2003年度ジョイントに参加して―感想―
ジョイント合宿を終えて
国際学部国際社会学科3年 石原 佳菜子
とにかく充実していたなぁ、これがジョイント合宿3日間を終えての正直な感想だ。思えば、ジョイント合宿で発表したテーマに関して具体的に動き出したのは、8月だった。宇都宮市の再開発を考えたい、という思いから集まった4人のメンバーで動き出したその時点では、まだまだ時間はある、と考えていた。しかし、実際にはジョイント合宿までの時間は信じられない速さだったように思える。後期が始まった10月から本格的に調査やインタビューに出かけ、論文を書き、必然的に4人でミーティングを開くことが多くなった。11月に関していえば、ほぼ毎日資料室にこもって論文を作ったり、レジュメを作ったり、パネルを作っていた。夜中まで資料室にこもり、夜中の2時頃までこもっていた日もあった。
そうして、ジョイント合宿の前日まで試行錯誤をし、11月28日の朝(夜?)がきた。わくわくしながらセミナーハウスに向かい、早速開会式や、共通テーマの発表を聞いた。ひとつの発表が終わると、積極的な質疑応答があり、こんなところまで細かく質問されるのか、と正直怯えたが、自分たちには自分たちにしかできない発表をすればいいと、心に決めた。その夜になり、部屋でパネルを書き始めるという前代未聞の作業をしつつ、明日の発表に備えた。
11月29日、運命の分科会発表の日。私たちは、まちづくり分科会の最後に発表することになっていた。1日目の夜も練習を繰り返したが、発表が近づくにつれ、緊張した。顔には出さなかったけど。実はお昼ご飯の味なんてまったく分からなかった。その後発表が近づくと、案外落ち着いて、本番の発表の時には、練習よりもリラックスして、一番うまく発表できたと思っている。その後、たくさんの方から鋭い指摘を受け、反省しつつ、満足していた。
大学に入って約3年間でここまで真剣に取り組んだことはなかったと思う。そんな時間に追われている中でも、4人で集まったからこそ、発表を作り上げられたのだと思う。もし自分ひとりだけだったら、途中で投げ出していたかもしれない。4人で悩み、試行錯誤しながらやってきたことで、ここまで頑張ってこられたのだと思っている。また、発表メンバー以外のゼミメンバーや、先生、4年生の先輩方に助けられ、本当に感謝しています。
ジョイント合宿に参加して
国際学部国際社会学科3年 菊地史子
後期の中村ゼミのメインイベント、ジョイント合宿に参加してみて感じたことは、まず、私たちの準備段階での詰めの甘さでした。私たちのグループは、ISFJ学生フォーラムにも論文を出すということで、毎日夜遅くまで残って、様々な準備に追われていました。その上、ジョイント合宿用にも、レジュメを作らなければならないということになり、ますます時間が足りなくなる一方で、精一杯やっていたと思います。しかし、やはり時間が足りないためにどうしても最後の詰めができず、発表の前日まで準備に追われていました。
今にして思うと、詰めが甘いなりにも、最後までいいものを出そうという気持ちで悪戦苦闘し、最後までやり通したことは、この合宿に参加してよかったという気持ちにもつながっていると思います。その最後の悪戦苦闘のおかげで、本番の発表のときは、緊張も力に変えて、一番のできになったと思っています。その切羽詰った状況というものも、終わってみれば、充実していた時間だったと思えることが不思議です。
宇都宮大学の他グループの人たちも、同じ気持ちで最後まで練習に練習を重ねていたと思います。合宿中は、ゼミの皆が一体となって、同じ目標に向けがんばっているという、とても心地よい充実感に浸ることができました。このメンバーで合宿に参加できて、私はとても楽しく、充実した時間を過ごせたと思っています。
他大学の発表内容なども聞いていると、その人たちが本当にがんばってきたということは、言葉にしなくても通じるものだと感じました。そして、発表の仕方やレジュメ等に如実に現れてきてしまうものだとつくづく思いました。このことは、この合宿だけではなく、すべてに共通して言えることだと思うので、自分にも置き換えてみて、できることは精一杯やろうという気持ちを新たにしました。
