みんなの感想

 

 

ジョイント合宿の感想

                  国際学部国際社会学科3年 斉藤久恵      

 

私にとってジョイント合宿までの日々は、ジョイントという経験したことのない活動への不安、参加大学の名前のプレッシャーとの戦いでもありました。参加大学の中で私のグループが大恥をかくのではないかと。毎日つらくて、何も知らない状況で共通テーマを選んでしまったこと・・・少し悔やんだりもしてました。百人以上もの聴衆の前で発表するなんて聞いてないよ〜といった感じでした。

 

そして、実際に作業を進めていく上では、4人グループだったこともあり、まず全員がそろうことさえ難しく、グループで一つのものを作るということの難しさも深く実感しました。特に私だけ自宅生ということもあり、時間に気を使ってもらったり、ここぞという時に体調を崩したりもして、みんなに迷惑かけました。ごめんなさいです。でも、夜遅くになってもみんな一緒に頑張れたこと、実際に茂木町までみんなで取材にいけたこと、あれほど第三者的に見ることのできた学祭など、今になってはとてもいい思い出です。

 

 そして実際に発表を終えて、レジュメやパワーポイント、発表自体において振り返れば反省点は多々あります。もっと時間に余裕があり、もっと客観的に考えられる視点があれば、さらによりよいものが出来ただろうと思えました。でも、あの場で出来た発表は、限られた時間の中で動いていた私たちの最大限のものだったのではないかとも思えました。発表後に緊張の糸が切れて泣きそうになったあの開放感と、ちょっとした達成感は忘れません。

 

 ジョイントという貴重な体験をすることで、時間というものの貴重さ、伝えることの難しさを改めて実感しましたし、質疑応答においての自分の情けない受け答えも自分自身の大きな反省点の一つとなりました。今後はこのジョイントの体験をよりよく生かしていきたいと思います。

 

 グループのメンバーへ。いつも明るく笑わせてくれる萌ちゃん、浩ちゃん(レジュメで漢字間違えちゃってごめんね) 二人の発表とても上手でした。聞いている聴衆をも和ませたのではないかな?本当によかったです。萌ちゃんの切り替えしも素敵でした。後期からの浩ちゃんはいきなりジョイント!とか言われても大変だったでしょう?お疲れ様です。そして唯一の男子メンバー加藤君。女子ばっかりでやりにくいのだろうといつも思っていましたが、いざというときにはいつもしっかりやってくれて助かりました。みんな本当にありがとう☆お疲れさま!

 

 最後に、いつも自由に進めさせてくださり、的確なアドバイスをしてくださった中村先生、そして暖かく見守ってくださった先輩方、お疲れのところ運転までも引き受けてくださり、本当に感謝しています。また、実際に取材に快く応じてくださった茂木町役場の方々、どんなときも一緒に頑張ってこれた研究室のみんな、本当にありがとうございました。

 

ジョイント合宿に参加して

国際学部国際社会学科3年 大橋友梨

今回ジョイント合宿に参加させていただいて、私自身とってもプラスになった経験となりました。                                         

ジョイントの準備の為に毎日のように夜中まで研究室に残り、みんなで研究を続け、細かな意見の相違も何度も話し合い納得するまで続けてきました。      本当に辛く大変な日々でしたが、無事発表を終えた今となれば良い思い出となっています。

ジョイント本番については、今まであのような大きな場で発表するような機会はなかなかなく、どのように対応してゆけばいいのかもわからなかったので、大変緊張もしましたが、自分としては無事乗り切れたと思っています。発表に対する質問への応答が思うように、言葉が出てこず、何を言っているのかわからなくなってしまっていたように思え、質問してくださった方々に申し訳なかったですが、この経験を通しての反省をこれからの発表時や就職活動の面接時などに生かしていきたいと思います。

