地方行政論

「栃木県・宇都宮市のごみ事情」           970163A

                        マレシャ・モニール

 

 

はじめに:

私は日本のごみ問題が深刻であるという記事を読みました。この問題が解決できないと2005年までに東京・千葉・神奈川および埼玉は東京ドーム2.5杯のごみがあふれてしまうと書いてありました。私は栃木県のごみの状況について調べる事になりました。ごみあるいは廃棄物は大きく分けると一般廃棄物と産業廃棄物の二つに分類されます:

 

一般廃棄物とは主に家庭や事務所、商店などから出されたごみの事であり、これは各地方自治体がその処理の責任を負うことになっています。

一方、産業廃棄物はこれらの処理は法律(廃棄物の清掃に関する法律―廃掃法)で建前として企業などの排出者の責任において処分がなされなければならないことになっています。

 

私は家庭の一般廃棄物のカテゴリに興味を持ちました。それは私の日常生活に関係があると考えたからです。従って、私のレポートは栃木県宇都宮市内のごみ事情についてです。

 

1999年9月・10月に栃木県、宇都宮市清掃課のごみ情報によると、宇都宮市の一年間に排出される一般廃棄物の量は188、554トン/年間(平成10年度)といわれており、一方市民一人あたりのごみ量は.17kg/日(平成10年度)と報告されています。

 

 

宇都宮市のごみの量がもっとも多い時(ピーク)は平成6年であり、自治体は市内のごみ量を減らすために平成7年からごみの5種9分別の出し方を提案し、実行しはじめました。それらは資源ごみ、有害ごみ、焼却ごみ、埋め立てごみと粗大ごみです。5種9分別の説明は以下のとおりです。

 

区  分

ご み の 種 類

資 
源 

@新聞

新聞 
(ちらしを含む)

Aダンボ-

ダンボ−ル

B雑誌・ その他 の紙

雑誌 包装紙 
メモ用紙 その他の紙 菓子箱 
(ボ−ル紙)など

C布類

衣類 布団カバ− 
タオルなど

Dびん・ 缶類

すべてのびん・缶類 (一升瓶,一斗缶位の大きさまで可)

E有害ごみ

乾電池 蛍光灯 電球 鏡 カミソリ 体温計 ライタ−スプレ−缶など

F焼却ごみ

生ごみ プラスチック 発砲スチロ- ペットボトル
Fax
紙 油紙 防水紙 ノ--ボン紙 写真などの特殊な紙
革製品 ビデオテ-プ カセットテ-プ 綿の入った布製品など

G埋立ごみ

瀬戸物 なべ やかん   ガラスコップ 割れたガラス 耐熱ガラス 製品 針金ハンガ-など

H粗大ごみ

家具類 家電製品 布団 自転車などの大型ごみ

 

これらのごみは以下のパイ図表が示しているように処理されています。

                                  

上記を見てわかるとおり、ほとんどのごみは81%焼却方により処理されています。そして、この焼却方はごみ処理方法の中で一番問題になっています。それはごみの量が毎年増え続けるのに対してそのごみを処分する場所が減りつづけているからです。また、市民はこういった焼却処分場の設立に対し反対する運動を起こすため、なかなか簡単に場所を設けられないのが現状です。市民の人々が反対するのは塩素を含む物質の原因でプラスチックの焼却や紙の塩素漂白などのプロセスで発生するダイオクシン(PCCD)という有機塩素化合物が有害であるからです。ダイオクシンは環境の中で分解されにくいので、空気中に排出されたあと、地球の地面に降り積みあげて、やさいや地下水に入り込んでしまいます。我々は大気、飲み水と食べ物を通じて体の中にこの微量のダイオクシンを吸収し続ければ、免疫性や発ガン性などのような病気にかかることになってしまいます。また、市民が反対する理由は自分の子孫に安心して積める緑豊かで健全な環境を残すためだからです。

 

  自治体はこの問題を解決するため市民の健康を害することなく、しかも環境を破壊する事もない計画を立てました。それはごみ減量化・リサイクルといった10年間(平成11−20年度)の計画です。これはリサイクルの推進を通して、市民の排出したごみの量を減らすことを提案したものです。容器包装リサイクル方の完全施行による分別収集の拡充などにより、将来のリサイクル率を増やす事をもくてきとしています。ごみ減量化について、自治体は従来の大量消費と大量廃棄型のライフスタイルの見直しによる計画を立てました。その計画が次のようです:

 

リサイクル率

リサイクル率中間目標(平成15年度)は25%−11日あたり236gmを減量

リサイクル率最終目標(平成20年度)は30%−1人1日あたり276gmを減量

 

ごみ減量化率

ごみ減量化率中間目標(平成15年度)5%−11日あたり48gmを減量

ごみ減量化率最終目標(平成20年度)10%−11日あたり97gmを減量

 