ただ、この合宿で唯一残念だと思ったのが、評価の方法でした。大学で一つの賞、全体で優秀賞一つといったやり方は、一番いい評価方法とはいえないと思います。せっかく分科会ごとに分かれているのに、分科会をいくつも持つ大学内で賞を一つ決めるのは、分科会に分かれている意味がないと感じました。また、大学内でも、一つのグループががんばればいいといった気持ちが生まれないとは言い切れないのではないでしょうか。参加することに意義がある、ということもとても大切だとは思いますが、この合宿をもっといいものにしようとするならば、分科会ごとに賞を決めるといったような、大学間での競争も意味を持つものになると思います。
そのことと同時に感じたことは、何が決め手となって評価されたのかということでした。どこのグループが選ばれるにしろ、そのグループのどんなところが良かったのか、発表の仕方、レジュメの作り方、テーマの選び方、目の付け所等、ということを明らかにすることは、次のそういった機会、あらゆる場面で今後の自分たちのやり方に生かせると思うからです。私は、先生方の講評においてこういったことを聞きたかったと思いました。個人的には、意見を伺ったり、アドバイスを頂いたりして、大変参考になりましたが、そのことを皆に伝えていくということは必要なことだと思います。この合宿をその場だけに留まらせず、次の機会に生かしていくといったことを実現するために、広い視野から見た、発表等に関する先生方の講評は、私たちが積極的に欲しなければならないものだと思います。
全体を通してこの合宿を振り返ってみると、この合宿に参加する上で様々な経験を積んできたということは、大学生活の中での財産になると思います。その上、一つのことに打ち込んで、自分の伝えたいことを突き詰めて考えるということは今後の人生においても、大変重要な基礎になっていくものだと私は思います。
最後になりましたが、私たちがこの合宿を最後までやり通すことができたのも、中村先生をはじめ、ゼミの4年生の尽力があってこそだと思っています。本当にありがとうございました。
ジョイントセミナーを通して
国際学部国際社会学科3年 松本千穂
今回、ジョイントセミナーに参加して、終わってほっとしたと同時に、自分がいかに狭い世界にいたかということを痛感させられた。共通テーマ、分科会の発表を見て、学生が実に様々な意見を持っていて、どのように世の中を見ているのかの一片を垣間見ることができたと思う。更に、積極的に質問をしていく人の姿にも、勉強させられた。
自分たちの発表としては、なかなか良いものができたと思う。だが、質問に対しての準備のつめが甘かったという反省も生まれた。自分たちは調査して、ある程度内容をわかっているが、聞く側は全くゼロからのスタートで発表に望んでくる。必要な情報を、いかにわかりやすく、納得できる形で伝えるということは、本当に大変なことなのだと考えさせられた。だが、それはこちらの準備次第で何とかなると思う。実際、本番前日はリラックスして望むことができたし、グループのメンバーの頑張りも、ものすごかった。あるメンバーは4時半まで研究室で作業をしたり、前々日、全員で2時まで残ってパネルを作成したりもした。ジョイント一ヶ月前には、愚痴をたくさん言った。何度、寝不足になったかわからなかった。
そして、先輩たちのアドバイスや、他班のメンバーの指摘がどんなに力になったかわからない。本当に、このジョイントセミナーで、研究室全体がまとまったという印象を受けた。ジョイントに参加しなければ、あんな大人数で夜遅くまでいろいろな話で盛り上がるなんてことはなかったかもしれない。
他大学との交流も自分にはプラスになったと思う。特に幹事のみんなとは、一回目の打ち合わせ&飲み会に参加しただけだというのに、本当に仲良くしてもらった。何名かとは、メールアドレスなども交換し、今後へのお付き合いが続くのではないか(?)と、ちゃっかり期待している。最後に、法政大学の幹事である藤村さんの流した涙が、幹事校の大変さと、感動を表していると思う。それほど、ジョイントというものはエネルギーが集まる場所なのだと思う。そのエネルギーを今度のISFJ、学習につなげていきたい。