他大学の発表は、的確な指摘や段取り、発表の仕方などでも大変参考になる部分が多くありました。3日間7大学合同の合宿を通して感じたことは、普段違う大学で違う環境の中勉強している事で、大学のカラーは変わってくるものなんだな、と感じました。それが、良い悪いということではないのですが、宇大に関しては、素晴らしい団結力を発揮出来、良いメンバーだな、と実感する事が出来たので嬉しく思いました。何よりも先輩方の本当に大きな支えがありがたく感動しました。発表の時もみんなの支えが力になったお陰で乗り切れたのだと思っています。だから来年の3年生の時も同じように力になってあげれたら、と思いました。

このジョイントはそれぞれの研究内容を勉強する事も大きなものでしたが、それよりも私自身としては、発表する、という経験、他大学・教授との交流、3日間違う環境で研究室のみんなと生活する事での協調性の向上など、様々な事が少しでも成長出来たのではないかと思っています。

今は何よりも日曜日のISFJを川端さん・赤津さんの二人が発表を無事成功してくれることを、残念ながら応援には行けないのですが願っています。

 

 

ジョイント合宿の感想

                        国際学部国際社会学科3年 磯谷萌

 

ジョイント合宿!!‥‥過ぎてしまえば、楽しかった、いい経験したなあと思えるが、発表が終わるまで私は憂鬱だった。まず、グループ発表という大変さ、大勢の人の前での発表、今までにないことだった。しかもこの時期は、バイト、サークル、就活、自動車学校、学祭など、忙しいけど楽しいキャンパスライフを送ろうとする私の自由時間をジョイントは奪っていった。

 

私は発表に今まで大変だった分をすべてぶつけようと思って臨んだ。だから終わった今となっては、もう頭が空っぽで、今までの知識や緊張がすっぽり抜けてしまった。しかし、人前に出るという緊張感を味わったし、どうしゃべれば伝わるのか、質問に対してどう切り返せるか、などを考える機会になったし、プレゼンはこれからも1度くらいは絶対やることになると思うので、この経験を次に生かしていきたい。

 

あと、思っていた以上に他の大学生と交流することは楽しかった。同じぐらいの年の人が同じようなことを違う場所で研究し、発表し合う。こんな体験は宇大の他の研究室だったら経験できなかったと思う。発表が終わればみんな普通の大学生だし、雑談をしたら面白いし、他の地に住んでいる学生と話をすることは大学に入ってみんなと初めてしゃべったときと似ていて、刺激になることが多かった。

 

ジョイント合宿を通して、準備でいつも研究室では誰かに会ったし、他のグループのがんばりを見て自分たちも克が入ったし、発表の練習も見てもらったし、一緒に泊まったし、私は3年生のみんなと前よりもっと仲良くなれてよかったと思う。先生や4年生の先輩方にもすごく感謝しています。3日目のバレーボール大会での、宇大チームの冷め切らない興奮、一体感は忘れることはありません。

 

楽しい体験でした。みんなありがとう☆

 

 

ジョイント合宿を終えて

国際学部国際社会学科3年 加藤大輔

 

今回の合宿は非常に肩身の狭い思いをするだろうことが予想されました。発表準備を全然手伝わなかったからです。打ち合わせにも行かず、宿題もやらず、だめだめでした。本当に他の三人には迷惑をかけました。しかしみんなは、そんな僕でも見捨てずに引っ張ってくれ、おかげですごく楽しい雰囲気で発表にむかうことができました。一番頑張ってくれた久恵ちゃんはじめ、もえどんひろちゃんにはただただ感謝するのみです。

 

他のグループも、決して他大学にひけをとらない素晴らしい内容で感動しました。やはり中村先生の足で稼ぐというポリシーは生きているなと。ただ発表の仕方、理論の組み立て方などはやはり他大学はすごいなという印象を受けました。次のまちづくり提案に向けて課題が見えたと思います。

 

最後にただ一つ心配なのは、ジョイント準備をさぼったことで今後女性陣から冷たい視線をあびるんではないかという恐れです。それを回避するためにまちづくり提案の発表はまじめに取り組む予定ですのでよろしくお願いします。

 

様々な所でサポートしてくださった先輩方、中村先生、本当にありがとうございました。これからは僕らの代がゼミを引っ張っていけるように頑張ります。

 

