ジョイントを終えて

 

国際学部国際社会学科3年 田中大地

「正直私にとって、ジョイント合宿は反省点が多い。まず、準備にかんして、あまりレジュメなどの作成にかかわることが出来なかった点である。10月から11月にかけて学祭準備(打ち合わせや練習など)もあり、それとジョイント合宿に向けた準備にかける時間配分がうまくできなかった。自分なりに協力できる部分は協力したつもりではあるが、今振り返ってみると、ほとんど力になれていない。それ加えて、能力の高い同じチームのメンバーに甘えていたし、できる人に任せきりになっていた部分は正直あったと思う。本当に同じチームのメンバーにはたくさん迷惑をかけて申し訳ないと思うし、感謝の気持ちでいっぱいである。また、ジョイント当日の質疑応答(特に質問への返答も)反省点である。積極的に発言したのは自分でもよかったとは思う。しかし、質問に答えなければならないという意識が先行し、答える内容が十分に決まっていないのに答えてしまう場面があった。そのせいで質問の意図とは違った回答をしてしまったり、補足が必要となったりしてしまった。少し気持ち的に熱くなりすぎたところはあったと思うので、冷静さの必要性を身をもって実感した。

 反省点が多い一方で、学んだことも多かった。特に学べたのはチーム内協力の重要さである。あまり協力できなかった私が言うのも申し訳ないが、これの重要性は毎回のミーィングで実感した。役割をしっかり決めて作業を進めていくことを高い水準で達成できたおかげで、1か月強というとても短い短い期間の中でジョイントの提案を完成させることが出来たのだと思う。

 結果は良いとは言えなかった。しかし、他大学の発表を見て自分たちに何が足りなかったのかを知ることが出来たので改善点ははっきりしている。また、このような機会があればそこを修正していきたい。最後に、チームのメンバー、的確なアドバイスをくださった先輩方、先生に感謝をしたい。本当にありがとうございました。

 

国際学部国際社会学科3年 昆布谷健介

 まちづくり提案の準備に時間をかけたため、ジョイント合宿の準備がかなり遅れてしまった。レジュメ提出の直前数分まで作成し、発表の準備もかなりぎりぎりになってしまった。

 ジョイント合宿では、様々な視点からなされる発表をたくさん聞くことができて良かった。特に、共通会は同じテーマでも取り組む人によって全く違う発表になっていて、考え方や捉え方の多様性を感じることできた。また、ジョイント合宿は地方自治や行政学専攻のゼミが集まる合宿であるが、今回の合宿での発表をみて、この分野が扱う範囲がとても広いということを感じた。また、自分たちの発表に限らず他のグループの発表の際の質疑応答の時間に教員がする質問を聞いていて、自分が行政学研究室に所属して研究していくなかで、どのようなことに留意して取り組むべきかのヒントを得ることもでき、これからの私自身の研究活動に生かせそうだと思った。

本番の発表は2日目の最後だった。少し疲れているなかでの発表であったが、なんとか終わらせることができて良かった。

 

宇都宮大学 国際学部 国際社会科学科 3年 織笠英里

新たな視点を得るチャンス

 自分たちの至らなさが原因ではありますが、ジョイント合宿のための発表準備は、まちづくり提案よりも非常に短期間で行わなければなりませんでした。しかし、あの短い期間の中で、私たちなりに、共通のテーマであった「小さな自治」と真摯に向き合い、考え抜くことができたと思っています。新たな知識を身につけたり、テーマについて自分たちなりに考えて、アイデアを絞り出すというような、発表当日までの全ての過程は、もちろんとても勉強になりましたが、他大学の学生さんや先生方から多くの新たな視点を頂けたことが大きな収穫だったと思います。調査や論文を書く経験の浅い私たちには、あらゆる角度から物事を見る力、そして物事を批判的に見る力がまだまだ足りません。それは、経験や知識量、情報量が圧倒的に足りないからですが、その分吸収力や伸びしろはあると思います。今回のジョイント合宿はそのことに気が付けた機会でもあり、こういう捉え方もあるのかと新たな視点の角度(枠組み)を得た機会でもありました。新たなものを得られることは、とてもわくわくすることだと思います。このわくわくと探求心を大事にし、育てて卒業論文制作にも望みたいと思います。