ジョイントセミナー(2003/11/28〜30)感想
国際学部国際社会学科3年 松岡真希
この合宿で発表を終えてまず発したのは、はぁぁぁ終わった、という言葉だったと思います。合宿に参加することを決めてからなんとなく気が重かったし、1ヶ月前からは何かと忙しく、更に焦りや不安があったので、結構きつかったです。1週間ほど前からは「うまくいこうといかなかろうと1週間後には終わっている」ということを励みになんとか頑張ろうという感じでした。でも何より励みになったのは、アドバイスやご指摘、励ましを下さったゼミの皆さん、先輩方の存在だったと思います。本当にどうもありがとうございました。
発表内容に関しては、他の発表からずれていた気もしますが、以前から興味のあったテーマだし、何より私自身の勉強になったので、満足しきるという事はありませんが、やってよかったじゃない、という感じです。中でもこのような機会がなければ出会わなかったかもしれない方々に出会い、色々とお話を聞かせていただいた経験は貴重な財産だと思います。これで終わりにしないぞ、という気が湧いてくるのも、実際にお会いしてお話をしたからだと思います。お話をしてくださった方々、通訳をしてくださった方には本当に感謝です。あちこち聞きに行くのがちょっと好きになったのも、私の無知にもかかわらずお話くださった皆さんのおかげだと思います。
失敗したのは、終わってすぐ1週間もしないうちに別の演習で発表があることと、1単位ももらえないことです。でも調査・研究に加え、それをまとめて発表するという体験は本当に勉強になったし、少しは鍛えられたと気がするので、まぁ前向きに・・・。また、他大学の発表を聞いたり、他大学の方に会うことは刺激になりました。このような機会を与えてくださった中村先生と、幹事校をはじめとした他大学の皆さんに感謝しなければならないと思います。
それから、館山までの7時間、私は寝たり起きたり小旅行気分で楽しんでいましたが、慣れない上にはるか長い道のりを運転してくれたドライバーさん&ナビさん、本当にお疲れ様でした。セミナーハウスもかなり快適でしたが、車内もとっても快適で、ほんと楽しかったです。ありがとう!!そしてそして、パートナーとして共に奔走した菅原さん、ほんとおつかれー!
ジョイントに参加して
国際学部国際社会学科3年 高橋健太
T参加の心構え
ジョイントに参加することになったのはその話があがっていた当時、参加するのが普通だというような雰囲気がたちこめていたから。中村祐司先生の研究室に入るつもりだったから特に自分の意思で何も考えずにジョイントに参加することにした。そしてジョイントとは何なのかということを理解してからは、他大学の学生の前で発表することはこの先人前で発表する際のいい経験になるだろう、他大学の学生の前で発表するからにはそれなりのものをつくって発表しなきゃというプレッシャーがかかるだろうから自分をある程度追い込んで勉強するいい機会になるだろう、他大学の人たちとお酒を飲みながら話をしたらおもしろいだろう、というようなことに参加の意義を見出した。
U1人でやるということ
今回参加してみての自分の特徴は1人でやったことにあると思う。1人でもやろうと思ったのは、しんちゃん(慎一君)が一緒にやってくれるというから発表を一人でやるということ以外は二人でやる他の班と同じだろうと考えていた、自分がある程度興味をもてるトピックについてやりたかった、という二つの理由が考えられる。
はっきりいって前者のほうは考えが甘かった。しんちゃんは発表というプレッシャーがないため自発的に動くことはなく、個人の意見をもつほどに調べることもなかったため二人の意見をぶつけてさらにいいものをつくっていく作業ができなかった。そのため、考えることが必要な部分はほとんど全部1人でやり、要約などの事務的な部分を多少しんちゃんに任せるという感じだった。ただ、一緒に(事務的な)作業をする際の協力は惜しみなくしてくれたため、落ち込んだ際に1人でなかったのは助かった。