ではまず春のバレー大会では優勝を目指してがんばろう!」

 

 

ジョイント合宿を振り返って

国際学部国際社会学科3年 石田奈津美

 

ジョイント合宿を振り返ってみると・・・辛い思いもしたけど、それ以上に得るものが多かった。それは、自分のちょっとした成長だったり、他校との交流から学んだ新しい視点だったり、なんと言っても、ゼミの仲間との思い出だったり。本当に貴重な経験となった。

 

グループの中で、同じ目的意識を持ちながら一つのものを作り上げるという作業はやっぱり大変だった。自分が妥協しなければならない時もあったし、意見を通さなければ気の済まない時もあった。三人それぞれに考えがあって、それを一つにまとめていくためには、相手を納得させられるだけの十分な話し合いが必要だということを度々感じた。何度か遠回りもしてしまったと思う。でも、そんな紆余曲折があったからこそ、出来上がった時の喜びと達成感は大きかった。ずっと作業を共にしてきたゆりりんと遥先輩には、この場を借りてお礼を言いたい。辛い時もあったけれど、二人のおかげで乗り越えることができた。心から感謝している。

 

唯一の心残りは、ずっと不安の種だった質疑応答の際、案の定緊張してしまい、事前に予想していた質問にさえまともな答えを返せなかったこと。聞いている側にとって、発表とレジュメだけで内容を完全に把握することは難しいと思う。ただでさえ、発表した内容は自分達がやってきたことの一部分だ。それを補うための質疑応答で満足のいく答えを返せなかったことは、積み上げてきたものを全て出しきることができなかったような気がして悔しかった。一番の敗因は、人前で話すことの不慣れさだと思う。また、もっと多くの人に内容を見てもらい、指摘してもらうことも必要だった。今回の失敗は忘れず次に生かしていきたい。

 

最後に、このような機会を与えて下さった中村先生、思いがけないケーキのプレゼントなどで私達を温かく励まして下さった先輩方、支えあいながら頑張ってきた三年生のみんな、本当にありがとうございました。そして、長い道のりを安全運転で運んで下さった先生、水粉先輩、鮎ケ瀬先輩、ありがとうございました。

 

 

ジョイント合宿2005について

国際学部国際社会学科3年 赤津美香

合宿前日から最終日までをつらつらとそのまま文章にして、振り返ってみることにします。

 

合宿前日・・・にも関わらずアルバイトを代わってもらえず、学校に着いたのはギリギリ12時前だったかもう日付が変わっていたか。それからさやかとレジュメを見返し、パワポをいじり、レジュメを直して、パワポを微調整。とことん凝り性の私たち。そうこうしているうちに、レジュメコピーにかかった時にはすでに出発の1時間30分前。環境にやさしく両面コピーを試みるも、逆の結果に撃沈。そして時間は去り行き、合宿に行く準備をしていなかった私たちのせいで集合時間を30分遅らせてしまうことに・・・皆さん本当にすみませんでした。そして私たちを寮まで迎えにきてくださったあやこ先輩と森三奈さんには、申し訳なさとともに、本当に感謝で胸がいっぱいでした。ありがとうございました。行きの車で爆睡してしまうというとんだ失礼をしてしまってごめんなさい。そして加藤くん、iPodミニを貸してくれてほんとにありがとう。あれがなかったらコピーできませんでした。・・・といいつつも、10部しかレジュメを作れずに合宿に出発。ちなみにパワポのデータを忘れたことに気づいたのは、すでに合宿所についてからのこと・・・。

 

いざ館山へ!・・・(ここはどこ?ヤシの木・・・南の国?)いえ、千葉です。すでに千葉に着いていました。いきなり広がる海。いまだに栃木に取り残されたままの面持ちで見つめる私とさやか。そう、眠りから覚めたばかり。さわやかな風景に「わぁー」とリアクションをとるもののしゃがれ声。いよいよ合宿です。でも発表の準備もまだ整わず、予行練習もしていない私たちはワクワクというより、そわそわ。楽しそうなことが始まりそうで、そうでもない。なかなかウキウキできずに、でも中学の部活のようで、友人との旅行のようで何だか嬉しい気持ち。それが部屋について荷物を下ろしたときの心境でした。

