ジョイント合宿2000参加者の感想
ジョイントゼミを終えて 辻 裕介(国際学部国際文化学科3年)
今回、ジョイントゼミに参加するにあたって10月からの2ヶ月間発表するための準備をしてきた。他大学との合宿や発表会は初めてだったので、不安と期待の入り混じった2ヶ月間だったが実際にジョイントゼミが始まる12月は思っていたよりも早く来た。初日は共通テーマから始まり宇都宮大学の図書館に関する発表が最初だった。次々と各大学の発表が進んでいき、どれも2ヶ月間という期間の中で調べてきたとは思えないほど質の濃い発表ばかりだった。私の発表は2日目にあったため、一日目の夜は最終確認とその準備に追われ、忙しい夜を過ごした。
2日目はゴミ問題、少子・高齢化、市町村合併の発表が行われ自分の興味のあるところに行き、発表を見るのだが私自身午後に発表を控えていたため、午前中は本当に緊張のしっぱなしだった。午後、地域コミュニティー・町づくりでは一番最初に私たち宇都宮大学が最初で人も昨日の共通テーマの発表の時よりも少なかったため発表が始まったときは思っていたよりも緊張はしなかった。発表が終わり、学生たちの質問攻めには本当に困った。その後の先生たちの批評の際、一番最初に武藤先生から厳しい批判を受けたときは、本当に愕然としたのを覚えている。その後の総評では宇都宮大学の市町村合併の発表が最も良いものだと評価されたときはまるで自分のことのように喜びました。最後の打ち上げでは、各大学との交流が中心となりいろいろな人たちと触れ合うことができ、とても楽しいものだった。
3日目はソフトボールの大学対抗試合が行われた。午前中いっぱいしか試合はできなかったが部屋の中にばかりいたので最終日に運動をしたのは気持ちが良かった。私は友達の車で帰ったが、法政大学の人と昼ご飯を一緒に食べ、帰りのインターチェンジでも会ったりと最後まで一緒にいて楽しい人たちだった。
このジョイントゼミを通じて勉強だけでなく、いろいろな人とも出会え、いつも一緒にいる人たちの違う面も見れて楽しいゼミだった。
ジョイントゼミに参加して 松浦 愛(国際学部国際社会学科3年)
今回ジョイントゼミに参加するまで、行政に対する問題意識は本当に漠然としたものであった。しかし以前から行政と住民の間に隔たりがあるのではないだろうか、という疑問があり、今回はその疑問に多少なりの答えを見出せたという点からしても参加したことは非常に有意義であったと言える。
私は2日目の分科会「市町村合併」についての発表を行った。このテーマを選んだのは私の地元(岩手)で合併論議が起こっているという情報を知人から聞いたからであった。でもテーマ設定をするとなると、やはりフィールドワークが可能な範囲で調査対象となるところを選んだほうが良い。今回そのような考えで「さいたま市」を選び、与野市を軸として見ていったわけだが、これが見事に早稲田大学、中央学院大学も調査対象が「さいたま市」と同じであるが、視点は上尾市・大宮市とそれぞれ異なるという面白い結果になった。ある程度の共通知識があり、それぞれがヒアリングを行っていることから、「さいたま市」の合併問題についてそれぞれの立場からのディベートができたらもっと有意義になったのではないかと今になって思う。確かに時間的な制約はあるが、私にとって様々な意見を聞く時間は必要であると考えていただけに、十分な論議ができなかったのは残念であったように思う。
このジョイントゼミは普段聞くことのできない他大学の先生・学生の意見が聞くことができる。発表にしてもその方法は大学により様々で勉強になった。やはりヒアリングを行うことにより、より具体的で、また問題意識や自分の意見が明確であればあるほど論に迫力が出てくるし、それが発表の魅力となっている。今回いくつかの発表を聞いていてそのことを痛感した。私たちも金欠病になりながら3度にわたり埼玉へ足を運び、インタビューを行い発表に生かすことができた。また、何度もこの問題についてお互いの意見を出し、その都度議論を行ってきた。先生方にも認められ、今回の発表は満足のいく結果を収めることができた。それ以外でもレジュメの作り方から問題提起の仕方まで本当に多様で、興味深くまた今後の参考になった。レジュメに関しては、今回は冊子形式にしたが、これは非常に良かったと思う。今回のレジュメの表紙(こだわりの逸品!!)もなかなかの出来だと勝手に思っている。