後者について後悔は全くない。最後までやり遂げられたのも、自分で決めたテーマだったからだと思う。
結果からいうと1人でやってみてよかった。1人ということでプレッシャーもあったが、その分それを乗り越えられたことでささやかな自信がついた。ただ、それは自分の内面的なものであって、いいものを作り上げていくという意味ではやはり二人以上でやった班にはかなわないと思う。先生が二人以上でやることの意義を最初に言っていたが、今回の僕としんちゃんについてはそれは当てはまらなかったと言える。それはやはり両方がジョイントに参加するという条件でなければ意味がないと感じた。
V発表のために作り上げていく時期
テーマは自分で設定したものの、特に問題意識を持って設定したものでなかったのである程度調べてもそれが発表するに値するものでなかったり、先生に言われたとおり、調べたものが自分の足でつかんだものでなく総論的なものになったりと、いままで漠然と通り越してきた発表するものをつくるというかなり原点の部分で大いに悩んだ。そんなこんなのうちにジョイントまで一週間となり、はっきり言って十回くらい参加辞退が頭の中に浮かんできた。その時点で自分的には目的が「せめて発表できる最低限のものをつくる」ことになり、そのためにできることはやろうと思いどうにか切り抜けた。その後、またいきづまったが、その時は「大した中身のない発表でも堂々と発表できる度胸をジョイントで身につけよう」と思って乗り切った。これらは自分の精神的なものであるが、実際に発表するものを作り上げるために根気強くアドバイスをくれたのが四年生の板倉君だった。彼がいなかったら間違いなく人前で発表できるものにはならなかった。彼のアドバイスをもとに自分の方向性を見出してからかけた労力は苦にならなかった。最初からある程度でも方向性が見えてればもっと精神的にも楽だっただろうし、いいものができたと思うけど、終わってみた今からすれば、もがいていた時期もいい経験だった。
W発表を終えて
まず、上で述べた意義は実際にあったといえる。つまり、他大学の学生の前で発表することはこの先人前で発表する際のいい経験になったし、他大学の学生の前で発表するからにはそれなりのものをつくって発表しなきゃというプレッシャーがかかったし、他大学の人たちとお酒を飲みながら話したのはおもしろかった。それらに加えて収穫だったのは作り上げていく際に大いに悩んだこと、落ち込んだこと、そして途中で投げ出さなかったこと。あと、気を遣ってくれたり、協力してくれる仲間がいたこと。前期は同じゼミ生に対してほとんど仲間意識を持たなかったけど、今回は仲間であると感じた。ゼミ内(先生も含む)の親善を深めるというメリットもジョイントにはあるといえるだろう。
X最後に
ありきたりだけど、きつかったけど参加してほんとによかった。さらに上のISFJを見据えて頑張ってる4人はすごいと思うし、頑張って欲しい。それと、研究室で夜遅くまでうんうん唸っているのはいかにも大学生らしくてとてもいい経験だった。ちょっと青春の香りがした。
ジョイント合宿の感想
国際学部国際社会学科3年 菅原 径子
ジョイント合宿が終わり、なんて自分の時間が多いのだろうと感じている。後期が始まってからのこの二ヶ月間、日々ジョイントの準備やアルバイトに追われた生活をしており体力的にも精神的にも余裕がない日々が続いていた。時々そのような生活から逃げたくなった時もあったが、いろんな人々にインタビューしたり、研究室にこもってパートナーとああでもないこうでもないと意見をだしあいレジュメをつくったり・・・など、その二ヶ月間本当に充実した日々をすごせ楽しかった。
めったにできない他大学の人々との交流もでき刺激をうけられるし、レポートをいろんな人からいろんな観点でみてもらえるし普段経験できないようなことが経験できジョイントに参加して本当によかったと思う。
ジョイントを終えて
国際学部国際社会学科3年 紺野美奈子
やっと終わりました、ジョイント2003!