 

発表当日(合宿2日目)・・・前日、管理人室にて準備のできていなかったレジュメを完成させる。管理人さん、本当にお世話になりました。いつでもぎりぎりな私たちは、昼食の段階でまだ不安いっぱい胸いっぱい。とうとうまちづくり分科会が始まる。まちづくり分科会は、やはり内容が興味深く面白い。出番が近づいても不思議とあせりはなく、その時私は自分たちがやってきた内容について自信があるということに気づく。今までやってきたことをみんなに聞いてもらおう、少しでもいいなと思ってもらおう、納得してもらおうと意気込む。発表直前、少し緊張。前の日に考えた原稿で臨む。発表はきちんと練習通りにできた。さて質問の時間。怖いコワイ・・・。なぜ大型店をまた商店街に戻すのか?その大型店がつぶれたら次はどうするか?大型店に出店させることを繰り返していくのは意味がないのではないか?旧店舗と同じ形態で営業しろと言われて新たに出店しようと思う企業があるか?シャトルバスの運行も大変ですよ?企業は商売なんだからまちづくりなんてしたくないのでは?・・・・・・。終わった直後、自分たちがどうしてこの主張をするのかが伝え切れなかったこと、そしてその答えをきちんと用意していなかったことを後悔。やはり自分たちで納得のいかない点は多かった。ISFJに向けて多くの課題が目の前に積まれた気がした。しかし、それは決して重荷に感じるものではなく自分たちにとって必要だと分かっているものだった。

 

 最後に・・・ひたすら自分のことだけ書いてきた。それほど余裕がなかったのは確かである。この合宿を終えてみての感想は、参加してよかった!とても希少な体験をすることができた!もうこの言葉に尽きる。合宿ぎりぎりの準備、コピー機の裏切り、行き帰りの車中、さわやかな潮風、なんなく挨拶をこなす即席ゼミ長のもえちゃん、発表が苦手と言いながら誰よりも肝が据わっていたひさえちゃん、他の大学と仲が良すぎなだいちゃん、先輩方からのケーキ、夜の語らい、寝起きが悪い(という噂の)ぴろこ、見習いたいほど発表に余裕の感じられるゆり、質問に積極的に答えるはるか先輩、発表、ずーっと一緒に頑張ったさやか、みんなで見た日の出、変なポーズをリクエストして写真を撮るなっつ、おいしい朝食、宇大ばかりが張り切ったバレーボール、先生の茶目っ気、海辺で食べた海鮮丼。思い出しても思い出しても、キリがないほどぎっしり。いつかこの時期を思い出したとき、とりあえず真っ先に頭を駆け巡るのは楽しかった思い出でしょう!そして、乗り越えたものが大きい分、つらい時期を頑張った分、中村ゼミはどこのゼミよりも固い絆で結ばれていると思っています。本当に参加してよかった。このゼミに入ってよかった。そう思えるものでした。こんな機会を私たちに与えてくださった先生に大いに感謝します。

 

 

ジョイントに参加しての感想

国際学部国際文化学科3年 中澤浩子

 

今回私は、共通テーマのグループの一員として、茂木町の合併後の取り組みとさらに自立へ進むことができるような提案を発表しました。私たちのグループは早くから茂木町を取り上げることは決まっていて、多くの資料を集め、茂木町に関する幅広い情報を得ることができました。しかし私たちは、茂木町の何を具体的に扱っていくか?また結論として茂木町は合併をしたほうがいいのか・しないで自立を目指したほうがいいのか?など発表の方向性を決めるのに時間がかかりました。実際に茂木町役場に話を伺いに行き、さまざまな特色ある取り組みを知ってみてもいつも迷いながらの作業でした。茂木町には合併せずに特色を生かした自立の道を進んでいってほしいという私たちの希望と厳しい財政状況の中ではやはり合併は免れないのではないかという考えで葛藤をすることもありました。けれども、それがよかったのだと思います。何度も迷って方向性を変えたことで最終的に