参加する前に考えていたの3日間と、参加してから振り返る3日間は、時間的にも精神的にも全く違っていた。それだけこの3日間が充実していたといえる。行政に関する問題は非常に多くあり、またそれは企業活動や私たちの問題にも密接な関わりがある。今回私が考えている以上にそれが多くあることに気づくことができた。今回得た問題意識が一時的なもので終わらないためにも、日々の生活のなかで私なりに考えていきたいと思っている。
ジョイントゼミに参加して 澤田勝弘(国際学部国際社会学科3年)
今回、12月1日〜3日まで館山の中央学院大学館山セミナーハウスにおいてジョイント合宿に参加した。この合宿を通して感じた事は、まず行政学というものに対しての自分の考えを根本から考えさせられた。それは、行政学のキャパシティの広さである。ふとしたところに目を配ると行政学が関わっている事が発見できた。また、多くの友人に知り合えた事である。普段は他大学との交流が無いので、今回この合宿で5つの大学の共に行政に関心がある人々と共に話し合えたことにより、一つのテーマに対して自己主張をしつつ、他人の意見を尊重してディベートしていく事の重要性を学んだ気がする。そのため、極力多くの大学の多くの人と話すことを心がけた。信頼協力し合える友人が多く出来た事が、この合宿で得たもののなかで最も有意義な事であったと思う。
発表では、松島君・遠藤君・福田君たちに迷惑を掛けてばかりであった。事前になかなか合同で練習出来ないのに、発表は一番最初であったため、彼らにとても迷惑を掛けてしまった。しかしながら自分ではとても満足のいくものであった。心から感謝したい。
また、宇都宮大学がレジュメ大賞を受賞した事で、来年幹事校となる宇都宮大学へのいいステップになったと思う。来年は、今回の経験を踏まえながら、よりよいジョイントゼミ成功へ行政学ゼミ生の一人として後輩に協力し、また積極的にジョイントゼミ成功へ貢献していきたいと思っている。
ジョイント合宿の感想 斎藤雅美(国際学部国際社会学科3年)
他の班と比べて、何か堅苦しいようなテーマである法人班だが、基礎のキソから始めた勉強は本当に自分にとってプラスになったと思う。NPO法人にヒヤリングに行った際は、自分の事前学習というか予備知識がないため、質問に答えていただきながら、時事的な動きや、法律の解釈などをくわしく教えていただけた。NPO税制実現のための集会を聴講した時は、普段聞くことのできない、国会議員の方の発言や話口調からは学ぶ事も多かった。日常生活に直接は関わっていないような行政サイドに、自分から踏み込めた良い機会になったと思う。
他校各班の発表は、着眼点や考察の仕方など、参考となるところも多く、6校のカラーがよく出ていた。法人班の発表は2日目の午後と遅かったし、発表校も2校だけであったが、その発表をふまえての議論はとてもおもしろかった。発表者だけに質問を投げかけ、発表者だけが回答するのではなく、その場にいた人全員で論点について自由に意見を出し合える場があった。司会者がとてもうまく論点の舵取りをしてくれたので、75分という発表時間が本当に短く感じられ、議論の終わりを少し寂しく思えた。個々の率直な意見や感想も聞くこともでき、自分の気づかなかった視点を突いた意見にも引き付けられた。発表後に他校の先生との意見交換も貴重な経験だ。
合宿までの2ヶ月間はジョイント一色の毎日であったように感じるが、本当に受講してよかったと思えた。同時に、発表が終わったから勉強も終わるのではなく、議論の際指摘された点や、知らなかった事例について今後も関心を持ち続けたいと思った。合宿が終わった今としては、このような感想しか出てこない。レジュメ大賞の松浦さん・松下さん本当におつかれさま。それにしても館山は遠かった。