 

国際学部国際社会学科3年 青木美緒

反省を成長の糧に

 三年次後期のゼミ活動であるジョイント合宿において、私は大きく二つ学んだことがある。一つは、言葉の定義とその範囲に含まれる対象や目的の重要性である。これらのことは、問題や課題を分析する上では当たり前のことであるが、これまでの研究において、自身の中で蔑ろにしている部分があった。そして今回の共通会のレジュメにおいても、自身が担当した箇所において、対象や目的となる事例の分類をおろそかにしたまま作成していたため、他大学の先生方から不十分であるという指摘を頂いた。そのため、実際発表においても、要点をつかみきれていない部分や裏付けの不十分さを痛感した。これらの経験から、物事の根底となる言葉の定義や対象、目的を正確にとらえることがいかに重要であるか身に染みて実感した。

 二つ目は、幅広い視点から物事を考察することである。積極的に質疑をする先輩方の姿から、物事を鵜呑みにするのではなく、一度批判的に考察する力を身につけたいと感じた。今後の取り組みでは、様々な角度から物事を考察し、それぞれの長所・短所を明らかにした上で、論点の本質をとらえられるよう努力していきたい。

 これらの点をふまえ、今回のジョイント合宿では自身の力不足を知ると同時に非常に得るものが多かった。これらのことは今後の活動の一歩につながったと思う。

 そして最後になってしまったが、ジョイント合宿やまちづくり提案などのゼミ活動は、周囲の方々の支えがあってこそ成し遂げられたものである。力不足の私に、最後まで向き合って助言してくださった先生や先輩方、協力してくれたゼミ生に感謝の思いを伝えたい。また、今回の反省点をいかし、今後の活動において日々精進していけるよう努力していきたい。

 

国際学部国際文化学科4年村上泰貴

私は、本番どのような質問が投げかけられるのか不安を抱きながら活動を進めてきた印象が強い。特に、全く当日の様子を想像することができなかったことが大きな原因であると思う。先輩方から昨年までの様子を伺い、少しでも他大学の発表に勝るように努めた。そのため、試行錯誤を繰り返し、非常に有意義な活動になったと考える。

準備期間を振り返り、先生が特に気にかけてくださったレジュメのように、私たちの考えを文字で伝える作業の難しさを知ることができたのは大きな収穫であったと感じる。また、ジョイントでは、まちづくり提案へ向けた活動で見出した課題をさらに大きな規模で考えなければならなかった。そのため、チームの協力がなければ、他の自治体の課題や解決のための取り組みについて調べ上げることができなかったと考える。

ジョイントを終えて、授業や検定などと両立しながら1ヶ月という短い準備期間で完成させたことは、私の中で自信になったと同時に、グループで活動する面白さを知ることができた。これから、卒業研究をはじめとする様々な場面で、今回の調査の反省点や発表など人に考えを伝えた経験を活かして積極的に活動したい。

 

国際学部国際社会学科4年 飯塚瞳

 2回目のジョイント合宿への参加ということで、1回目とは全く違う多くのことを学ぶことができた。前回の場合は自身の発表に対して緊張しあまり周りを気にする余裕がなかった。今回は後輩のサポート役ということで、後輩の手の回らないところをできるだけ先回りして行うよう意識したがなかなかうまくいかないところもあった。

 発表に関して、後輩にアドバイスをお願いされた時は頼られて素直に嬉しい気持ちになった。また私のまとまりのない言葉でのアドバイスを上手く取り入れていたこと、いろんな話をしながら夜中(朝方?)まで直したことで個人的に後輩と仲良くなれたと思ったいる。

 他にも今回幹事の方と話していた時に、こちら側が運営に対して受け身の姿勢であり、もっと協力しておくべきだったと痛感した。知らない人に何かをお願いするのはすごく勇気のいることであるからこそ、幹事校だけに頼らず、出来ることをこちらから尋ねるような姿勢で、ジョイント合宿を守っていってほしい。

 