納得できる方向性であったと考えています。

 

ジョイントに参加し他大学の発表を聞くのは、とても貴重な体験だったと感じています。どの大学もレジュメに工夫がされていたり、パワーポイントが見やすかったりとこれからの発表の参考になるものが多かったです。内容では、特に政大学の「障がい者の労働問題が」は自分の関心のあるテーマであったことと実践できそうな解決策をあげていることと取り上げにくいテーマを扱ったことでとても興味深いものでした。

 

最初はジョイントの仕組みがよく理解できず、いきなり参加することになった気がしてなかなかついていくことができませんでした。しかし、ともに役場や道の駅にインタービューに行ったり、提案を出し合ったり話し合ったりと、私を引っ張っていってくれたグループの人たちのおかげで、徐々に参加意識も高まってとてもやりがいのあるものになりました。共通テーマのみんなと無事発表を終えることができてうれしく、またみんなに感謝しています。

 

JOINT合宿を終えて

国際学部国際社会学科3年 川端さやか

 

私が中村研究室を選んだ理由は、「JOINT合宿」と「ISFJ」という行事に参加できるということであった。他の研究室だと3年生の演習時間は、英語の論文を訳したり調べ物をしたり、卒論の準備に当てられる事が多い。一方、中村研究室の演習生には他の大学との交流や、卒論以外の論文を作成し発表する機会がある。もちろん学校生活が多忙を極めることは覚悟の上でこの研究室を選んだ。だが、実際の忙しさは想像以上だった。そしてその忙しさよりも、焦りや自分の能力不足に対するイラつき、パートナーとの衝突など精神的な面での苦労が多かったかもしれない。

 

私と赤津さんがJOINT合宿で発表した論文は、その1週間後に行われるISFJのために作成した論文だった。もう論文提出は終えていたが、決して満足いく完成度のものではなかった。提出から時間が経てば経つほど自分たちの論文の粗に気づき、その度に悔しい気持ちになっていた。しかし後悔している暇はなくJOINT発表の日は近づいていた。提出してしまったものは仕方がない、発表で挽回だ!という決意を胸にその日まで発表準備に勤しんだ。

 

迎えたJOINT発表当日。中村研究室トップバッターは「もてぶた」班だった。写真などを効果的に用い、元アナウンサー部(小学校時代)の能力を存分に発揮した磯谷さんの声は、他大学の学生にも強い印象を植え付けたようだった。難しい質問に対しても、自称「人前で話すのは苦手」との斉藤さんが驚くべき速さと正確さで返答し、研究室生をうならせた。次に発表したのは「小規模特認校」班。最も綿密な準備を行っていたのがこの班だったと思う。新しい制度を取り上げたため情報が極めて少なかったかわりに、地道な現地調査により新鮮な情報を収集できていた。発表は練習の成果もありスムーズに行われ、質疑応答も3人のチームワークと水粉さんのナイスフォローで無事に終えることができた。3人の潤んだ瞳のせいか、質問した男性人の口調が少し優しく感じたのは私だけだろうか。

 

そして最後は私たちの発表だ。発表自体は問題なく終了し、最も恐れていたのが質疑応答だった。予想以上に難しい質問が飛び交い、二人で顔を見合わせてしまうことも度々あった。瞬発力のない私は赤津さんに返答を頼り、その間に補足を練っていた。最も返答に困ったのが小売業への就職が決まっていた学生の質問であった。私たちとは違う立場からの意見は、考えてもいなかった私たちの政策の問題点に気づかせてくれた。他大学の教授からも多くの貴重な意見を頂くことができた。JOINTでの発表を終えての正直な感想は「悔しい」の一言に尽きる。しかし得たものは大きい。この経験は卒論作成に非常に役立つと思う。そしてこの悔しさも次への原動力につなげたい。

 

