ジョイント合宿を終えて
国際学部国際社会学科3年 阿部真弓
はじめは、ジョイント合宿に参加するのがいやでいやでしょうがなかった。なんでほかの大学と一緒に合宿なんて・・・?なんで興味のない年金について学ばなきゃいけないの・・・?なんでこんなことやっているんだろう・・・?うわ、ジョイント合宿の日、居合の昇段審査会とかぶってるよ・・・!(ちなみに、私は前回の昇段審査で見事に落ちているのでどうしてもリベンジしたかった)しかし、ジョイント合宿の発表を終えた瞬間、こんな気持ちは一変した。
ああ、頑張ってよかったなぁ・・・!
正直、私はこのジョイント合宿を自分の力でがんばった、とはいえない。ISFJのために水粉君や佐々木君ががんばってまとめた作をまとめ、さも自分の作のように発表した卑怯者である。(ほんとうにごめんなさい・・・)自分では何をして良いのかわからず、ただおろおろとしている間にまとまってしまっていて本当に自分で自分が情けない。この合宿まではこんな自分の情けなさを反省する毎日だった。これではだめだ・・・!何度思ったかわからない。そう思って、せめてまとめ、ジョイント合宿の資料作り・発表は頑張ろう、と思った。そうして迎えたジョイント合宿当日であったが、結果は・・・どうなのでしょう?こればかりは自分ではわからないのであえて自分で評価はしないが、現在の自分の精一杯をぶつけることはできたのではないかと思う。
今後は、自分で反省した自分の“だめだめさ”を克服できるよう、頑張っていきたい。
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ジョイント合宿に参加して
国際学部国際社会学科3年 鮎ヶ瀬琢子
ジョイント合宿で私は多くのことを学んだ。まず1つは、自分の考えを正しく伝えることの難しさだ。自分では当たり前だと思っていることでも、他者にとってはそうではなく、誤解を与えないように自分の考えを伝えることは思っていた以上に難しいと感じた。
次に、たった1つの単語だけで論文のすべてを駄目にしてしまう危険性があるということを学んだ。今回私たちは、「外国人に日本について学んでもらう」ということを伝えるために「日本人化」という単語を使った。この単語は「同化」と捉えられてしまい、「それが国際化なのか」と指摘を受けた。自分たちにとってさほど重要なところではなく、本当に私たちが伝えたいことは他にあったのに、その誤解を与えてしまった不適切な単語1つに注目が集まってしまった。1つ1つの言葉もよく考えてから使うべきだと思った。
夏休みにみんなで話し合ってジョイント合宿の詳細が決まってからの約3ヶ月間、本当に本当に辛かった。授業もあって、バイトも週に6日あって、サークルも週に2日あって、学祭もあって・・・。これほど時間を短く、かつ貴重に感じたことはなかった。毎日毎日が勝負だった。家には朝方2時、3時に寝に帰るだけで、あとの時間はひたすらジョイントの論文作り。投げ出したいと思ったことも正直あったけど、こうして終わってみると、あの辛い時期さえも今では笑って話せるいい思い出だ。みんなで力を合わせて1つのことを成し遂げるということは、やはり面白い。仲間との絆も深めることができた。この経験は必ず自分にとってプラスになっていると言える。そんな貴重な3ヶ月間だった。
最後に、なかなか論文が進まなかった私たちを優しく時に厳しく諭してくださった中村先生、一番辛くて泣き出しそうだった時に優しくアドバイスをくれた先輩方、ずっと一緒に頑張ってくれた3年生の仲間に心からありがとうと言いたい。本当にありがとう!!そしてお疲れさま!!