ジョイントゼミに参加して
松島一志(国際学部国際社会学科3年)
2000年12月1,2,3日と3日間、千葉の館山でジョイントゼミが行われた。私は中村ゼミを卒論ゼミにしていないのだが、いつのまにかゼミ長にされ、他大学の学生達とともに3日間有意義な日々を送った。
この3日間も思い出深いのだが、私の場合この3日間に行き着くまでの2ヶ月間がとても印象に残っている。2ヶ月間結構大変だったが、今となっては案外楽しく貴重な体験となった。10月に、私と福田君、トータ、澤田君の4人で班を組み、「図書館は本当に役立っているのか」というテーマ発表に向けて2ヶ月間頑張ってきた。調べていく過程で、栃木県の図書館に関するホームページはまったく充実していないことが分かり、インターネットからの情報収集が全くできなかった我々は自らの足で図書館や役所を訪ねるしか方法がなく、インタビューやそこでもらった資料をもとにして掘り下げていった。平日はほとんど毎日1回は行政学資料室に行って班のメンバーと話したりパソコンにうちこんだりしたが、時には休日に行ってやらなければならない時もあった。
途中、一人一人の担当したのをどう1つにまとめるのか、結論はどうするのかという問題で行き詰まる時があった。4人の中である程度の共通認識を作っておかなければならず、その認識を作り出すのにも一苦労した。しかし、その認識を作り出す時、4人とも自分の本音の意見を素直にぶつかりあわせた。私はこの瞬間を体験しただけで、このゼミに参加してよかったと率直に感じた。ゼミはゼミでも一人で発表にむけてすすめていくのと、班になってすすめていくのとでは責任も違うし、難しさも違う。また、どうしてもやる気のある人とやる気のない人との差が生まれてくる。正直私達の行政学ゼミ内でもこうした差はあるし、私の班内でもこうした差は正直見受けられた。
でも、あの本音の意見をぶつかり合わせてまとめを作ろうとした瞬間は、少なくとも4人とも1つの事に向かって力を合わせていこうとしていた。ゼミにおいて、ああいう体験が一番大事な事なのではないだろうかと私は思う。
「発表では自分達の用意した内容の半分も出すことができない」と中村先生はおっしゃっていたが、全くその通りで自分達の2ヶ月間調べあげた事を全てきちんとみんなに伝える事はできなかった。でも、4人でここまで築き上げた事が私はとても嬉しかった。みんなは私達の発表などとっくに忘れているだろうが、私はこれから先もこの発表の内容、そしてこれに至るまでの2ヶ月間をしっかり心にとめておこうと思っている。
(おまけ)
ジョイントの3日間では、私はあえて宇都宮大学の人達とはあまり仲良くしないようにひそかに心に決めていた。風呂の時は法政の人達と入り、食事の時は早稲田の人達と食べ、夜は2日連続法政の人達と話していた。私自身、法人の司会だったので、1日目の夜は法政の法人班と一緒に明け方5時まで彼らの発表の準備の手伝いをしていた。(宇都宮大学を手伝えよ!という声が聞こえてきそう。)また、法人の環境班のお手伝いも少しした。今思えば法政の人達とはかなり仲良くさせてもらった。(ソフトが終わって現地解散してからも私と辻っちは法政の人達全員(武藤先生もいらっしゃった。)と昼ご飯を食べ、途中まで一緒に帰った。)また、早稲田の人達ともけっこう一緒にいて仲良くさせてもらった。
このようにジョイントゼミは他大学の人達と仲良くなり、新しい刺激をうけるいいチャンスだと私は思う。私自身、いろんな刺激をうけた。発表や司会はやはり緊張したけど、往復12時間のドライブは楽しかったし、みんなとも仲良くなったし、いろいろ勉強にもなったこのジョイントゼミはとても楽しかった。
中村ゼミのみなさん、来年は宇都宮大学が幹事校です。ぜひ頑張って下さい.2000年度のジョイントゼミ長は心からあなた達を応援しています!
