2019ジョイント合宿に参加して

 

 

宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科3年 川口直樹

 

 右も左も分からない初めてのジョイント合宿で共通テーマを担当した。「スポーツを使ったまちづくり」ということであったが、最初は何をすれば良いか全く思い浮かばず、お先真っ暗な気分になったが、先生から「ゆるスポーツ」なるものの存在をお教えいただき、そこからは一心不乱に「宇都宮のご当地ゆるスポーツ」作成に勤しんだ。ルール作りやコートの大きさなどアイディアが行き詰まることも多く、スポーツを作る難しさを知ることができた。かなり異質な内容の発表になったと思うが、ウケは上々だったので良かったと思う。25分間のプレゼンは初めてで、60枚弱に及んだ発表用パワーポイント作成など準備も含めて良い経験になった。他の発表も興味深いものが多く、また打ち上げでは他大学生との交流の機会も持つことができ、予想以上に実りある合宿になった。

 来年度は幹事校として頑張りたい。

 

 

宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科3年 小島隼平

 

2019年度ジョイントセミナー合宿に参加して、山梨県立大学、四日市大学、中央学院大学、法政大学、宇都宮大学の5つの大学が、「スポーツと行政・地域」という共通テーマと、各自で設定することができる自由テーマを発表し、意見交換を行った。

 今回初めてジョイントセミナーに参加した感想は、どの大学も興味深いテーマについての発表をしており、自分の大学にいるだけでは得られないような考えや、経験をすることができた。なかなか他の大学の人と関わる機会もなかった中で、5つの大学が一同に集まって勉強だけでなく、様々なことを話すことができ、良い刺激になった。

 全体を通して非常に有意義な体験であったことは間違い無いのだが、唯一賞を取り逃がしたことだけが心残りである。自分たちの中では、良い発表ができたと思っていたが、上を行く発表があったと言うことだったため、自分が過信を良い意味で打ち砕かれた。そういった意味でも、良い経験ができた。

 

 

宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科3年 橋絵重二

 

 各学校の研究成果発表という形での合宿だったが、それぞれの学校が日頃行っている研究の内容が部分的ではあるが垣間見ることが出来たのは、今後の研究を進めていく上で貴重な経験になった。来年は今年の経験をもとにより良い研究発表を行えるように努めたい。

 

 

宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科3年 今野裕太

 

 今回初参加となったジョイント合宿には、自由論題の代表者として臨むことになった。テーマ設定から提案に至るまで、メンバーと議論を重ねて考え抜いてレジュメを作成することができた。発表の練習も入念に行い、しっかりと準備することができた。本番ではその成果を十分に出し、自信を持って発表と質疑応答に臨むことができた。代表して何かに取り組むという経験が初めてであり、メンバーには迷惑をかけた部分もあったが、支えてもらいながら最後までやり遂げることができた。

 また、他大学の発表や懇親会では、他大学の学生の様々な考えや将来への熱い思いをきくことができて、自分の励みになった。

 今回のジョイント合宿ではたくさんのことを経験し、自分の成長できる機会となった。今後の自分の活動や学びに活かしていきたい。参加することができてよかった。

 

 

宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科3年 会田紗瑛

 

 ジョイント合宿の存在について先生から初めて聞いたときは驚いた。その後も色々と予定が重なり、準備する時間がなく、台風の影響もあり、十分な聞き込みができなかった。しかし、同じチームの他のメンバーの助けもあり、やれるだけのことはやったと思う。

 当日は他大学の人たちが大勢いる中での発表で緊張したが、時間内に終えることができた。また、他大学の発表に対して質問もすることができ、学びを深められた。

 今回発表したテーマについては、始まった時はあまり知識がなく手探りでのスタートとなったが、社会福祉協議会にヒヤリングに行ったり、メンバーとの話し合いを重ねたりする中で知識を得ることができた。今後に生かしたいと思う。

 

 

宇都宮大学地域創生科学研究科社会デザイン科学専攻

コミュニティデザイン学プログラム1年 穆 ト

 

 今回は初めて23日のジョイント合宿を参加した。「新たな居場所づくりの形」をテーマとして、私たち自由論題チームは高齢者の買い物支援を提案した。準グランプリやグランプリを獲得していなかったが、最初の準備から最後の発表まで、ジョイント合宿から私はいろいろなことを勉強した。来年のジョイント合宿の幹事校は宇都宮大学であり、今年よりさらに忙しい手配が必要だと思う。来年のジョイント合宿も楽しみにしている。

 

 

国際学部国際社会学科4年 神林泰暢

 

 今年のジョイント合宿は私にとって最後のジョイント合宿であり、多くのことを思い出し考えさせられるものであった。地域活性化ということに関して本気で取り組んでみたいと思い休学するきっかけとなった1度目、休学中に地域に関わりながら発表を聞き多くを学んだ2度目、1人でやりきるという貴重な経験を積んだ3度目、そして今回は社会に出てからも地域と関わることをしていきたいと思った4度目となった。これまで中村先生のもとで多くの経験をさせて頂き、地域の活動にも多く参加させて頂いた。この経験をただの大学時代の思い出の1つにするのではなく、これから先も続けていきたいと、最後のジョイント合宿であることを噛みしめながら感じた。

 また今回は地域デザイン科学部の学生が主体となって参加する初めてのジョイント合宿であった。優秀な学生ばかりだったので引継ぎやアドバイスもなくすべてを淡々とこなしている姿を見て、国際学部の学生との違いを感じるとともに、今後の研究室を彼らが担っていくことに期待を感じた。学部が変わってもこれまで以上に活気あふれる研究室が続いていけばと思う。

 

 

宇キ宮大学行政学研究室担当教員 中村祐司

 

 今回のジョイントには、新大学院の院1年と地デザ3年の学生が初めて参加し、これに国際4年の学生も加わったことで、これまでの研究室としてのジョイント参加の蓄積がうまく橋渡しされた、その意味で貴重な節目の年となった。同時に毎年、参加し続けることの意義と時の流れを強く感じた。

 宇大が参加し始めた頃は、新人であった教員から見る学生は年の離れた後輩のような存在だったし、教員同士とはいっても院生時代の先生に当たる方と先輩に当たる方ばかりで、自分が一番下っ端の存在だった。それから四半世紀が経過すると、今回の教員メンバーは、院生時代の先輩が一人で、後は皆後輩となっていた。学生との年齢差も大きくなって、さすがに孫世代とまではいえないものの、自分の娘や息子よりも年下の世代と接するようになった。

 それでもジョイントのよさは、私たちの生活やこれからを左右するような地域、社会、政策、制度、政治や経済の具体的課題について、年齢や立場など関係なしに必死に知恵を絞って、解を追求する時間を参加者全員と共有できる点にある。ジョイントでは、審議会、研究会、学会、講演会、現地調査とは別の、モノの見方や視点などが得られる。同時に、若い世代の知的伸びしろの大きさと可能性に教員冥利を感じ、大いに励まされる場である。

 運営面でも大きな勇気をもらった。幹事校は少人数にもかかわらず、互いの連携に加えて、会場校の学生や他大学幹事の学生との、巧みで実務的にも優れた協働の姿を見せてくれた。そして、このような機会を与えてくれた、今回のジョイントに関わったすべての方々に感謝したい。

 

 

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