地域生態学レポート

                                                       国際学部国際社会学科1年

                                                       000104    板倉世典

 

@どうしてこの学科を選んだのか。

  私の将来やりたいことは、自然環境保護に役立つ仕事をするということです。一言で言えば、その最終目標を達成するために、自分に何が足りないかを見つけ、そしてそのスキルを身につけるため、幅広く学べるこの国際社会学科を選びました。この問題は、技術的側面から社会的側面まで幅広い範囲にわたります。文系の私としては、まず、環境破壊はなぜ起こるのかということが知りたいと考えています。ですから、人道的国際貢献、文化交流などを中心学びたいと思っている人とは、少し考え方が違うように感じます。はじめから環境専門の学部に入ることも考えましたが、考え方が狭まりすぎるのを心配して、少し距離を置きました。

  私がなぜ環境に関心を持ったかというと、奇跡の星といわれるこの地球を、たった数百年で死の星にするのはあまりにもったいないと思ったこと、そして、生物の一つである人類として、自然とともに生きていくのは、真の幸せではないかと考えたからです。ほかにもいろいろと理由はありますが、主なものはこの2つです。この考えは、ここ5年くらい変わっていません。今では何をするにも、環境を考えるようになってしまっています。

 

A授業の印象、感想、これからの希望。

  先輩から、農環は工学部のような、理系の分野ばかりあると聞いていて、出入りすることはないと思っていましたが、試しにこの授業に出席してみて、本当に自分がやりたいことがやれそうだという気がしました。国際学部の授業はどうしても文章とばかり向き合う時間が多く、また、カリキュラムを見ても、最近国際問題とされている割には、地球環境に関する授業があまり開講されていないので、少し不満に思っていました。そんな不満を解消することができそうです。生態系は環境を考える上で主要な要素と思っていますが、この分野に関してはほぼまったくの無知なので、これからの授業が大変楽しみです。

  これからの希望ですが、環境保護という漠然としたもの以外に、明確なものが決まっていない状態です。しかし、英語にせよ何にせよ、基本的な学力、知識が足りないので、まずそこから高めようと考えています。また、単に数学が苦手だからと文系と理系に分け、片方しかやらないという高校のような勉強も問題だと思いますし、実際に使えないとも思いますので、理系の勉強もすべきなのかもしれないとも思い始めています。将来の選択肢の1つに、大学院への進学も視野に入れています。環境を専門に考えるなら、筑波大学の環境科学研究科あたりがよいのではないかと現在調べた限りでは思います。自然を支える根本は木ではないだろうかという今の自分の考えから、林科の授業もいずれとろうかとも思っています。国際社会学科の国際協力論もとるつもりです。いずれにせよ、漠然としていて方向性が定まっていないのが現状です。今は本来の希望を見失わないよう、その場その場で、自分が必要な勉強を見つけ、それを地道にやっていこうというところです。将来は、地球が複雑な生態系を保ったまま、水と緑にあふれて生命の星でありつづけられる星となるのに、少しでも手助けできるような人になりたいです。