアルンダティロイであった。彼女は早く引き出しただけでなくて銃声も騒々しかった。「オサマ・ビン・ラデンはアメリカ大統領のドプルゲンアである。こんな種類の双生児野獣」は一様に自分が美しくて教養があると主張する」。〈小さいものたちの神〉としてイギリスでいちばん権威がある文学賞であるブカ賞を受けたロイは去る929日イギリスの進歩志〈ガディアン〉に「無限正義の代数学」と言う題目で「オサマ・ビン・ラデンを作り出した」(アメリカの一般人ではなくて)ブッシュ行政部の不道徳性に向かって猛攻を降り注いだ。

 

オサマ・ビン・ラデンは誰か。彼はアメリカ家の秘密である。冷酷なアメリカの外交政策から捨てられた世界のカルビでもたらされたものがまさに空いたラデンである。アルンダティ・ロイ

ロイは世界貿易センターとペンタゴンが飛行機自殺テロをされた直後、アメリカテレビニュース進行者が「去る火曜日(911)ほど善と悪の眞面目が鮮明に証明されたことはなかった。われわれの知らない人々がわれわれの知っている人々を虐殺した」と発言したものに注目した。ロイの判断によると、アメリカの反テロ戦争は「アメリカが分ることができない人々」を相手にしたものである。しかし、1970年代後半以後、アメリカ政府はアフガニスタンをよく分っていた。ロイはアフガニスタンを「ソ連のベトナム」で作る為にアメリカが1979年にアフガニスタンを積極的に支援したと言うことである。

Reuters

しかしヨーロッパ社会がロイの「表現の自由」を寛大に受け入れのではなかった。ドイツ第1放送ARDのアンカーウルリヒ・ビカットがブッシュとビン・ラデンの考え方が同じだと言うロイの文をニュースに引用してから大衆の憤慨を生きたものである。反米主義者だと指差しをさされたカットは視聴者に「誤解される素地があった」と三も謝らなければならなかった。ビカットを擁護したドイツ知職人は1999年ノーベル文学賞を受けた作家であるグィンタラスだった。グィンタそのラス「アメリカCIAもテロ組織だ」

「われわれはテロリストの沈黙の暴力と(アメリカの)ミサイルの向こうで二つの世界を疎通することができる共通の言語を発展させなければならない。」ウィルゲン・ハマバマス

グラスは去る1010日〈シュピーゲルオンライン〉との二回のインタビューで、'アメリカを批判したものの為に批判を受けることは一言でとんでもない。アメリカに対する私の批判は友情から出たものである'と明らかにした。グラスは、軍事攻撃は決して文明的のことができないと言い切ったことがある。制限された軍事攻撃であると言っても、オサマがどこにいるか正確に分からない状態で進行すれば、関係のない人々が犠牲にされるばかりと言うことである。グラスは飛行機テロを通じて、いかに言葉で言い尽くせない不幸を経たアメリカ国民に同病合憐を感じるが、そうとしてもアメリカの政策は続けて批判対象にならなければならないと話した。ラスもインド作家であるロイと同じ視覚だ。グラスは`オサマ・ビン・ラデンはアメリカ中央情報局(CIA)の教育を受けてお金も受けた。ムザへディンも同じだ。今回の事態の原因は全面的に(ソ連に反対する)アメリカの政策目標の為であった`と述べた。ラスはアメリカの一部知職人の間で「一体どうして世界がわれわれをあれほど憎悪するのか」と言う質問が頭をもたげていると言って、このような質問は遅れたが、正当だと評価した。ラスは世界化が引き起す「南北問題」を解決しなければならないと強調した。前ドイツ総理であったビリ・グラントが促したように、第3世界国家たちを同等に待遇して、世界化の被害者である南方国家たちを配慮しなければならないと言うことである。グラスは、南北問題を解決しないかぎり、テロリズムは克服することができないと明らかにした。