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ジョイント合宿の感想
国際学部国際社会学科3年 小林令子
2泊3日のこのジョイント合宿は、大学4年間を振り返ったとき、きっとかなり大きな思い出の一つになるだろう。本当に良い経験になった。
前期から演習で研究の準備を始めていたゼミのみんなの中に、後期になってからチョコンと飛び込んだ私は始め、途中から入った自分は何をすべきか分からなかったりした。その割には1ヶ月前になっても危機感がなく、今考えると悩んでいる時間がもったいなかったと思う。
この合宿を通してこれからもっと磨いていかなければならないと感じたことは、@発表力、A積極性、B分析力の3つである。@とAについてはアヤコや梓さんに頼っていたところがある。Bについては、3つの中で一番に必要であると考えた点である。答えが一つであるとは思わないが、考え方や解釈はいろいろあり、いろんな方向から分析しなければならないと感じた。
ゼミの仲間とすごく近くなれたことをとても嬉しく思う。寒い寒い電算室で頑張ったご褒美に生協にご飯食べに行ったり、おやつを買いに行ったり、今思い返すと、いっつも何かを一緒に食べていたなーって。合宿中もほんとに楽しかった。セミナーハウスの部屋の寝場所を女子5人であみだくじで決めてわいわい騒いだりしたことも最高の思い出である。
ジョイントが終わったことで、毎日一緒に居たメンバーとあんまり会わなくなって寂しい気がする。生活も元に戻っただけなのに、自由な時間があることに対してすごく違和感を感じる。それだけ、この数週間は全てにおいて濃いものだったと思う。
最後に、中村先生と4年生の皆さん、いろいろなご指導とサポートをどうも有難うございました。
そして最後の最後に、ゼミの仲間にも有難う。みんなと同じゼミで本当によかった!!
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ジョイント合宿の思い出
国際学部国際社会学科3年 渡邉陽子
ジョイントを振り返って思ったことは、ひとつのものを作り出す大変さでした。
私は学校のレポートなどはインターネットの情報に頼りがちで、今回も軽い気持ちで考えていた部分もありました。しかし、先生の後押しもあり、実際現場に行き、実際に働いている人たちのお話を聞き、自分の足で回ることによって、量も多く、内容の濃いものを作ることができたと思います。
しかし自分では満足していたものでも人に読んでもらうと、様々な感想がくるもので、痛い指摘をされたものもありました。「これは、まちづくりという詐欺行為だね」的なことを先生から言われたとき本当に泣きそうでした。だから私は忘れません。この悔しさをばねに今度は絶対見返すようなものを作り出してみせるぞ!!
こういう気持ちにさせてくれたのも、やはりジョイントという他大学の生徒や先生の前で発表する機会がもてたからだと思います。この場を提供してくれた中村先生、たくさんの指摘や指導してくれた4年生の皆様、そして、試行錯誤しながらも、協力しあっって一緒にレポート作りに励んだK司君、本当にどうもありがとうございました。そして館山までの約六時間、行きも帰りもお疲れなのに無事故で私たちを運んでくれたM粉君!A子さん!本当にお疲れ様でした。
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ジョイントの思い出
国際学部国際社会学科3年 水粉 孝慎
いきなり話はズレるのではありますが、私はこの時期非常に大変でありました。ジョイントの前週には文化祭で演奏、翌週はサークルの定期演奏会、そしてそのまた翌週にはISFJ(HP参照)と、ビッグなイベントが盛りだくさんな上に、ISFJ用論文や本に載せる原稿の作成、さらには演奏会のパンフレット作り(これが最高の出来であったということは内緒…)など締め切りに終われ、またろくにバイトもしてなかったもんだから、ジョイントの費用も払えず、家賃も払え・・・(以下略)。
悪いことに、ジョイント合宿の二日目とISFJの第二回分科会がかぶってしまうという最悪な状況であったため、私は「ほのぼの館山」にみんなを残し、独り内房線にゆられ、ぶらりサイバー都市東京へと片道二時間半。そして、慶応ではISFJのあまりのレベルの高さを実感、激しくヘコみ肩を落とし、また電車にゆられ、23時に館山へと帰り、とぼとぼと海沿いの道を帰ってきた私を合宿所で迎えてくれたのは、硬く閉ざした合宿所の門・・・。「わたくし、実家に帰らせていただきますっ(涙)」
五分後、きすけくんの助けも借りてようやく合宿所へ進入、「おう水粉っ、お疲れ様!」なんて淡い展開を期待し、合宿所の階段を上がってみると、廊下中に広がる酒とゴミ、横たわる人体、そしてやたら他校の野郎衆と交流を深めている中村ゼミ女性陣。約5分後そんななかの一人がオレに気づく。「あ、水…粉くーん、お…っかれ〜」ヤバい、よう○ちゃん、目がイってるぅ!そんな雰囲気になじめず、アウトロー決定な私を迎えて入れてくれたのは、われらがパーウェル。しかし、様子がおかしい。「Hahahah−、ワタシ オサケデハ ヨワナイデスヨ、コーラ デ ヨッチャッタノデスヨー」。マズい、こっちもかーっ!