ジョイント合宿感想 福田拓郎(国際学部国際社会学科3年)
終わってみればあっという間の3日間だった。私は今回共通テーマ班の一員としてこの合宿に参加したが、千葉の館山という特別な環境も手伝ってか、私にとってのジョイント合宿は非常に印象深いものになった。また、特にこの行政学という分野は宇都宮大学国際学部の中では少数派の方で、普段なかなか行政学関係の講義を受けたり、そういう情報に触れる機会も少ないので、行政学を専攻する他大学の学生や教官の方達と一緒に過ごせた今回の合宿は貴重な経験でもあった。
私達共通テーマ班の発表は初日で、しかも順番が全大学の中で一番目だったこともあり、どのように発表と質疑応答が行われていくのか、勝手がわからないままでの発表だった。しかし幸い質問も多く、想像していたよりも気楽な雰囲気の中で議論が行われたというのが第一印象だった。この印象はその後の発表や、分科会にわかれる2日目でも変わることはなく、ただ発表を聞くだけではなく、こちらからも積極的に質問し、議論できる雰囲気ができていたのは非常に良いことで、これは今後も保っていきたいものである。
共通テーマは私を含めて4人で担当したが、4人もいるとかえって各自の予定が合わず、全員が揃って話し合う機会がなかなか作れなかったのは残念だった。そのため意思の疎通が足りず、最後の最後まで方向性をめぐって苦労することになってしまった。また、発表では事前に練習していたものの、いざ本番になると言うつもりだったことを言い忘れてしまったり、聞いてる人達に上手く伝えることができなかったことも悔やまれる。また、これまでディベートのような形態に慣れていなかったこともあり、他の人の話を聞いて考えることはしても、自分から意見を発信する段階になると途端に消極的になってしまったことも残念でならない。以上のように、今回の合宿では自分がまだまだ未熟であるということを再認識させられることになったが、これは今後の課題としてこれからの学生生活に活かしていきたい。
それから最後に、合宿までの半年間に渡って指導してくださった中村先生と、演習生として共に勉強し、参加した宇大の皆さんにもお礼を言いたいと思います。毎週の発表では貴重なアドバイスを頂いたり、他の班の発表は今まで自分が知りもしなかったことを考えるきっかけにもなり、大変良い刺激を受けました。興味の範囲も広がり、今後の自分の学業に対する姿勢にも少なからず影響を与えることになるでしょう。皆さん本当にありがとうございました。
ジョイント合宿を終えて 松下容子(国際学部国際社会学科3年)
このジョイント合宿を終えてその準備に追われた2ヶ月間を振り返ると、その間実に様々な勉強をさせてもらったと思う。
私たちが「市町村合併」をテーマに選んだのは、2001年5月に合併する大宮・浦和・与野市の三市合併に少なからず疑問を持ったからだ。与野市は合併をすることでゴミの削減のために行ってきたゴミ収集の有料化を放棄することを余儀なくされる。私たちはこれに疑問をもった。このことはテレビの報道で知ったのだが、大宮市と浦和市(両市ともゴミ収集は無料)は、市の規模が大きくなれば徹底するのは難しいからと回答していた。その映像を見ても、とても大宮市と浦和市が与野市を対等な市として扱っているとは思えなかった。そこで、このような大きな市の意見が簡単に通ってしまう合併のモデルができてよいのかという疑問のもと、ゴミ問題を中心においてこの三市合併を考察するつもりでいた。しかしこの問題を調べれば調べるほど、私の疑問は違う方向へ向くことになる。