  人々のサポートと協力を得るために、自治体はいろんなごみ減量活動とリサイクルキャンペンを実施しています。たとえば、昨日年の10月にマイ・バッグ・キャンペンを実施しました。そのキャンペンの内容は買い物客に自分たちのバッグを持ってくるように進めたことです。また去年の10月から毎年、子供たちと栃木県民の地球環境問題への知識・意識を深めることや、環境保護の大切さとごみ問題を理解するなどといったグリーンアップフェアを開催しています。自治体もラジオスッポトCMを通じて、人々に日常生活でリサイクル品の活用する事を呼びかけました。その上、リサイクル品から作ったパンフレットやブックレットなどを出版し、配布しています。この他にもたくさん計画されているものやキャンペンがあります。たとえば、自治体は廃棄物処理施設の整備促進をするためRDFモデルの事業推進を行う予定です。RDFとはRefuse Drive Fuel の省略で、それはごみを熱圧宿し、固形燃料化することです。このRDFを燃やしたら、発電する事ができ、焼却方といったごみの処理方よりもダイオクシンの量を減らす事はできます。一つ確かなのは自治体がごみの量の削減力を入れていることです。

 

まとめ:

  こういった人々がごみ問題に対する意識は(リサイクル、ごみの分別など)年々高まってきていると思います。しかし、インタネットの情報や新聞の記事やテレビなどを通して私たちはこのトピックについてもっと多く勉強できる、するべきだと私は思います。また、我々は自治体の施行しているリサイクルキャンペンおよびごみ減量化の対策に対してもっともっと積極的に協力と参加する必要があると思います。私にとって我々の日常生活であまりごみを出さないような生活スタイルを自覚するべきだと思います。

 

「マレーシアのごみ事情」

  私はインタネットで自分の住んでいる地域(セランゴ−ル州ぺタリン・ジャャ市)のごみ事情について調べようとしたが、当局のホームページが開けなかったこのと、インタネットにこのトピックについて書かれている情報が少なかったため、私はマレーシア国全体のごみ情報について調べてみました。それは次のようです。

 

  マレーシアは国土が小さい割には毎年のごみの排出量が大変多い。マレーシア人々が1日に輩出するごみの量は0・7kgでその量は毎年1・5%ずつ増えつづけています。1994年、国民の排出された廃棄物は505万トンだが、その排出量は2020年までに909万トンに増えると予想されています。マレーシアで、ほとんどのごみは90%埋め立て方により処理されています。それに対し、8%のごみはリサイクルにより処理されています。残りの2%と1%の間煮のごみは焼却方法によって処理されています。しかし、ごみの処理方法で一番メインとなっている埋め立てには問題があります。それは、埋立地を作れる場所がないということです。また、埋立地を作るごみの中にはきちんとごみが処理されていないものがあり(リサイクルできるもの)、こういったことが資源を再活用できない原因となっています。その上、きちんとごみの埋め立てのやり方がしていないため、埋め立て処理場から悪臭を放ってしまいます。

 

  現在、マレーシアの当局は廃棄物の再利用性を奨励しはじめています。マレーシアの当局では家庭、市議会の労働者たち、ごみあさりをする人々と工業による廃棄物の分別およびリサイクリングを奨励しています。家庭以外によるこうしたごみを分別し、リサイクルする一番の理由はこれが有利な商売になるからです。家庭によるごみの分別に関しては、個人の意思に任されています。再利用性できる資源についてのビジネスは、マレーシアで大変盛んになりましたが、まだ国によるごみの処理施設は設けられていません。こうしたビジネスの中で、リサイクリングは特にポピュラーであり、その順番は次であります:

 

@アルミ缶Aアルミ板紙BビンCプラスチックD金属E新聞Fコンピューター用紙G車のバッテリH鉄分に含むレール

 

これらをリサイクルする市場価格はものによって異なります。アルミ缶は一番高い価格であり、その価格は1kgあたり、RM1.20¥40)です。リサイクルの活動はマレーシアで大変活発であり、政府がこれを公式な政策とすれば将来、リサイクルの発展は非常にすばらしいものになります。

 

まとめ:

  これらのマレーシアのごみ事情に対し、私の意見は、ごみの処理を筋肉労働に頼るだけふぇはなく、完全に機械装置のごみ収集と運搬方法をもっと取り入れれば時刻のごみの処理を向上することができると考えます。また、政府は埋め立て方法以外のごみの処理するやり方を考えるべきだと思います。その上、ごみの排出を少しでも削減するために政府は国民にもっとごみ問題に関する意識させるキャンペンを行うべきだと考えます。私にとってマレーシアは日本のようなごみの分別と出し方から例として学ぶことができると思います。 

 

参考:

1)     http://www.pref.tochigi.jp/kankyouseibi

2)     http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kb

もっと詳しい宇都宮のごみ事情についてこの二つのホームページに書いてあります。また、日本の他の地方自治体へのリンクもあります。

3)     http://nippo.co.jp/shobun

4)     http://www.lares.dti.ne.jp/-iokh/kitchen

5)     http:/plaza22.mbn.or.jp/-gomigenryo

この3つのホームページは個人意見に対するごみの処理問題や解決方法の提案やダイオクシンのことについて書いてあります。説明はわかりやすく、グラフおよび図表もあります。

6)     http://fas.upm.edu.my/sas/envpage/Research.html

このサイトはマレーシアの廃棄物問題(主に産業廃棄物)の調査およびレポートについて英語で説明します。

7)http://sunsite.nus.edu.sg/dbase/Malaysia

このサイトは英語で東南アジアの廃棄物問題/法律に関する説明(preliminary assessment of Malaysia’s and other South-east Asian countries’ environmental  law)、批評などを紹介します。