ここまで本当に長い道のりでした。今までにないくらい忙しい日々だったように思います。レジュメが作れなくてもがき苦しんでいたのも今となってはよき思い出です。いつまでたっても終わりがないようでホントにつらかったなあ。
でもそんなつらい日々を逃げ出さずに乗り越えられたのも、マイ・パートナー坪井ちゃんはじめ、ゼミ生みんなのおかげです。いっぱいいっぱいになっている私をいつも励ましてくれました。時には真剣にアドバイスをくれ、時には馬鹿な話をして笑わせてくれました。みんながいたおかげで、夜遅くまで居残ることも苦ではありませんでした。ほんとうにありがとう。発表本番もみんながいてくれたおかげでとても心強かったです。他校の子にも宇大の仲の良さをうらやましがられたりもしました。
ジョイントを通してみんなの絆がぐっと深まったように思います。そして一人一人がかなり成長できたのではないでしょうか。みんなこれ以上ないくらいがんばっていたし、発表もすばらしいものでした。
ジョイントに参加してよかったな〜と思います。一生懸命がんばるというのは気持ちのいいものです。しかも合宿を通して、他大学とも仲良くなれるし!そんな機会はめったにないでしょう。貴重な経験です。大学生活をいままで漫然と過ごしてきちゃったな、という人には是非オススメです!
怒涛のジョイント合宿
国際学部国際社会学科3年 瀧 純代
ジョイントの感想といえば…「思った以上に楽しかった!」です。前期とか、行く前は面倒くさいと思っていたけど、いざ直前になると、みんなで資料室に夜遅くまで残ったりして(2時半とか、4時半×2回とか本当にありえないし!おかげで生活のサイクルもめちゃくちゃ…)、「みんなでやってる」感がかなりあった準備期間でした。そして、行く時は私がバカなナビをしたために、3回も道間違えるし(おかげで帰りはハイカ400円足りなくなったし…)。でも実際、セミナーハウスに着いたのは、私たちが1番だったので良かった×2。
私たちのグループは最初、ISFJ用に書いた論文をジョイントでそのまま発表する気満点だったのですが、それじゃああまりにも膨大な量になってしまったので、LRTに特化して発表を行いました。あと、自分たちの欲しい図をパワーポイントで作るには技術が足りないので、あきらめて模造紙に描くことにしました。発表の練習の時に「模造紙のページを変えるのが、ガシャ×2うるさい」ということだったので、その日の夜、早速生協に行って、ゴハン食べつつ店長さんにダンボールをもらってきました。もう5時過ぎてたからエレベーターとまってて、5階まで運ぶの大変でした…。ダンボールをパネルみたいにするのにも時間がかかったので、その日は結局4時半までやってました。でもその甲斐あって、このパネル作りはいい思い出だし、パネル自体もすごく誇れるものなんじゃないかな、と今では思ってます。
セミナーハウスの部屋でやった発表の予行練習では、ゼミのみんなそれぞれがお互いの発表をよりいいものにしようとして、みんなで意見を出し合ったり、ほめたりしてて、「ゼミとしてすごくいいカンジになったなぁ。ゼミっぽい…。」と思っていました。このカンジって、前期のゼミではまだ感じられなかった気がするけど、このジョイントに参加することで、ゼミのみんなの仲が深まったことは事実だと思うし、その中に自分がいられたことがすごく嬉しいです。それに何といっても、最終日のバレー大会が楽しかったです。他の大学に比べると、私たちってやけに盛り上がってた気がします。先生のナイスプレーがたくさんあったし、試合中も笑い転げてた気がしないでもないし…。そんなカンジで、発表の準備で育んだ友情で、試合も楽しくできて良かったですよね。