行政と住民の溝。行き着いたところはそこであった。住民の意向を聞き入れて住民が住みやすい体制を整えるのが行政の役目であるはずなのに、しばしば両者は対立する。それは合併というフィールドでも同じことだった。結局そこに行き着いたことは今思えばあたり前だと思えることかもしれないけれど、その時は混乱した。どうしようかと思った。最初の主旨と違うレポートになる。また、これはもしかしたら「市町村合併」をテーマにしたものでもなくなるかもしれない。けれどそれを無視してこの三市合併を語ることは私たちにはできなかった。そうして方向転換を決めて合併反対をかかげている市民団体への取材を行ったのは11月に入ってからであり、行政への取材は11月最後の金曜日であった。
結果、レポートは合併に対する私たちの疑問の変遷をたどりながら三市合併を考察していくものとした。この構成も最後まで悩んだ。果してこのやり方で、初めて「市町村合併」に触れる人たちに理解してもらうことはできるのだろうか。また、そもそも私たちの論点はずれてはいないか。そんな不安の下、けれども自分たちの疑問を解明することに忠実に、私たちはこの問題を真っ向から取り組んだと思う。その成果を出し切るようにプレゼンテーションも答えられることは全て言いきった。しかし発表の後、先生方の反応を見てとりあえず自分たちが疑問に思ったことが的外れではないことがわかって胸をなでおろした自分たちがいて、笑いあった。そんなレベルで喜んでいたので、きちんとした評価をいただいたのは本当に青天の霹靂のようなもので、ただただ驚くばかりであった。しかしこれであの慌しかった2ヶ月間が報われたと思ったのは言うまでもない。
このジョイント合宿における学習で、確かに「市町村合併」について多少は詳しくなった。しかしそれより学習したのは、考察する方法であると思う。 疑問を自分が持つ全ての知識を総動員することで解明していくこと。それが「考察する」ということだと知り得ることができた。それが今回の合宿を終えてみて一番感じることである。
ジョイント合宿2度目に参加して 宮田弘美(国際学部国際社会学科3年)
ジョイント合宿2度目、ということもあり、やや落ち着きを装ってはみたものの― それはただの見せ掛けにすぎず、今年もやはり自分の勉強不足を強く感じた。
分科会のとき、武藤先生に「コミュニティーという論点からずれている」というコメントをいただいたが、自分たちがやってきたことは問題外であり、痛いところをつかれたことや、事実のあまり反論できなかったこともあり、悔しさと恥ずかしさで一杯だった。しかし、基本的なことを疎かにしてしまい、知識が身についていない自分の現状を、直視することができたという点は、今後の課題として重く受け止め、逃げずに向き合っていか
なければならないと思った。
そして、今回のジョイントでは、内部で「非社交的」と言われ続けた私が、連絡係と書記をやったことは、周囲の多大な協力の下で、頑張れた気がする。書記は、発表とは全くもって対照的に、苦痛に感じることなく、自分なりのこだわりをまっとうできた。
ジョイントを通して、私は「行政学というものは、やはり自分には向いていないのではないか」という、常日頃からの疑問をより一層深めながらも、遅ればせながら、友達や仲間に、精神的な面で支えられてきたことや、その他もろもろに対して、素直に感謝したい気持ちです。
ジョイント合宿の感想
遠藤 東太(国際学部国際社会学科3年)
今回ジョイント合宿に参加してみて様々な点でいい経験になった。まず公共文化施設というテーマで図書館について調べたことだ。自分は視覚障害者について調べたがその手の専門の人と話すことで普段自分になじみの無い障害者の苦労というものを知ることができた。今回はテーマがテーマだけにそれほど深く追求したことをレジメに載せる事はできなかったが実際話を聞いたときには図書館の視覚障害者サ−ビスという分野を越えた障害者のあり方みたいなところまで話が飛躍しとても勉強になった。
逆にくいの残ったことは、発表者が4人と多かったために発表の内容が今ひとつまとまりが無くただ単に4人の調べたことをそのままレジメに乗せてつなぎ合わせたという感じになってしまったこと。またレジメも少しわかりやすさにかけていたように思う。他の大学のレジメにはとてもわかりやすいものもありとても参考になった。もう少し4人で深く話し合うべきであったと思う。