最終日には先生も交えてバレー大会に参加した。どの大学よりも早く体育館に向かい、気合満々だったのが我が宇大チームだった。次の日交通事故にでもあったかのような大きなあざが足に現れるほどのはしゃぎようだった。この和気藹々とした雰囲気も、中村研究室の自慢である。本当にこの研究室を選んでよかった。

 

ジョイントに参加して

国際学部国際社会学科4年 長谷川遥

 

1125日から3日間、館山にてジョイント合宿に参加しました。私が参加した分科会「教育」でのテーマは「小規模特認校制度」についてです。

 

後期から途中で参加した私はテーマについてでさえ知識がなく、一つ一つ勉強することになりました。でもこの内容について市役所や城山西小学校に実際にヒアリング調査に行ったことはとてもいい経験になったと思います。このようなヒアリング調査に行ったのは初めてでしたが、やはり本やインターネットだけではわからない生の情報を知ることができるのが

 

発表については・・・反省点が大いにありました。

 

一緒に発表をした二人にはいろいろと迷惑をかけました。最後に中村先生を始め、中村ゼミの皆さん、本当にありがとうございました。ジョイントお疲れ様です!!

ジョイント2005に参加して

国際学部国際社会学科4年 水粉孝慎

 

 昨年に引き続き参加させていただきました。とはいっても、昨年はISFJの勉強会があったために3日目のバレーボールしか参加してなかったので、今回が本格的な参加となりました。

 まず初めに、3年生の皆さん、本当にお疲れ様でした。このジョイントでの経験は必ず、必ずや、これからの学生生活、ならびに社会に出たとしても生きてくると思います。色々めんどくさいし、大変だったし、もういやっ、て思ったこと何回もあると思うけど、終わったときの充実感は何物にも代えがたったんではないかと思います。

 僕が研究室に行くと、誰かしら必ずいて、常に困った様子をしていました。チームで研究をすることの難しさを改めて実感したのではないでしょうか。自分の考えを盛り込むことができなかったり、自分的にはおかしい思うことがあってもうまくいえなかったり、意思の疎通が難しかったり、時間通りに人が来なかったり(笑い)。

 このようなチームの発表を行なう際には必ずやこのような問題が生じてきます。たとえみんなが同じ目標を持っていたとしても、少なからず何かしらの差異はあるものです。これらを解決するときに必要なことがマネージメント能力であったり、リーダーシップであったりするのです。

 今の3年生を見るに、それぞれ能力は高いにもかかわらず先導をきって実行するリーダーのような人がいない気がします。むしろ、みんなの能力が高いからこそ、上に立つことを恐れているのではないでしょうか。リーダーは常にリーダーではなく、その時々、ほんの30分くらいの話し合いでもその場でリーダーを作って進行させると、案外うまくいきます、うまくいくものなのです。

 段々ジョイントと関係なくなってきたのでこの辺で止めますが、おんなじ議論を何度も何度も繰り返した日々も無駄ではありません。そこからいろんなことを感じて成長してほしいと思います。ジョイントは、そのように人間を成長させる場なのではないでしょうか。

 あと、来年の後輩のために、是非ジョイントには来年もまた参加していただきたい。第3者的にジョイント見たら面白いよー。

 

ジョイント合宿

 

国際学部国際社会学科4年 豊田浩司

 

 今年は4年として見る側に立つことになったジョイント合宿であったが、各発表組の作成状況や発表練習を見ていたので彼らに全く不安は感じなかった。普通どおりやれば成功するだろうと感じた。受賞したのは1組のみであったが、賞の有無に関係なくみな十分やってきた成果を出し切り、これを今後に繋げていくのが一番大事である。今回の体験は3年生にとって、就職活動や卒業論文のステージにおいても必ず役立つものである。これからも頑張ってもらいたい。個人的にはある分科会の司会を会の数時間前に任されたのだが、殆ど司会の役割を完遂できなかったのが残念であった・・・。運転手の皆さんも大変大変ご苦労様。ケーキのドッキリも3年生にとって良い思い出になればよいが。

 

 

ジョイント合宿に参加して

                                                                            大学院国際学研究科国際社会専攻修士1年 森三奈

 