また帰りも帰りで、気づかずにすき家で激辛の牛丼を食べたり(罰ゲームだったのかしら…)、あんま間違えそうにない平井大橋の入り口を見事に通過したり、その後復帰しようと思ったら道のせっま〜い商店街に入っちゃったり、いろんなことがありました。でもでも、そんないろんなハプニング全部を含めて、このジョイントはすーごくいい思い出になりました。多分、そういうハプニングがあったからこそ、これほどまでのいい思い出になったんだろうなぁ…と思います。来年は中村屋を創業する予定なので、この調子でみんな仲良くやっていけるといいですね。本当そう思います。
ジョイントの感想
国際学部国際社会学科3年 坪井知子
ジョイントまでの1ヶ月…それは怒涛の日々でした。常に何かに追われていたような気がします。テーマを変更したのが11月の初め、残された時間は1ヶ月弱。バイトとサークルをかけもつ私にとって、この1ヶ月はまさに時間との戦いでした。平日はほぼ毎日ジョイント合宿のための準備(情報の収集・整理やレジュメの作成)、資料室に深夜までこもることもしばしば。休日は休日で調査のために山梨へ出かけたりました。まさか1ヶ月に2回も山梨に行くことになろうとは…(涙)。レジュメ作りにも散々悩みました。「材料はあるのにうまくまとまらない。どう構成すればより分かりやすく伝わるのか。」試行錯誤の繰り返しでした。1つのものを完成させることの難しさを思い知らされました。
ジョイントの準備は大変なものでしたが、それ以上のものを得ることができた気がします。ジョイント本番に関しても、普通には得がたい経験ができたと思います。100人以上の学生が集まり、共通のテーマについて考え、意見を交わす。他の学生の積極的な姿勢や考えを聞くことが自分にとって、とてもいい刺激になりました。発表はかなり緊張しましたが(もうあれだけの人を前にして自分の研究を発表することなんてないのでは。)…。
ジョイントの幹事をやったこともよかったと思います。連絡不備等は申し訳なかったです。ジョイント本番まで2回の会議やその後の飲み会への参加を通して、ジョイント前に他の大学の幹事さん達と仲良くなることもできました。ちなみにジョイント終了後もおつかれ会を開く予定になっています。
言いたいことがたくさんあってうまくまとまらないので、そろそろ終わりにします。最後に、パートナーの紺野美奈子さん、中村祐司先生、3年生の皆、先輩方、他の大学の幹事の皆に、ありがとうが言いたいです。ジョイントを終えた今、感謝の気持ちでいっぱいです。回りのサポートがあったからこそ、ジョイントを乗り切ることができたのだと思います。本当にありがとうございました。ジョイントで得られたものを励みに、卒論や就職活動に取り組んでいきたいと思っています。
ジョイントに参加できて本当によかった!!!!
引退した側から見たジョイント合宿2003 〜若いころを回想しながら〜
国際学部国際社会学科4年 板倉世典
今年が二回目の参加となる。卒論作成に大きな不安を抱えて参加するかどうか迷ったが、卒業前最後?の大行事であることと、宇大4年参加ゼロはやばいだろという責任感と、あの回転寿司のすしをもう一度食ってみたいというのと、卒論からの現実逃避の気持ちとで参加することとした。
正直なところ、1カ月前の3年生の状態を見ていて、少し心配だった。あまり調査が進んでいないように思われたからである。ジョイントは質問の突っ込みは厳しいものがあるし、内心「この発表たいした事ないや」と他大学から思われることもおそらくあるという、大学同士のちょっとした戦いであることを知っていたからだ。しかし、合宿が近づくにつれ、全くの杞憂であることに気づいた。すべての発表者が限界まで頑張っていて、内容がどんどんよくなっていったからである。特に残り10日あまりで格段によく仕上がっていったのは驚いた。僕も昨年がんばったが、それ以上のできと思わせるところが随所にあった。共通会、教育、環境ともインタビューなどをよく行っていたし、ISFJ組もそのままLRTの資料として活用できそうなほど完成していた。発表の工夫も驚いた。より分かりやすく知ってもらおうとする姿勢が感じられた。本当に頑張ったと思う。お疲れ様。