というわけで(?)、ジョイントには共通テーマ、バレーボール大会の参加のみに止まってしまいました…。本当に何をしに行ったんだかわからないような状態でしたが、みんなに感想を聞いてみると、それぞれ充実しているようであったので内心かなりほっとしました、一部飲み会時に聞いたため、ろれつの回っていなかった方も多少いらっしゃいましたが。
ジョイントという視点から私なりにアドバイスをするというと、発表する題材は自分の関心のあるものであるということ。これにつきます。日ごろから感心の持っている問題は研究するにとっつきやすく、継続して(飽きずに?)調査することができると思います。実体験があったりすると、それは調査研究にとっては最大の財産となりますので、大事にしてください。あっ、別に私たちがやっていたことに対して興味がなかった、だなんてことはありませんから、残念っ!!
あとは、TPOにあった発表をするということ。これ大事。具体的にいいますと、ジョイントにはジョイントにあった発表水準や発表内容がある、ということです。今回、福祉分科会において発表したものは、ISFJ用に作ったものをほとんど変えずにジョイント用レジュメにしたものだったんですが、とある先生から発表の内容に関して、「もっと国民から政府に対して意見を汲み取るような発表にしてほしかった」との指摘があったようです。
ISFJは「政策提言」、つまり政府が国民に対して政策をする、という視点に基づいて論文を作成しているのに対して、ジョイントはどちらかというと身近な話題を取り上げるという傾向があるようです。その辺の意識のズレがそのような先生の指摘につながったのだと思います。だからといって、内容・結論を変更するというのではなくて、その調査したデータを生かして異なった視点からの発表に替えるということが必要であるということです。
ジョイントは自分を磨くためには最高の舞台です。自分の調査・研究を他者にむけて発表するということは大学生活の中では、そうたくさんあるものではありません。ぶっちゃけ、前期の時には「ちょっと頼りないなー」と思っていたうちのゼミ仲間も、ジョイントの一連の流れを経たことで、今では「おっ、なかなかやるな」と思えるような意見や指摘がでるなど、明らかに成長の色が見て取れます。
あと、みんな、「つらい、つらい」なんて言ってたけど、もっと早くに始めてれば、全然楽に乗り切れたはずなんですよね。もし興味があるなら、「夏休みぐらいから、現地や関係者を訪ねてみると、情報も集まるし、興味も出るからもっとスムーズに調査が進んだよねー。」っていうのはみんなの一致した意見。早め早めの行動は絶対に損はしませんから。
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ジョイント合宿2004の感想
国際学部国際社会学科三年 豊田 浩司
ジョイント合宿の感想と言えば・・・やっぱり最初に口から出てくるのは「つらかったぁ・・・」という言葉です。でもその次に出てくる言葉は「でもやっぱり参加して良かった!」ではないでしょうか。期日までにレジュメを仕上げる、質疑応答に対する答えの準備をする、20分で収まるように何回も読む練習をする・・・そんな作業で10月、11月はあっという間に過ぎていきました。現地取材ということで仙台にも行きました(牛タンとずんだもちはうまかった)。青春時代を駆けている若者の力を半分以上消費しているような気分でした。