宇都宮大学大学院国際社会研究科1 王志博

館山市にジョイント合宿に出らせてもらって非常によかったと思う。プレゼンをしてもらった他大学の日本人の学生たちとコミュニケーションを図ったり、意見交換をしたりしていて、大変いい勉強になった。私にはその中で、一番印象に残ったプレゼンは法政大学の「観光立国日本」のことだと思う。世界文化遺産と自然遺産が豊かな日本は、素晴らしい観光資源と世界一のサービスを利活用して、日本のGDP 成長を促していこうというプレゼンだったのが、聴かせてもらってとても感動した。留学生の私は、初めて日本に留学してきて、日本の素敵な自然風景と人文風光に感銘を受けた。特に世界一だと言われている日本的なサービスを肌で触れて、本当に素晴らしいと思っている。少子化と超高齢化社会に入った日本は、「観光立国政策」を打ち出して、これからの日本の人口の激減を緩めてくるかもしれないと思う。2泊3日のジョイント合宿で、日本人の友達ができて、知らなかったことを知るようになって、今後の自分の

研究にも役立っていると思う。

 

地域デザイン科学部研究生 鄭斯g

今度は初めてジョイント合宿を参加いたしました。現役ではなくサポートとして参加させてもらった、いろいろなこと勉強いたしました。みんなの発表を聞きながら、各地における自治に関することも了解いたしました。例えば、山梨県の無尽や消防団などは昔了解していないこと。みんなの発表を聞いたとき、たまたま言葉の壁が出てきます。日本語の勉強はまだまだという感じがあります。来年四月入学してから、論文や討論も大切だと思います、これから日本語の勉強も続いて頑張ります。研究生という段階の活動において、珍しい経験を得ます。来年入学する前に、基礎をしっかり作れると望みます。

 

地域デザイン科学部研究生 王衛澤

日本で初めて合宿に参加した。他の学校から来る学生たちと宇大の学生たちの発表を聞いて、皆の発想に驚いた。特に四日市大学の「外国人児童生徒の教育について」、この組み中には外国人留学生がいって、彼たち自分が考えるこの社会に貢献できることを提出、研究、発表した。そして中央学院大学の「少子化について考える」、少子化と高齢化は日本現在社会で不可避の問題である。彼たちは自分の方法を使って、日本の将来を考えている。

私がその精神を感動された、そして彼達だけではなく、他の皆も社会発展に有利する提案を発表した。これは中国学校の欠点である。中国の大学では本の知識を学ぶことが一番優先事項だけど、学生達の発想が抑制された。来年私も人前に自分の提案を発表するかもしれなくて、今考えると緊張である。しかしこれも自分をチャレンジするチャンスと思う。

地域デザイン科学部研究生 曹倩倩

中国でよく日本ドラマ合宿という単語を聞きましたけど、中国と日本教育文化の違いで、外国人の私は合宿のことをよくわからなかった。だいたい、合宿は部活だと思います。先週、先生のおかけで外国人の私は初めて日本で合宿を経験しました。

何時間電車に乗るの辛さは海辺の景色に癒された。やっと、午後の一時半ぐらい館山駅に着きました。先輩の案内で、留学生の私達が無事に会場に入った。私が関心する研究分野を別の学校の学生達と一緒に論議するのは初めてです。自分が外国人として日本語はまだまだだから、ちゃんと自分の質問を相手に伝えますかどうかを心配した。また、日本人の学生達がせっかく書き出した論文ですから、日本のことをよくわからない外国人の私は質問を出しても大丈夫ですかと迷います。せっかくのチャンスで、みんなと一緒に勉強のはすごく期待しましたけど、このままではなんの意味もないと思います。どうしたらいいかわからない時、先生が私達のそばへ行ってきて、みんな、勇気を出して、積極的に質問してと言ってくれた。励みになった、みんな頑張って自分の意見をちゃんと言い出した。正しいより自分が自分の考えを持ちのは大事だとよくわかりました。ジョイント合宿ってみんな一緒に勉強するチャンスだとこころに残った。

  最後に、発表の結果の時間に、賞を受けた先輩は泣かんばかり喜んだ。今回の合宿は楽しいですね。

 