20051125日から27日にかけて千葉県館山市にてジョイント合宿が行なわれた。ジョイント合宿は各大学の学生がテーマについての研究発表、さらにそれについて討論を行ない、またお互いの大学間の交流を深める機会でもある。参加大学ゼミは宇都宮大学中村ゼミ、成蹊大学小原ゼミ、拓殖大学岡田ゼミ、中央学院大学李ゼミ、法政大学武藤ゼミ、四日市大学岩崎ゼミ、早稲田大学辻ゼミであった。宇都宮大学からは共通テーマ「合併しない小さな自治体について」と分科会テーマ「まちづくり」と「教育」に3論文を提出したが、全てが他の大学に引けを取らない立派な発表であった。

 

 私は院生になってから中村ゼミに入ったため、ジョイント合宿に初めて参加させていただいた。私はサポート役として参加したが、その観点からはここで記す文が感想文というより反省文のようになってしまうかもしれない。3年生のゼミで、その度の発表に対して意見を述べるなどジョイント合宿前の研究段階から微力ながら関わってきた。違ったアプローチや、考え方のヒントを提供できていることを期待しながら助言してきたが、ジョイント合宿に一度も参加したことがないからというつまらない理由であまり突っ込んだ質問ができなかった。ジョイントで交わされる激しい問答を考慮していればもう少し気の利いた意見を研究段階で伝えられたかもしれないと、本当に反省している。(ゴメンナサイ・・。)

 

 しかしながら、幸いなことにも主役の3年生はジョイント合宿に向けて着々と研究を進めていった。驚いたことは、役所に実際に赴いてインタヴューを行なう、また、資料を得てくるなどの実地での調査が研究テーマの決定から間もなく行なわれたことだ。ジョイント合宿当日が近づくにつれてどんどん内容が濃くなっていく過程は側で見ていて嬉しくなった。中村先生から提供していただいた資料も含め、多くの資料をもとに考察をし、グループ内での意見を取りまとめることは想像以上に難しかったことだろう。

 

 ジョイント合宿では各大学が時事に関わる興味深いテーマを取り上げ、発表を行なった。ほとんどの大学がパワーポイントを使用していたが写真を多用した宇都宮大学の発表は特に見る人々の目を引いた。他大学の先生、学生からの質問にも堂々と対応しており、自らがその地に赴いて調査をした強みを感じた。あまり「膨らまない」質問はさておき、鋭い質問が幾つも出た。見落としていたところ、曖昧だったところが指摘された部分だったかもしれない。とても苦しかったと思うが、発表した者のみが得られる貴重な経験だろうと思う。この経験が今後研究を進めていく中で活かされてくるであろうし、集大成である卒業研究に前面に現れるのではないか。(現4年生の出来がいいのはこれが所以でしたか。)

 

 全大学に共通する課題であると思うが、メモを見ながらの発表がほとんどであった。発表準備に時間を多分に割くことは難しいと思うが、メモ無しのほうが発表者の考えや気持ちが伝わりやすくなるだろう。また、私も億劫になってしまったが分科会によってはほとんど質問や意見が出ないところもあった。ここでのやり取りが質問者と発表者のためになることはもちろん、周りで聞いている学生のためになることは間違いない。

 

 ジョイント合宿には、ゼミの4年生のうち4名が参加をした。卒論で落ち着かない時期であるにもかかわらず、である。中村ゼミではよく耳にしていた「縦のつながり」を改めて感じた。このゼミにおいては当然になっていることかもしれないが他のゼミ出身の私は「縦のつながり」の存在に、また自身もその構成要素となっていることに感動を覚えた。縦のつながりを生む中村ゼミのチームワークは最終日のバレー大会で存分に発揮された。コートでの中村先生のファインプレーは特筆すべきであろう。ジョイントでさらに強固となったチームワークが今後のゼミ活動で活きてくることを期待している。また、3・4年生のゼミでできる限りのサポートが今後できればいいと思っている。ジョイント合宿に関わった全ての方、お疲れ様でした。

 

 

 