本番では、無我夢中で練習した通りにレジュメを読み、質疑応答に応えている間に40分が過ぎていました。司会の方が「時間なので、宇都宮大学さんのみなさんありがとうございました」と言った瞬間解き放たれた開放感とともに、充実感が湧いてきたのを覚えています。研究室に連日閉じこもり、C棟五階の非常階段から日の出を何回見たのかわかりませんが、そんな努力が報われた瞬間でした。最高でした。他大学の学生を目の前にして自分たちの研究を発表するという機会はこれが最後かもしれません。
しかしこのジョイント合宿を通して、ゼミ生みんな大きく成長したと思います。プレゼン能力の向上はもちろん、レジュメ作業も将来の卒論の作業に大きく役立つと思います。また陸の孤島状態である宇都宮の学生にとって、他私大学との交流も大きな財産になったのではないでしょうか。成蹊大学のA君と激論した二日目の夜、忘れません。
今回ジョイント合宿に関して、一緒にまちづくりを担当した陽子、またゼミの皆さん、取材に協力してくれた仙台の方々、幹事の拓殖大学の方、他大学の学生と先生、そして中村先生に大きく御礼を申し上げたいとおもいます。こんな貴重な体験をさせていただいてありがとうございました。最後にドライバーの皆さんお疲れ様&ありがとう。
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ジョイント合宿2004で学んだこと
国際学部国際文化学科三年 佐々木 大輔
今回のジョイントを軸としたゼミの活動から学んだことは非常に多かった。まずは幹事として意識が足りず、役割を果たせなかったこと。その苦い経験から、ジョイント後、リーダーとしての責任感が芽生えてきたように思う。忘年会幹事やISFJの連絡などずいぶんとスムーズにできるようになった。これからはゼミ生の指揮を高めていくことや、ゼミの授業内容の質を高めていくことにも挑戦していきたい。
それから、論理的な文章を書くことと質問力の強化はゼミ生全員で卒論に向けて改善していかなければいけないポイントだと思う。今回は例えば、テーマと結論がむすびついていない、結論が期待論になっている傾向が多かった。僕自身は、一つの発表につき一つの質問をするという目標を決めて実行した。積極的に質問しようとすることで、発表への集中度も上がり、質問すべきポイントもわかってきた。また、インターネットに頼り勝ちな情報収集や資料を鵜呑みにしてしまうことに対する危険性も指摘された。それから、レジュメというものがどういうものか十分に理解できていなったように思える。適切なレジュメの量や、資料と主張の割合など参考にしていきたい。プレゼンの仕方としては、明るく、聴講者の反応を見ながら発表するという最低限のマナーを守ることがまだ身についていないことが課題として挙げられる。ジョイントが議論の場であるということを考えると、皆が理解しやすいようなテーマ、活発な議論を引き出すような問題提起を選ぶことも重要になってくる。
早い時期に全員参加の論文を書いたり、合宿したりすることで、ゼミの活性化にも大きな役割を果たすと感じた。当日まで取り組みの意識に個々で差があり、結束に欠けた点で、先輩からもっと昨年の状況を聞いてジョイント・ISFJの位置付けを明確にしておく必要があった。今回の借りは、後輩を育成して返したいと思う。
ジョイントでは、自分自身に大きな気づきがあったので、一人でも多くの後輩にジョイント・ISFJを経験してもらいたいという思いが強くなった。成長して来年も参加するつもりでいる。
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ジョイント合宿に参加して
国際学部国際社会学科4年生 桝内 梓
ジョイント合宿への参加は私にとってすべてが初めてのことばかりであった。