飲みで他大学の学生と話したが、やはり本気でどこもやっているようだ。パソコンの前で世を明かした日が何日もあったと聞き、まさに努力が結集しているのだと実感した。今年は去年にまして質問が多かったと思うし、緊迫した合宿だったように思う。宿が離れているにもかかわらず、そして、次の日に東京に調査に行かなければならないのに3時過ぎまで飲み明かしてしまった。楽しいジョイントだった。他大学の先生とも話せたし。それにしても何で他の大学の先生の指摘はあんなに鋭いんだろう…。そして今回は中村先生もずばっと鋭い点を指摘していた。
感じた課題をいくつか。まずはパワーポイントの位置付け。今回3つのグループが使ったが、レジュメとどちらを読めばいいかの使い分けが難しいことに改めて気づかされた。宇大以外はどこも使わないので特に目立って感じた。去年はパワポの一発目であまり課題は挙げられなかったが、来年からは工夫すべきだろう。LRTの模造紙はその意味で英断だったといえる。次に質問について。枝葉まで突っ込むような非生産的な質問はともかく、宇大全体として質問が少なかったように思う。質問することは案外難しい。よい質問をすることはなおさらである。同時に質問をすることは、自分に本当に理解しているか問いかける、聞き逃しがないか集中する、要領よく疑問を伝える、反論をその場で試みて議論する力をつける、など様々な面で自分の成長になると信じている。質問力をもっとつけてもいいかもと思った。
最後に、今回のジョイント合宿は中村ゼミのつながりを大きく深めてと感じている。通常のゼミの段階から最後まで3年、4年を交えて議論し、内容をつめ、プレ発表では途切れることのないアドバイスや工夫、上級生の入れ知恵をし、ゼミ生同士の切磋琢磨があった。半期で、しかも正味2ヵ月程度で驚くべき成果と収穫があったように思う。この成功を次のゼミ生にもぜひ伝えていってほしいと思う。
ジョイント合宿の感想
国際学部国際社会学科4年 前田佑介
今年のジョイント合宿は自分にとって二度目だったが、昨年参加した時より変な緊張をした。昨年は自分の中で、「できることはもうやり尽くした」という実感を得ての参加であったので、開き直ることができた部分があったが、今年は「3年生が発表と質疑応答をちゃんと乗り越えられるのか」という自分の力ではどうしようもない不安感があった。しかし、それも杞憂だったようで実に威風堂堂とした発表だった。質疑に対してもどの班も迷いなく応えることができていた。特に今年の演習生で良かったのが、レジュメのまとめ方の上手さだと思う。いかに実のある研究をしていても、ジョイントではそれを相手が理解できるような形で伝えることができなければ意味がないと自分は考えている。その辺に関して今年の演習生は見事だったと思う。
学生を成長させるジョイント合宿
中村祐司(行政学ゼミ担当教員)
何も宇都宮大学国際学部の行政学研究室のゼミ生に限ったことではないだろうが、研究室内という「内輪」の領域を越えて、発表させる場を提供することは、学生を大いに成長させるものだということを今回のジョイント合宿で確信した。
毎週のゼミにはできるだけ参加して各班の準備報告を受けてその場でアドバイスを与えてはいた。しかし、教員としてそれ以外のことはほとんど何もできなかった。唯一の例外は、模擬発表の教室の確保と、ジョイントに持参したプロジェクターなどを借りる際に、事務に了承を取って、ゼミ室と事務室、会議室の間を行ったり来たりした時ぐらいであろう。
というのは、今年度(来年度以降もそうなのであろうか?)は、前期から市町村合併やNPO活動、プロジェクト研究など、学内外の仕事が極端に増え、それをこなすのに精一杯という状況に陥ったからである。
