卒業論文中間発表                         200779

                                    田中美希

宇都宮市の産学官と地域連携

〜文理融合の新しいモデルの構築を目指して〜

 

問題意識

1990年代から急激に盛んになった産学官連携。しかし実際は産学連携であることが多い。行政は間接的な役割であり、携わる学部も工学部などの理系学部が多い。このような実体を踏まえ、文系学部、行政機関が積極的に関わることができ、今までの理系学部による産学官連携の取り組みを巻き込み、地域住民にも浸透するような、新たな産学官と地域の連携を宇都宮市に提案していきたい。

 

全国の先進的な取り組み

文理融合の産学官連携

・福島大学―産(ダンボール会社)(理工学部・経済学部)(地域連携推進ネットワーク)

・京都産学公連携機構―文理融合・文系産学連携促進事業を採択。文系中心の先進的取組

 

栃木県の取り組み

・とちぎ大学連携サテライトオフィス(産業界と大学を結ぶ窓口)

・あしかが産学官連携センター(市を越えた広域的な連携組織)

 

宇都宮大学の取り組み

・4市町(那須烏山市、高根沢町宇都宮市日光市)と相互協力協定

・6企業(足利銀行、栃木銀行、東京電力、キャノンなど)と協定

・平成19年度連携事業 76(文理融合の事業もあるが、ほとんど先生同士)

・サタデースクール(那須烏山市で行われている、教育学部学生中心の連携事業)

     宇都宮大学の課題は、学生への周知と継続性

 

今後の調査活動

710日―サテライトオフィス大野さん

活動内容・文理融合の連携・成功・失敗例・学生の参加・地域への影響・他地域との交流等

717日・18日―東京で調査

コラボ産学官・独立行政法人 科学技術振興機構・北区・内閣府か経済産業省か文部科学省

8月中―実家長野で調査

信州大学・上田市坂城町など

9月中―京都・大阪で調査

京都産学公連携機構・大学コンソーシアム京都・近畿経済産業局など