何かテーマを定め、調査すること、それを仲間と一緒に進めていくこと、他大学の学生の前で、しかも百数十人の前で発表すること、質疑応答にさらされること。
どれも学生生活の中で経験したことのないものだった。今となってはよかったが、この一ヵ月半は想像以上につらかった。
テーマについて何回も考え直したり、それによって多くの調査も無駄にした。さらに個人的な話であるが、二つの検定の時期と重なったり、アルバイトに時間を取られたりと、時間を抽出するのに苦労した。睡眠時間はこの一ヵ月半2,3時間がざらであった。しかしそういった厳しい状況の中だからこそ、励ましあえる仲間、意見を交換しあえ、よいものを作り出していこうとする仲間の存在のありがたさを思い知ったし、逆境において少しでも楽しもうとする気持ちも持つことができた。
つくりあげたものや、発表、そして自分自身に反省点は多い。
時間が少なかったことを理由に、文献をほとんど取り上げなかったことで、浅い知識のまま、難解な語句を使い、不適切な表現をしてしまったこと。グループ内で計画的にまた役割分担をはっきりさせずに進めてしまったことで、他のパートナーに負担をかけてしまったこと。質疑応答に参加しなかったこと。
こういった反省点を得ることは、この合宿に参加しなければわからなかったことだろう。この貴重な反省点を次のステップへ生かしていきたい。
10月半ばにゼミに入った私にとって、学年が違うことでゼミの雰囲気も、合宿についても、正直よくわからず、不安になることもおおかった。しかしそれにも関わらず、快く受け入れてくれたゼミの3年生たち。厳しく、適切なアドバイスをしてくれた4年生。貴重な機会を与えてくださった中村先生。みなさんのおかげでこの1ヵ月半を乗り越えることができた。この場を借りて、感謝の意を示したい。特に、同じテーマのパートナーであった二人、真岡・宇都宮間を調査のために何度も車をだしてくれ、発表にしろなんにしろリーダーシップを発揮してくれた琢子ちゃん、自分もゼミに入ったばかりだからと親身になってくれた令子ちゃんには本当に感謝している。ありがとう。
皆さんお疲れ様でした。
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2004年ジョイント合宿に参加して
国際学部国際社会学科4年 瀧 純代
今年もジョイントに行こうと思ったのは…、自分たちが発表した昨年、先輩の板倉さんと前田さんが来てくれたことが心強かったから、今年は自分がそんな風になれたらいいな、と思ったのが1番の理由でした。そして、バイト→大学祭の準備→卒論→バイト…という忙しい日々を、3日ほど宇都宮を離れることで忘れたかった、というのが2番目の理由。
結果としては…、3年生はみんなしっかりしていたので、私が特に心配することもなく、発表を次々と終えていきました。これにはほんと「みんな、すごいなぁ。昨年の自分とは大違いだわ。」と感心していました。自分の発表がない上に、3年生のことを心配する必要がなかったので、今年は心おきなく他大学の発表を聴くことができました。今年の発表には特に自分の興味のあるものが多かったので、館山まで行って本当に良かったと思います。海も見れたし(^o^)丿おかげさまでリフレッシュできて、卒論も頑張れそうな気がします(あくまで、気がするだけです!)。
今年はまったく役に立たなかった4年の私ですが、来年は頼りがいのあるステキな先輩になってあげてね、3年生のみんな。あと、発表練習はもう少し早めに連絡しようね。3日前とかに連絡もらっても、バイトどうにもならないこと多いから…。
でもとにかく、今年のジョイントもお疲れ様でした!