宇都宮大学行政学研究室指導教授 中村祐司

―ゼミの分断から統合へ―

 今回のジョイント合宿を振り返ってのキーワードは「分断」と「統合」である。とはいっても、参加した二つのグループのゼミ生が仲違いしたり、意図的に距離を置いたりしたということではない。まちづくり提案の論文提出の締切と絡み、あまりにも切迫した状況に追い込まれたがゆえに、始動からレジメ提出までの間、各グループは自分たちがやるべきことに夢中で、意図せぬ形での分断が生じてしまったのである。

 しかし、そのことは反面では、両グループとも目の前の課題に集中し続け、最後まで諦めずにレジメを作成し、報告発表の準備に向き合ったことを意味する。

 行きの車中で、あるゼミ生は報告発表の事前練習において、ノートパソコンを広げざるを得ず、また、紙の資料にも同時に目を通したため、車酔いを起こしてもどしてしまった。しかし、何とその数秒後に練習を再開したのである。それほどの気力でジョイントに臨んでいたのであり、グランプリ獲得への伏線は既にこの時に確実に存在していたのである。

 また、聞くところによれば両グループとも、参加4年生のサポートを受けつつ睡眠時間を削って直前まで準備に当たったという。年を重ねるにつれて教員は、変に先を読んでしまうというか、物事に諦観あるいは既視感を持って臨んでしまうようになる。慣れも手伝い、こんなものだとすぐにあきらめてしまう悪癖である。ゼミ生はそれとは正反対の行動を取った。ぎりぎりの最後まで決して諦めない。このようにジョイントでは毎回、学生から学ぶことが多々ある。

 今回の進め方は教員にとっても初めての経験で、いわば「蛇腹(じゃばら)ジョイントゼミ」あるいは「インディジョイントゼミ」とも呼べるものであった。これまでの共通テーマ発表と複数の分科会発表との垣根を取り去って一律化し、参加教員・学生全員を対象に大ゼミ室での発表が、1日目の午後と2日目の終日をまるまる使って繰り広げられたからである。

 このようなやり方をするのであれば、分科会と共通会という名称自体、意味のないものとなる。性格の違いがあると見なせば「蛇腹」のスケジュールとなるし、一方でジョイントの中身が一律パターン化したという意味では、ひたすら楕円形のコースを周回する「インディ」を連想させる。

 しかし一方でメリットもあった。必死な思いで用意した各大学のレジメ、パワポファイル、報告を全参加者が受け止める環境が2日間続いたことである。また、共通会と分科会の垣根を取っ払うことで、これまでのジョイントでは考えられなかった、報告間における「化学反応」の余地が生まれたことである。その他にも賞の選定をめぐる学生の納得感を押し上げるなどの効果もあったと思われる。

 なお、最終日のスポーツ大会をしない今回の選択は、一昔前であれば反発しただろうか、今や年寄り教員の部類に入ってしまった者としては、体力的な不安から、どうしても宇都宮への帰路の安全を優先して考えてしまうため、正直ほっとした。午前10時頃に館山を出発することで、車の渋滞もほぼ避けられるし、日没前に宇都宮に戻れるのが非常に大きい。いずれにしてももう無理のできない年齢となってしまったことを実感した。

 数年前のジョイント参加ゼミ生が、卒論のあとがきに、帰り際に立ち寄った館山の埠頭での海の風景を一生忘れないと記していたが、今回も同じような豊かな海の表情を味わうことができた。何と富士山がその裾野まで見えたのである。海は多少荒れて風も強かったものの、地元の方の話では、そのことが空気をより澄んだものとし、珍しいくらいの透明感のある見通しを生んだとのことであった。ゼミ生と一緒にこうした光景に接したことが忘れられない。そして、この時点で分断ゼミは統合ゼミに変容した。

 運転には、たとえ相手側が悪いとしても、決して事故は起こさないと臆病なくらい細心の注意を払ったつもりだが、このくらいの構えでちょうどいいと思う。いずれ外環道が京葉道に直接つながると聞いた。そうなれば、とくに行きの首都高の渋滞にはまらずに済む。鉄道の在来線の停滞とは対照的に高速道路の進化には驚くばかりである。