「万物は流転する」のごとく

中村祐司(担当教員。宇都宮大学国際学部行政学研究室)

 

 ジョイントの良さの一つに他大学の参加ゼミの個性と雰囲気を目の当たりにできるという点が挙げられる。館山での23日の間に、我がゼミ生は宇大キャンパスでは決して経験できないような驚きや衝撃を数多く受けたはずである。そこには学生と学生、教員と教員、教員と学生の様々な忘れることのできないコミュニケーションと出会いが、数え切れないほどあったに違いない。そして、最終日のバレーボールに臨んだゼミ生のやる気、団結心、熱さも忘れられない。

 

100人(館山市内のホテルなどからの参加も加えるとさらに増加)を優に超える学生が共通テーマや分科会ごとに質問や意見をぶつけ合う中で、勇み足的な発言や的外れな質問や応答が多々あったとしても、そんなことはたいしたことではない。

 

各テーマをめぐる知識量の少なさにいらだち、明確な視点や結論が出てこないことに地団太を踏み、言いたいことの的確な表現を見つけることができずに言葉に詰まる。こうしたことは皆、二十歳前後の若者の特権である。社会科学という混沌としたアカデミック領域に敢えて踏み込み、解を求めて未熟な状況を引きずったまま格闘する姿こそが若者の特権である。

 

教員の側もたとえ平然さを装っていたとしても、そうした懸命な姿に毎年感銘を受け、心を動かされる。賞の選定や講評の内容をめぐる教員間の議論は真剣そのもので、共通テーマと各分科会における各大学の発表の内容やプレゼンの仕方、質疑に対する応答を、各教員は皆、頭の中でぎりぎりまで正確に再現しつつ、結論に至るまでには毎年激しい議論が展開される。そして、それが終わった時点で、間髪入れずに来年の共通テーマをめぐる知恵の出し合いがこれもまた真剣そのものといった感じでなされるのである。

 

ここに学生のみならず教員にとってもジョイントがマンネリ化しない理由を見出すことができるのではないだろうか。「万物は流転する」の諺のごとく、ジョイントもその時々の政治・経済・社会の波に翻弄され、揺り動かされながらも、そこに何らかの特質と解決策を見出そうと足掻きかつ格闘していることになる。学生がこうした基本的スタンスを放棄しない限り、ジョイントの魅力はこれからも継続されるはずである。

 

なお来年の参考のために、あくまでも頭の中に入っている範囲ではあるものの、宇都宮から館山への車でのアクセスにおけるポイントを指摘しておきたい。

 

第1は、東北道、首都高速、湾岸線と進み、「平井大橋」(7時前にはここを抜けた方がいい。今年は6時半頃だったか。それでも渋滞を抜けるのに1時間半ほど掛かったと記憶している。)で降りた後、京葉道に入るために京葉道の看板にしたがって一般道を走る際(看板の間隔が長いので少し不安になるが、大丈夫である)、紛らわしい表示に気をつけるべきという点である。あくまでも京葉道の「市川I.C」(あと2kmと直線の矢印で表示)から入るべきで、右矢印の「木更津」(6km)とある表示にはしたがわないことである。

 

第2に、京葉道のI.C.にまさに入るというときに、直線1本の矢印と右折2本の矢印があって、どちらに行くべきか迷うはずである。正解は右折となる。

 

第3に(これはあまり記憶に自信なし)、館山道はたとえ「館山市」という表示があっても途中で降りずに、「君津」で降りた方がいいかもしれない。君津で降りて、一般道を20分程度走ると、館山道が再現したかのごとく「富津・館山I.C.」があり、これに乗れば(高速代は片道1,000円)、館山市まで一気に高速で行ける。時間にして40-50分は節約できるものと思われる。ただし、これだと海の景色を楽しみながらくねくね行くといった感覚は味わえない。時間的余裕との関連でドライバーが判断すべきであろう。帰りの注意点は2つ。直進する形で京葉道の「篠原I.C.」で降り、一般道の「東小松川」交差点を右折するということ。あとは行きの逆という感覚で大丈夫であろう。

 

 

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