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ジョイントに4年として参加したこと
国際社会学部4年 菊地史子
今回、去年に引き続き、私はまたジョイントに参加するために千葉の館山にやってきた。館山は暖かくてとてもよいところだった。あのようなところにセミナーハウスがある中央学院大学はとても羨ましい。
ジョイントの内容は、とても様々な分野に及んでいておもしろかった。今回、4年の私たちには発表がなかったので、何の気負いもなく参加できた。また、3年の頃よりも少しは視野が広くなったのであろうか。いろいろな疑問がわいてきて、質問をしたり、意見を言ったり、自分の中でも充実した3日間が送れた。
3年生とも交流が深められたと思う。夜中、私たち4年の部屋で、発表の練習をし、議論を膨らませて、模擬質疑応答などをしている姿を見ていたら、去年の私たちの姿を思い出した。
3年生の発表は、どれも堂々としていて、質問などにも良く答えられていたと思う。やはり、あのジョイントの緊張感はなんともいえないものがある。
ただ、行くまでの距離がなんとも長いので、ドライバーの方々には、本当にお疲れ様と言いたい。帰ってすぐ、栃木県知事選、宇都宮市長選のTV収録があった中村先生は、とてもハードなスケジュールだったと思う。本当にお疲れ様でした。中村先生の車に乗せていただき、ありがとうございました。
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ジョイント合宿、再び。
国際学部国際社会学科四年 紺野 美奈子
また今年もちゃっかりジョイントに参加してきました!今年は去年の先輩方のように部屋がないということにもならず、オーシャンビューのお部屋とおいしい食事を堪能して参りました。一年ぶりのセミナーハウスはやっぱり綺麗でした。いいなぁ、中央学院。
今回は発表者という立場ではなかったので去年とはまた違った楽しみ方ができたように思えます。去年よりもより客観的にみることができ、有意義な時間を過ごせました。
やはりジョイントのいいところは他校との交流ができるところです。他人の、しかも他大学の発表を聞ける機会なんてそうそうありません。もちろん、自分たちで発表する機会もそんなあるもんじゃないですよね。他の人たちはどんな意見を持っているのかを知ることによってとてもいい刺激を得られます。いろんな人の意見を聞き、いいところ・悪いところを全部吸収して自分のものにしていってほしいと思います。宇大は他校との交流が少ないので視野が狭くなりがちです。こういうところで刺激をうけられた、というのはとても良い経験だったと思います。
ジョイントについて去年も思ったのですが、やはり各大学で一つずつ賞を与えるよりも分科会のなかで一番優れたものに賞を与えるというやりかたのほうが良いのではないでしょうか。そしてジャッジペーパーを導入しどこが評価されたのかの理由も教えてもらえたほうが、さらなるやる気向上につながってくるのではないでしょうか。また、このジョイントには二・三・四年連続で参加できることがベストだと思われます。宇大はゼミの性質上二年の参加は難しいのかもしれませんが、でも二年のうちからこういうのに参加したほうがいいと思います。講義をきくだけという、受身ではないこうした授業(?) に参加することによって勉強が楽しいと感じるようになるのではないでしょうか。
なにはともあれ、今年も無事終わってよかったです。三年生のみなさん、ほんとお疲れ様でした!つらい日々も過ぎれば良き思ひ出になるのだよ。三年生が主役なのに司会賞受賞や選手宣誓など、おいしいとこどりしちゃってごめんね(笑)あ、選手宣誓ではボケられなくてごめんなさい。根はとっても小心者なもんで。
来年も再来年もずーっとこのジョイントが続いてくれるといいなぁと思います。
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2004年ジョウイントの感想
大学院国際学研究科国際社会研究専攻 ディーコフ・パーウェル
今年、初めてジョウイント合宿分科会に参加した。それに関して、たくさんの思いがあります。発表会の時に七つの大学は発表して、それぞれのテーマが面白くて、現実的であった。私にとって、特に面白かったのは日本の社会の国際化に関するテーマ。そして、それに関する問題について日本大学生の意見や、考えなどが聞けて、参加してよかったと思った。一番の思いになるのは、直接質問が出来たこと。新しい友達も何人ぐらい出来て、とても嬉しかった。しかし、留学生も参加すればいいという印象もある。
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ジョイントはなぜ継続するのか
中村祐司(担当教員)