おそらく、多忙に苦悩する表情が露骨に顔に出てしまったことも多かったのであろう。ゼミ生は質問がある時は遠慮がちに研究室をノックして、時間が少しでも空いているかと丁重に確認してから、あまり時間は取らないのでぜひこの点について聞きたい、といって調査の進め方等について質問してくることが多かった。こうなってはどちらが大人の対応か分からない。明らかにジョイントの準備の過程では、同じく試行錯誤し時には行き詰まって苦しい思いをしているに違いないゼミ生の方が、逆に私を気遣ってくれたのである。
それでも不思議なことに、ともに何かに向かって悪戦苦闘している仲間意識のようなものを感じた。夜遅くなってどうにか仕事に一区切りつけて研究室を出る際、向かい側のゼミ室の明かりはついたままで、ドア越しからもレジメ作成に取り組んでいる熱い雰囲気が伝わってくることが多かった。そして、何よりも連絡調整にあたってくれたTさんの献身的な働きのおかげで、他大学の情報や我々が準備すべきことを常に把握することができた。
さらに例えば、模擬発表の場にしても小規模なゼミ室ではなく、できるだけ本番の状況に近い環境でやってみたいということで他の教室を借りたい、とゼミ生の方が自ら提案してきたこともあった。発表当日も皆で助け合ってプロジェクターの設定に取り組んでいた。さらには最終日のバレーボール大会でゼミ生の多くが体育用シューズを持参し張り切っていたことなど、積極性というか、今まで教員には分からなかった頼もしい一面を随所に見せてくれたことは大変うれしかった。どの班も発表までのプロセスで投じたエネルギーが本番では凝縮された形で示された。
このような機会を与えてくれた主催校、会場校、その他の参加校すべての学生と先生方に感謝したい。
ジョイントについては、最初から最後までフルに参加すると心に決めている(といえばカッコいいが、実のところ私の保有する車が運搬の重要な一翼を担っているという事情もある)。既に宇大―館山セミナーハウス間は5,6回往復していることになるが、この道順をいまだに把握しきれていない。そこで以下、来年のためにもポイントをいくつか記しておこう。
今回は館山セミナーハウスへの集合時間が早まったため、未明の4時半に大学正門に集合したが、これが幸いして首都高速を予想外にあっさり抜けることができたようである。まず、新4号を南下して、北関東自動車道、東北道(東京方面)と経由して、川口JCTを通過しそのまま高速川口線、高速中央環状線を走り続ける(その前の料金所出てすぐ左に入るパーキングでトイレ休憩しておいた方がよい)。
「平井大橋」で降り、「聖徳短大」のところを右折というのが地図上では最短距離のようだが、右折しなくても京葉道路の看板が直進するよう指示しているので、次回はこの掲示に従った方がいいであろう。鬼門は「小松川IC」。ここからは千葉方面の京葉道に入れないから要注意。「小松川IC」には向かわず、さらに千葉寄りの「篠崎IC」から入るのが鉄則。あとは館山自動車道の終点からそのまま国道127号線へ入り、館山に向かう。舘山駅を右手に見て(このあたりがやや分かりにくい。今回も少し迷ってしまった。しかし、慌てなければ大丈夫)、「北条」交差点を右折、突き当り左折「県立安房博物館」を右手に見て、直進信号を超えて、左が「セミナーハウス」といった具合である。
帰りは、館山道に「君津IC」から入るのがベスト。東京方面から来た場合の終点は「木更津南IC」なので、このずれに注意。帰りもひたすら館山道―京葉道を進む。首都高の分岐点があるが入らない方が無難である。行きと同様、「小松川IC」では降りられないので、その手前の「篠崎IC」で降りる。やや分かりにくいが、一般道の「東小松川交差点」を右折し、新小岩の駅を左手に見て細い道を通り抜け、「平井大橋」で高速に入れれば、あとは東北道に向かう合流地点さえ注意すれば、スムーズに行くはずである。運転手は途中、15-20分でも仮眠をとれば楽になる。