次に交流について。みんなやはり自分たちの大学で固まってしまったように思うが、これはある程度仕方が無いことでもあると思った。でも飲み会は盛り上がったと思う。個人的にはやはりどんどん交流すべきであるから部屋割りも大学ごとにせず混ぜてしまったり、また食事のときも席を事前に決めておくなどしてもよいと思うが社交性というのも個人差があるのでやはり強制はよくないと思う。
最後の日のソフトボールについては、個人的には競技を変更したほうが良いと思った。なぜならソフトボールでは男女差がありすぎるから。バレーボールならば女の人もみんなできるので自分はバレーボールを推したい。それにバレーはセットごとなのでそれごとにメンバーを入れ替えていけば全員試合に出られるし、そして体育館でやるため今回のソフトのような離れたグラウンドへの移動の面倒くささからも開放され
ると思う。
来年は宇都宮大が幹事校であるが今年の教訓を生かせば必ずいい運営ができると思う。確かに幹事校というのは重要な役目でありそれだけ大変であると思うが、それと同時にとてもいい経験になりうると思う。自分もできればまた来年も参加したいと思うし時間があればその運営にも携わりたいと思う。
ジョイント合宿に参加して 岡本優子(国際学部国際社会学科3年)
今回初めて勉強を目的としたジョイント合宿というものを経験しました。数ヶ月の間、自分たちのテーマについて調べることから始まって、それにかかわる団体に、栃木県庁を含め、自分たちの足でインタビューに行きました。
一つのテーマについて勉強し、そこから考えてレジメを作成する。そして各大学からそれぞれのチームが持ち合ったレジメを発表し、ジョイントし合う。これは、他の人たちがやって来たことを短時間で聞くことができ、生の声が盛り込まれているのですごく勉強になるし、今まで考えもしなかったような視点からの発表にわくわくしました。
今回の発表では、教室全体が一つになって、誰と構わず意見が言える熱い討論ができて本当に楽しかったです。いい経験ができたと心から思います。
ジョイント合宿の僕の感想 リザ(国際学部国際社会学科2年)
合宿の僕の感想なんですけど僕にとってその3日間ですごくいい経験もらいました.僕にとってとても役に立つなACTIVITYだと思います.他の日本にある大学と交流してとても面白かっただと思います.僕がその合宿でたくさんの新しい友達を作りました.そして始めて早稲田大学の大学院をあってさすがみんなの高いレベルをすぐ分かりました.一つの日本である有名な大学にとしてみんなの態度とか瞬間とか発表仕方とかすごくすばらしかっただと思います.
僕がその合宿でただ一人の留学生がいるので最初に来た時ちょっと心配しちゃったんですけど宇都宮大学の友達しかしゃべれたのでちょっと不安な感じがしました.後は合宿で僕が発表しなければならないので僕の発表は全然行政学と関係がないと思ったんですけどその理由で発表の日の前の夜は僕が眠くならなかった.何回僕が僕のレジメを直して繰り返しグルップメンバーと一緒に練習していい発表をしたいためにすごく僕たちが頑張りました.
発表日はすごく緊張して他の大学の発表のようなやりたいですからすごくPRESSUREを感じました.でも発表の終わったらすごく安心しました.やりたいことはやったからすごく大満足でした.その時頭の中に飲み会だけ考えています.僕がお酒は飲んではいけないけどその飲み会ですごい新しい友達を作るためにいいCHANCEだと思います.そのよる飲み会ですごく楽しかった.たくさんその前の他の大学のあまりしゃべれない方が僕に来て友達になりました.すごくうれしかった.記念写真たくさんとって、みんなの電話番号交換して今からもっと仲良くになるほしい.