教員にとって例年、この時期は日程が過密となる。今年は研究室4年生と直前まで大学祭事業に取り組み、終了後の脱力感もあって、出発前に既に息切れの状態であった。しかし、3年生のやる気に逆に元気づけられ、館山到着後は他大学も含めた学生のパワーにさらに援護されたような気持ちがした。ISFJも同様だが、ジョイントは、宇都宮という大変居心地のよい閉じられた「キャンパスコミュニティ」の中では決して得られない「他流試合」を提供してくれる。
発表テーマに関する他大学の学生の反応に加えて、おそらく我が研究室のゼミ生にとって、他大学の教員も含めて「こういう発想をするのか」「こういう考え方をするのか」「こういう価値観を持っているのか」などなど、新鮮な「カルチャーショック」を受けたはずである。発表に対する指摘が非常に厳しいものであったとしても、一人一人にとって貴重な糧となったことは間違いない。レジメ作りの苦労、大勢を前にした発表経験そのものが貴重な心の痕跡となったはずだ。
一つのテーマを追いかけていく過程には大なり小なり様々な壁が立ちはだかってくる。インタビュのためのアポイントメント確保の難しさ、資料収集や構想段階での迷いや混乱、自分が思っていることを活字化することのしんどさ、さらには時間的な切迫など、それこそたくさんある。そうした中で放棄せずに最後までやり遂げたことの意義は大きい。
教員にとって学生の成長を目の当たりにできるのは大きな喜びであるし、これがこの職業の良さである。今年もジョイントという場でその気持ちを味わうことができた。毎年、いっこうに飽きがこない原因は、このあたりにあるのかもしれない。
ジョイントも参加校やテーマ設定のあり方をめぐって、毎年、その運営の改善を模索し続けている。状況に合わせた変化の具体化として、来年のジョイント(05年11月25日(金)、11月26日(土)、11月27日(日)で場所は同じく中央学院館山セミナーハウス)における共通テーマは、「(合併しない)小さな自治体はどうがんばればいいのか」で決定した。発表は4大学で、それに対する質問や批判をするのがそれ以外の3大学という形式を取ることになった。
館山セミナーハウスへは今回、非常にスムーズに行った。おかげで海の幸を存分に味わうことができた。なお、道順について若干の修正が必要となったので以下に記しておこう。ぜひ来年の参考にしてほしい。
今回は未明の4時に大学正門に集合した。そのため首都高速をあっさり抜けることができた。館山到着が結果的に早過ぎたものの、かといって例えば、6時頃大学を出発したらどうなるか。おそらく首都高での渋滞にはまるのではないだろうか。一般道に降りてからの混雑も予想され、京葉道も込む可能性がある。念のため来年も早めに5時には出発した方が無難であろう。
まず、新4号を南下して、北関東自動車道、東北道(東京方面)と経由して、川口JCTを通過しそのまま高速川口線、高速中央環状線を走り続ける(その前の料金所出てすぐ左に入るパーキングでトイレ休憩しておいた方がよい)。「平井大橋」で降り、すぐに左折して315号線をしばらく行く。京葉道の看板が少なめでやや不安となるが、とにかく看板の指示通りに走る。道沿いにそのまま14号線に入り、しばらく行くと、京葉道「市川I.C」へと右折する看板がある。ここを行けば京葉道に入れる。仮に見過ごしたとしても、そのまま行けば、「原木I.C.」から京葉道路に入れる。
京葉道から館山自動車道はすんなりとつながっており、意識しなくてもいいくらいだ。館山自動車道の終点からそのまま国道127号線へ入り、館山に向かう。ただし、帰りに気づいたのだが、富津と館山を一気に結ぶ高速道路が完成した模様で、館山自動車道からそのままつながっているかもしれない。このあたりは事前によく調べておきたい。
127号線から館山市街の旧道をそのまま行った方が分かりやすいが、新道を行ってもとにかく、海沿いに南方向に向かえば迷うことはない。「県立安房博物館」を右手に見て、直進信号を超えて、左が「中央学院館山セミナーハウス」といった具合である。
帰りは、館山道に「君津IC」から入るのがベストのようだが、先述したようにそれ以前に出現する高速に乗る手もありそうだ。帰りもひたすら館山道―京葉道を進む。首都高の分岐点があるが入らない方が無難である。行きと同様、「小松川IC」では降りられないので、その手前の「篠崎IC」で降りる。やや分かりにくいが、一般道の「東小松川交差点」を右折し、新小岩の駅を左手に見て細い道を通り抜け、「平井大橋」で高速に入れれば、あとは東北道に向かう合流地点さえ注意すれば、スムーズに行くはずである。運転手は相当疲労がたまるので途中、パーキングで15-20分でも仮眠をとった方がいいし、今回のようにこの点での同乗者の理解と心遣いがあれば助かるだろう。
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