もはや全地球的な同盟は外部安保ではなくて内部安保の為に必要になっている。世界利益の為のコスモポルリタン的な国家を模索しなければならない。ウルリヒ・ベック

世界貿易センターが崩れてペンタゴンが火炎に巻きこまれたとき、世界知職人がまないたの上に置いたものはサミュアル・ハンティンタンの「文明衝突論」であった。アメリカの進歩的な知職人であり作家であるスザン・ソンタックは924日付け〈ニューヨーカー〉で'この事件は文明・自由・人間性・自由世界に対する卑怯な攻撃ではなくて、世界超強大国を自任するアメリカに対する攻撃である。アメリカと特定同盟国の行動がもたらした結果と言う認識はいったいどこから探すことができるのか。アメリカが強いと言うことを誰が疑おうのか。しかし、アメリカが志向するべきのことは、それがすべてではない'と話した。ハンティンタンは今回のテロ事件が文明衝突ではないと即刻反論して乗り出したが、パルレスチナ出身アメリカ文明(文学)批評家エドワード・サイド(コロンビア大学碩座教授)は文明衝突を強力に批判して乗り出した。〈オリエンタルリズム〉で世界的な碩学位階の序列に上がったサイドは〈ザー・ネーション〉1022日付けで、「動機が病的だと言うしかない自殺攻撃と大量虐殺がハンティンタンの論題に対する証拠になってしまった」と言いながら、アメリカとヨーロッパの数多い新聞・雑誌が優越性に基づいたハンティンタンの概念を利用して西方世界の憤慨に火を点けていると批判した。サイドは文明衝突ではなくて「無知の衝突」と見た。サイドによると、西方世界とイスラムと言う巨大な二つの実体が不注意に擬人化していて、大変な扇動と徹底した無知が、ある宗教や文明を代弁する過程でずうずうしく登場している。冷戦公式をそのまま繰り返す「西方世界対あまり」と言う基本的なパラダイムがあいかわらず作動していると見るサイドは、イスラムは西洋の外ではなくて初めから西洋歴史の中に存在して来たと指摘した。サイドは`文明の衝突と言う論題は世界の戦争のような策略である。これはわれわれの時代の相互依存性を重要に理解するよりは防御的な自己欺瞞を強化するのに適切なばかりである`と言った。

SYGMA

「イスラム世界に対する西洋の無理解は身体をさらさせたと言う理由で女性の顔に硝酸を散らすイスラム主義者たちを助けている。」オルハン・パムック

世界の知性たちは世界史が9-11テロ以前と以後に分けられるだろうと言うところに異議を付けない。〈危険社会〉の著者であるドイツ社会学の権威ウルリヒ・ベックはサイドが話した「当惑した相互依存性」に焦点を合わせてコースモポルリタン的な国家が誕生するだろうと予告した。〈シュピーゲル〉1015日付けで今回のテロリズムを「内部火星からの攻撃」と規定したベックは、今回の事件がしばらくの間分裂した陣営を一つに団結するようにしたと見た。ベックによると「火星からの侵攻」が、アメリカと西方世界に投げたメッセージは全地球的な同盟の必要性が差し迫まっていると言うことであった。今全地球的な同盟は外部安保ではなくて、一つの国家の内部安保の為に切実になったと言うことである。そうして、民族国家や新自由主義概念は評価切下げするとか廃棄しなければならないとベックは強調する。外交政策と国内政策、国際協力と国内安保が互いに直接的に噛み合うことになったと言うことである。

 

世界史は9-11の以前(移転)と以後に分けられる。

AP連合, AFP連合

市民であるベックは次のように反問する。`私はミュンヘン市民である。誰がミュンヘン市民に代わって(マックス・ウェーバーが言った国家の本質的な権限である)戦争と平和に対する決定を下すのか。ミュンヘン市議会?バイエルン州政府?ドイツ連邦総理?ヨーロッパ議会?ナト?アメリカのブッシュ大統領?すなわち、これが分明でなくなった。9-11テロ以後国際政治の地形がどのような流れを形成するだろうか推し量ることができるだろう。.ベックは非宗教的な国家が宗教の多様性を可能にしたように、コースモポルリタン的な国家は憲法の寛容原則を通じて民族的で宗教的な正体性の共存を保障しなければならないだろうと提案した。フランス社会学者ザン・ボドリヤルは、テレリズムの精神を染み込んだ。彼は〈ルモンド〉111日付けで、今回のテロはすべての国家とすべての人々が一度ぐらい想像してみた事件だと言いながら、テロリズムがウイルスのように漫然してあると見た。ボドリヤルは第4次世界大戦を想定する。12次世界大戦が古典的な戦争のイメージに符合したら、3次世界大戦は冷戦体制の終息であった。ボドリヤルが話す4次世界大戦は、すべての世界的な秩序とすべてのヘゲモニー的な支配に抵抗する全く新しい戦争である。もしイスラムが世界を支配すれば、テロリズムはイスラムに対抗するだろうと言うことである。