SOFTBALLのやる時は僕がその時はじめてSOFTBALLをやりました.最初は全然やり方は分からないからやらないかなと思ってで先生が大丈夫といったから僕がやりました.中々面白いのスポッツだと思います.僕が始めてHOMERUNをうってすごくいい感じがしました.僕達は最初は弱いと思ったんですけどなかなかそのときやりましたね.3位をとってぜんぜん思わなかった.今からもっともっとSOFTBALLをやりたいと思います.SOFTBALLを終わったら最後になります.記念写真をみんな全員に取りました.みんなの感じはその時僕が分かりました.ちょっとつかれたんですけどやっぱりみんなが大満足だと思いました.僕もそう思ったんですけどそう言うふうな合宿もっとたくさん参加したいです.これで私の感想文を終わりました.もう一回先生のおかげでたくさんのことがその合宿のやった時僕を勉強になりました本当に感謝しています.いろいろなどうもうありがとうございました.
6回目のジョイント合宿 中村祐司(行政学演習B担当教官)
「嵐」のような3日間だった。行きに不覚にも市川市街で迷ってしまい、会場の館山セミナーハウスに到着したのが開会式の15分程前。海辺の店で新鮮な刺身を食べる楽しみや、ベッドに横になって休息をとるという当てが最初からはずれてしまった。大学ごとの挨拶の際にゼミの幹事長が代表して一言述べることになったが、何と我がゼミでは幹事長を決めていなかったことに気づき、ここでもあわてた。ゼミ生は皆で顔を見合わせるばかり。考えてみればゼミ長を決めることなどおかまいなしに、10月以来ひたすらジョイント合宿に向けてやってきたのだ。
1995年から参加して6回目になるにもかかわらず、自分自身全くマンネリを感じないのは単に毎年毎年テーマが異なるという理由からではなく、「新しい出会い」があるからだろう。面白いもので大学毎の校風なようなものは毎年何となく変わらないものの、学生気質というか、参加大学全ての学生が醸し出す雰囲気なようなものが年によって全然違っていて、これが教員という立場からみると大変興味深い。
また、それぞれのゼミを率いる先生方の個性がそのままゼミの雰囲気に反映しているようでこの点もとても面白い。宇大のゼミ生を見ていると随所に生真面目さが表れており、何だか自分で自分の鏡をみているような不思議な気持ちになった。
レジメ作成に真剣に取り組んだ彼ら彼女らの姿を見ているだけに、発表の際にはうまくいくように祈る気持ちであった。いや、うまくいくかいかないかはどうでもいいことだったかもしれない。とにかく、やってきたことを与えられた時間の中で凝縮させ力を出し切ってほしいと強く願った。レジメ大賞を先生方の全会一致で獲得できたことはゼミの皆が誇りに感じていいのではないか。要するにやればできるのである。意志あれば道ありということだ。そして宇大の外に出て「他流試合」を経験したことは一人一人にとって学生時代の一つの「財産」になったことは間違いないだろう。今回の3日間の「嵐」の経験を、どうか一人一人、これからの夢の実現に向けた「船出」にしてほしいと願っている。
ジョイント合宿では学生間、教員―学生間の熱い議論と同時に、夜は教員同士の行政学研究をめぐる激烈なそれでいてとても楽しい議論が交わされた。私自身、初日、2日目と話しに夢中で気が付くと午前3時という具合だった。普段の生活では考えられないようなエネルギーが発揮されるのは年に一度、この場においてこそ自分の研究スタンスを再確認できるからである。一口に行政学の研究者といっても問題に対するアプローチの仕方や事象に対する価値評価は先生方によって全く異なるといってよい。その意味でも学生にとっては複数の先生方と同時に接することができた意味は大きかったのではないだろうか。
潮風を浴びながらの最終日ソフトボールではさすがに体が動かず、せめて声だけはと思っていたのだが、試合が進むにつれて声も出なくなったのはショックだった。気持ちに体がついていかない年齢になったと痛感した。まあ、ぎっくり腰にならなかっただけでも幸いだった。来年に向けて大学グラウンドでのジョギングを週2、3回は続けていかなければ。