西洋と非西洋を限らず学校は子供たちに、人間がとても多様で、このようなさまざまなことが内的な豊かさの源泉になることができると言う実際を教えなければならない。」ウムベルト・エコー

" ボドリヤルは、西洋啓蒙主義哲学は純真にも善が進歩すれば漸進的に悪が退行するだろうと信じたあまり、善と悪が同時に上昇する現実を直視することができなかった。ボドリヤルは悲観的である。'テロリズムのスペクタクルはスペクタクルのテロリズムを強要する。このような非道徳的な魅惑に対抗して政治的な秩序は無気力ばかりである。このような極限状況で解決策はない。そうとしても、戦争がその解決策になってはいけない。9-11テロとアメリカのアフガニスタン空襲に対する世界の知職人と作家たちの「介入と干渉」は明らかな共通分母を形成する。何よりアメリカ政府、或いは西方世界が無知と傲慢から抜け出さなければならないと言うことである。イタリア哲学者であり世界的な作家であるウムベルト・エコーとハバマスも同じ見解を見せる。その差があれば、インドのアルンダティ・ロイやトルコ出身の世界的な作家オルハン・パムックのように第3世界知職人が第3世界の立場に立ってさらに攻撃的な言辞を使用すると言うことである。 ウムベルト・エコーは〈シュピーゲルオンライン〉1023日付けに載せられたエッセーで「熱情と理性」を問題にした。エコーは「アラビアのロレンスはアラビア人と同じく装ったが、結局故郷に回って行った」といいながら、自身が成長した文化の根と自身を同一視する傾向がとても頑強だと明らかにした。エコーによると、西洋文明はほかの文明に好奇心を持って来たが、それは見下げる好奇心であった。エコーは西洋文明の美徳と認められる「差の認定」(しかし理論ばかりである)を教室に持って入らなければならないと強調した。西洋と非西洋を限らず子供たちに「人間は同等だ」と嘘を教えないで、人間と言う存在はとても多様で、多様だからかえって内的な豊かさに達することができると確かに知らせてやらなければならないと言うことである。エコーは'このような時代にはほかの人の迷信と同じように自分自身の迷信にも対抗するものと思わなければならない。分析と批判と言う武器を持つこと'と忠告した。バマスは「無言のはざま」と言う題名を付けた講演で、911日爆発したものが世俗的な社会と宗教間の緊張であると理解した。宗教的な信念を持ったテロリストが世界化した現代の象徴物を悪魔具現と見たと言うことである。根本主義をきわめて現代的な現象であると規定するハバマスは「頑固であった正統主義(レジティミストー)たち」が中東だけではなくて、西洋と東アジアにもあるといいながら、テロリストの沈黙の暴力と(アメリカの)ミサイル向こうで二つの世界を疎通させることができる共通の言語を発展させなければならないと提案した。世界警察国家次元ではなくて、全世界的水準文明化進行させる創造的模索しなければならないだとハバマスは宗教について敵対的だけとした(科学技術と政治の)世俗化に反対しながら、宗教と距離を置きながら宗教が人間に寄与する直観を受容する態度が物足りないと言った(ハバマスの講演全文)は季刊〈社会批評〉冬号に載せられる)

SYGMA

大変な扇動策と徹底した無知がある宗教や文明を代弁する過程に登場している。西方世界対残りと言う冷戦公式があいかわらず反復されている。エドワード・サイド

911日イスタンブルの波止場近くにあるカフェーでテレビを見守っていたオルハン・パムック(〈白い城〉という彼の出世作が最近韓国内で出版された)928日ドイツのある言論に寄稿した文で、平和の道をふさいでいることは何よりイスラム国家を切下げる感情であると指摘した。飛行機を爆弾で使った自殺テロに対する平凡なムスリム老人の反応('それこそ本当によくやったことではない?')を伝えたパムックは、イスラム世界で反米主義がイスラム地域の独裁権力を深化させるところに利用されていると報告した。テロリズムの根本原因を少数民族の劣等感であると分析するパムックはこのように書いた。'人類史で今のように貧富の隔差がひどい時なかった。今のようにお金持ちの生活がテレビや映画を通じて貧しい人々の目の前に広げられたこともいなかった。世の中のお金持ちと権力を持った者たちが決して正当に見えなければ、それはさらに悪いことである。'パムックは自己満足的な西洋のエゴイズムが東洋と西洋間に戦争をけしかけていると心配している。

 

出典:時事ザナル<韓国の週刊誌>

 

이문재 편집위원   moon@e-sisa.co.kr